J2第34節 終盤3失点し痛恨の逆転負け

170926yamp衝撃的な敗戦だった。J3降格圏に低迷する相手に終盤の7分間ほどで3失点し、逆転負け。山雅が2点リードをひっくり返されて敗れたのはJリーグ入り後初めて。連勝も4で止まり、シーズン終盤の追い上げムードがしぼむ内容に、試合後はサポーターから大きなブーイングと「しっかりしろ」という怒声も。山雅は6位に後退し、J1自動昇格圏の2位との勝ち点差は7に広がった。
田中は「最悪の試合。典型的な悪いパターン」と唇をかみ、途中出場の石原も「ミスで相手を勢いづかせてしまい、ずるずると失点した。ブーイングも仕方ない」と表情をこわばらせた。
「ゲームの展開の中で過信が生まれたように感じた」と反町監督。前半から1対1の対応で後手に回る場面が見られるなど、ぴりっとしない内容だったとし、「それでも2-0になって『何とかなるんだ』と思ってしまい、一つ一つのプレーに対する執着心が薄れていった。そのつけが最後に回ってきた」と指摘した。
橋内は「1点返されてバタバタし、修正し切れなかった。2-0になった時から『1(失)点で流れが変わるから気を付けよう』と声を掛け合ったが…」。
岩間は「1点取られてもリードしていた。そこで自分たちがどういうサッカーをすべきだったのか、チーム全体で整理できていなかった」とし、「こういう展開の試合運びに課題がある」とした。
ただ、反町監督は「(後半ロスタイムで勝ち越しを許した)昨季のJ1昇格プレーオフを思い起こさせるような試合だったが、違うのはまだゲームが残っている点」。
橋内は「『まだ8試合もある』という考えではいけない。これから勝ち点24を積み重ねなくては」と、危機感を持って立て直す姿勢を強調した。

J2は23、24日、34節を行った。4位の山雅は24日、21位レノファ山口FCとアルウィンで対戦し、2-3で敗れた。
前半は一進一退だったが、山雅は高崎が自ら得たPKを決めて先制。後半開始直後には相手GKがバックパスを止め損ねてOGで加点。
山口が終盤に選手と並びを変えて反撃に出ると山雅の足が止まり、1点を返されると続いてカウンターから左サイドを破られ、村山が弾いたシュートのこぼれ球を蹴り込まれて同点。さらにロスタイム突入直後にも再び左サイドから切れ込まれて逆転された。
次節は30日と10月1日。山雅は30日、11位の水戸ホーリーホックと敵地で対戦する。午後3時開始。今季は18節(6月11日)にアルウィンで対戦し、後半にFKから失点して0-1で敗れている。

【選手コメント】
6番・安藤(左サイドで今季初先発) 前半から相手が自分のサイドに人数をかけ、攻めようとしているのは分かった。前半は何とかしのげたが、後半のカウンターは勢いがあった。最後は裏を突かれて踏ん張り切れなかった。
7番・武井(パウリーニョと代わり後半35分から出場) 自分が入って3失点。試合を落ち着かせようとしたが、悪い流れを持ち込んでしまった。勝てたゲームだったのに情けない。
16番・村山 チームとしても個人としても未熟。リードを守り切れなかったのは精神面のもろさもある。ここから立て直さなくては。
5番・岩間(けがで欠場の飯田の不在について) (後藤)圭太には彼のよさがあり、飯田がいないデメリットは皆でカバーするのが当然。自分もうまくゲームをコントロールできなかった。個人がどうこうではなく、チームとして反省点が多い。
(取材班)