J2第22節 2カ月ぶりホーム白星 横浜FCに3-1

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今季開幕戦で敗れた相手に快勝し、シーズン後半を白星で発進。ホームでは10節・讃岐戦(4月29日)以来、約2カ月ぶりの勝利となった。押し込まれる時間が長かったが、しっかり耐えて好機をものにする「われわれらしさがふんだんに出たゲーム」と反町監督。今季最長の4試合無敗とし、ようやく浮上の気配が見え始めた。

ハードワークや球際の強さ、体を張った守備、セカンドボールへの執着心-など、今季は鳴りを潜めていた“らしさ”が随所にうかがえる試合だった。
「どの試合もそうだが、非常に難しいゲームだった」と切り出した反町監督は、最も評価できる点として、リーグトップの15点を挙げている横浜FWイバを抑え込んだ守備の頑張りを挙げた。イバを「相手の攻撃戦術の大部分を担う選手」とし、「彼をしっかり抑えられたことが、少ないチャンスで勝てた要因」。
橋内も「(イバは)高くて強いのでボールを収められてしまうこともあったが、それでもチームとして慌てず対応できた」と胸を張った。
山口との前節は追い付かれながら終盤に勝ち越した。2試合続けて勝ち切れた理由を橋内は「チームが成長した」と話す。
反町監督も「シーズン前半の課題を少なからず修正できた。押さえるべきところを整理して臨めた」とうなずく。
今節の勝利で勝ち点で横浜を抜き、順位も5月上旬以来の一桁に。次節も上位の長崎との対戦で、勝てば昇格プレーオフ進出圏の6位以内に浮上する可能性も。指揮官は「マラソンも折り返し地点を過ぎてからどれだけ走れるかが勝負」と闘志をたぎらせた。

J2は8、9日、第22節を行った。12位の山雅は8日、8位の横浜FCとアルウィンで対戦し3-1で勝った。山雅は8位に浮上した。
落雷の可能性で30分遅れて試合開始。山雅は序盤からイバを軸とした相手の攻撃に押され守勢に回ったが、決定的な場面をつくらせずにしのいで前半終盤、右の深い位置からの宮阪のFKに高崎が頭で合わせて先制し、ロスタイムには右後方から橋内が浮かせたボールを高崎が頭で決めて追加点。
後半にも宮阪の右FKからのこぼれ球を橋内が押し込み3点目。終了間際にPKを与えたが、相手の反撃をほぼ完璧に防ぎ切った。
山雅は12日、天皇杯3回戦でJ1サガン鳥栖とアルウィンで対戦(午後7時開始)。リーグ次節は15日、トランスコスモススタジアム長崎(諫早市)で4位V・ファーレン長崎と対戦する(午後7時開始)。今季、長崎には7節(4月8日)にホームで3-0で勝っている。

【選手コメント】
9番・高崎 2得点ともいいボールが来たので当てるだけだった。3点目は僕に当たりこぼれた球をハシ(橋内)が決めた。自分で決めたかったが、ハシのほうがいい体勢だった。
シーズン前半になかなか勝てなかったのは、得点できなかった自分の責任も大きい。これからしっかり挽回したい。
5番・岩間 90分間を通して苦しい展開だったが、自分たちらしさを出せた。前半に2点取ってくれたので、余裕を持って戦えた。
シーズン前半に僕らの良さが発揮できなかったのは、開幕戦で出し切れず、ずるずるきてしまった部分も。「成長したところを見せよう」とミーティングで確認して試合に臨んだ。
皆(今季前半からの)切り替えはできているし、後半はよいスタートが切れた。ここからの継続が大事だ。
23番・岡本(負傷の田中に代わり後半途中から出場) サイドはリーグ戦では初めて。緊張したが楽しめたし、周りを見る余裕もあった。積極的かつ冷静な判断もできた。こういうプレーを継続したい。まだまだやれる部分がある。
(取材班)