J2第25節 長崎に1-0、最終盤で根比べ制す

160726yamp

J2は24、25日、各地で第25節を行った。前節まで暫定2位の山雅は24日、10位のV・ファーレン長崎とアルウィンで対戦し、1-0で勝った。北九州、札幌へ遠征した2戦を含め、9日間で3試合をこなす過密日程の最終戦。ここ6戦無敗と好調な相手との「根比べ」(反町監督)を最終盤の得点で制し、ホーム6連勝で自動昇格圏内を維持した。
4日前の前節は首位の札幌に敵地で惜敗。連勝は5で止まったが、「決して下を向くような内容ではなかった。われわれが持っているものを出し切り、連敗しないことが大事」と話した指揮官。それを実行し、厳しい試合を勝ちきった。
前半は連戦の疲れもあってかパスやクロス、ボールコントロールなどプレーの精度を欠く場面が散見された。相手に決定機は与えなかったものの、山雅の攻撃も迫力を欠き、0-0で折り返した。
後半は立ち上がりこそ攻め込まれたが、20分あたりから主導権を握り攻勢に。
41分、相手ボールを奪った後藤が工藤に預け、そのまま左へ駆け抜ける。工藤は中央をドリブルし、右を上がった高崎へパス。左から中央へ切れ込んだ後藤が相手DF2人を引き付け、高崎は左でフリーになった途中出場の山本へクロス。
終盤のカウンターで4人が前線へ駆け上がる走力に、今季攻撃の形として追求する連携が融合。山本は倒れ込みながらも左足を振り抜き、試合を決める先制点をもぎ取った。
石原らが復調した15節以降、先発が激減した山本。悔しさをばねに短い時間で結果を出し、「何も考えずに打った。守備陣も無失点で終えてくれ、みんなの勝利」と充実感を漂わせれば、指揮官も「チームの総合力で切り抜けることができた」と、うなずいた。
山雅は22日、水戸で今季チーム最多の9得点を挙げているFW三島の獲得を発表。ライバルが増える山本だが「自分の特長を生かし、負けないよう頑張る」。
チーム内の切磋琢磨(せっさたくま)もシーズン後半戦の推進力にしたい。
(長岩将弘、松尾尚久)