J2第24節 愛媛に2-1 粘り勝ち、PO圏内射程に

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試合開始早々に先制して2-0で折り返しながら、後半は相手の猛攻にさらされ「今季一番苦しかった試合」(反町監督)。昨季から3戦続けて引き分けていた愛媛に粘り勝ちし、ホームでは2連勝で8位に浮上。昇格プレーオフ(PO)進出ラインの6位との勝ち点差を1まで縮めた。
「3点目を取るチャンスもあったが、最後は本当によくしのいだ。そこは今季前半戦で見られなかった部分」。指揮官は課題を挙げながらも、勝ち点3をもぎ取った選手をたたえた。
橋内は「われわれがシーズン後半になって大きく変わったとは思わない」とし、「危機感を持ってもう1メートル走る、もう1歩足を出すなど、細かい部分を一人一人が突き詰める意識が、少しずつ形になってきたのでは」と話す。
愛媛の間瀬監督が「中盤でうちのパスをつぶし、足の速いシャドーが(守備の)裏へ抜け出す狙いは分かっていたが、分かっていながらやられた」と悔やんだとおり、10試合ぶりに先発したセルジーニョが2アシストに加えて守備でも躍動。
9試合ぶり先発のパウリーニョもボール奪取の持ち味を発揮し、反町監督は「彼らが強みを見せてくれたのはうれしい」とうなずいた。
一方、前線で攻撃の起点となった高崎は「失点してからリズムに乗れず、追い付かれてもおかしくない試合。苦しい時こそ前に出なくては」と課題を挙げた。
橋内も「力は付いてきているが、(5戦続けて)無失点の試合がないのは気がかり」と指摘。「『1失点は仕方ない』という展開にしないことが大事。加えて3点目が取れるチームになるように練習しなくては」と力を込めた。
指揮官は「この勝ちを次につなげなくては意味がない」と、2週連続のホーム戦を見据えた。

J2は7月22、23日、24節を行った。11位の山雅は22日、14位の愛媛FCとアルウィンで対戦し、2-1で勝った。
前半2分、セルジーニョが倒れながら出したスルーパスに石原が走り込み、GKとの1対1を冷静に決めて先制。35分には高崎が頭でそらしたロングボールをセルジーニョがシュートし、GKの弾き返しを石原が蹴り込んだ。
後半7分に1点を返され、選手と並びを変えた相手に押し込まれたが、最後まで集中して守り切った。
次節は29、30日。山雅は29日に17位ツエーゲン金沢とアルウィンで対戦する(午後6時開始)。今季、金沢とは16節(5月28日)に敵地で対戦し、4-0で勝っている。

【選手コメント】
8番・セルジーニョ 先制点はよいタイミングが重なった。スライディングすれば間に合うと思い、石原が絡んでくれると信じていた。2点目はGKの上を狙ったシュートは防がれたが、こぼれ球を石原が狙っていたのでよかった。
ポジション争いがあるのはよいことだが、ベンチに座っていたくない。仲間をリスペクトしながら、先発のチャンスが来るのを待っていた。試合に出られない時も、ひたむきな姿勢は持ち続けなければ。自分のゴールより、チームの勝利のために戦う。
20番・石原 (2シャドーを)セルジーニョと組む機会は今季ほとんどなかったが、うまく得点に結び付けられた。勝てたのはよかったが、続けていくことが大事。修正すべき点はしなくては。
金沢との前回の対戦では自分が得点している。2節続けてホームで戦えるのは強み。また決められるようにしっかり準備する。
(取材班)