J2開幕 攻守に精彩欠き横浜FCに0-1

170228yamp今季のサッカーJ2は26日に開幕し、J1再昇格を目指す松本山雅FCは横浜FCと横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で対戦して0-1で敗れた。現地に駆け付けた約6000人のサポーターをはじめ、地元でも多くのファンや市民が声援を送った。
サポーターの交流の場やクラブの情報発信の拠点として、前日に松本市大手4に開店した「喫茶山雅」は、開幕戦をライブ配信で観戦する催しを行い、参加希望者のうち抽選で当たった約50人が来場。プロジェクターが映し出す大画面を見てチャンスに歓声、失点に悲鳴を上げ、好プレーに拍手を送った。
山雅を応援して3年目という松川村の田中晶さん(19)、葵さん(17)姉妹は「新しい選手が加わりレベルアップしたと感じた。昨季は悔しさしか残らなかったので、今季は優勝してJ1に昇格してほしい」。
喫茶山雅の食事(有料)付きの観戦は、3月は山雅が敵地で戦う5、12日に行う。アルウィンでのホーム開幕戦は19日。

「われわれらしさが3分の1くらいしか出せなかった」(反町監督)という言葉通り、山雅は攻守に精彩を欠き、2シーズン続けての黒星スタートとなった。昨季序盤のもたつきを反省し、今季は早めにチームをつくり完成度を高めたはずだったが、キャンプ中の練習試合でも目立った得点力不足は解消できていない。
反町監督が攻撃の工夫不足や緩慢な守備を嘆き、「省エネで勝てるチームではないし、そういう(労を惜しまない)チームづくりをしてきたが…」と話した90分間。
「攻守でめりはりが付けられず、ずっと同じようなペースで終わってしまった」と振り返ったのは岩間。
新加入の橋内は「もっとボールを動かせるようにならないと。自分たちでチャンスがつくれなかった点に目を向け、やっていかなくては」と力を込めた。
「ここからはい上がっていくのが山雅。底力を出し惜しみせず、次の試合に向かっていく」と指揮官は前を向いた。

山雅は試合序盤に両サイドやCKから好機をつくったが、前半16分にパスをつながれ、ミドルシュートを決められ失点。その後は狙いがあいまいなクロスなど単調な攻撃を繰り返した。
後半も相手ペースを覆せず、パスのミスや連携のほころびでピンチを招く場面も。宮阪、志知、三島を投入して得点を狙ったが、試合を通じて決定機は少なかった。
次節(3月5日)は愛媛FCと松山市のニンジニアスタジアムで対戦する。昨季の対戦成績は2引き分けの難敵。ホーム開幕戦を制し、勢い付く相手にどう挑むか。

【選手コメント】
21番・鈴木(リーグ初出場)「失点は誰かが悪いのではなく、ああいう場面を作らせてしまったチーム全体の責任」
3番・田中「敗因を一つに絞るのは難しく、経験がある僕が、何が悪いかを皆に伝えることができなかったのも一因。足りなかった『何か』を改善したい」
4番・飯田「引いたつもりはなかったが、互いに蹴り合う展開で(横浜FW)イバにボールが収まってしまい、そこでファウルをしてFKで押し込まれた。失点は、組織が崩されたわけではない」
10番・工藤「攻撃のスイッチの入れ方など課題が残った。まだ発展途上。悪かった点を探すより、これからどうしていくかが大事」
8番・セルジーニョ(新加入)「たくさんのサポーターがいて良い雰囲気の中で、本当に幸せな気分でプレーできた。こういう環境だとモチベーションが上がる」
20番・石原「横や後ろへのパスが多く、勝負に行けなかった。もっとゴール近くでボールをもらい、自分で仕掛ける場面を増やさなくては」
9番・高崎「自分たちの力を出せていない。出せていたら負ける試合ではなかった」
15番・宮阪「もっとボールに触れればよかったし、シュートチャンスも決めきれず悔しい」
11番・三島「久々の雰囲気で硬さがあったかもしれない。もっとゴールに向かうプレーをしなければ」
25番・志知(リーグ初出場)「中に切り込んでのシュートや、縦に仕掛けてクロスというのが求められていたと思うが、得点につなげられず悔しい」
(長岩将弘、大山博)