J2第10節 今季最多得点で大勝 内容に課題も

170502yamp

「前半戦のヤマ場」と反町監督が語った8、9節のアウェー連戦は1分け1敗で、3試合ぶりのホーム戦の相手も前2戦と同じ下位チーム。山雅はこれ以上の取りこぼしが許されない状況で、今季最多の4得点で大勝。2人が退場した相手の自滅でもあったが、9日間で3戦する過密日程の初戦を制し弾みをつけた。
「11人対11人だったら、どちらに転んでもおかしくなかった」。大勝にも反町監督は表情を緩めず試合を振り返った。
2点目を挙げたPKが試合を決める「ターニングポイント」だったとし、「得点機を決め切り、それ(ターニングポイント)を前半のうちに自分たちでつくらなければ」と注文。「相手の精度不足に助けられた。決してわれわれが強かったわけではない」
3点リード後に投入した選手たちも、志知に消極的なプレーが目立つなどレギュラーを脅かす動きに乏しく、指揮官は「交代には理由がある。それを証明してほしかった」とおかんむりだった。
それでも、思うように勝ち点を積み上げられなかった前2節を仕切り直せたのは大きい。
「一度の好機で決められればいいが、そうはいかない。チャンスを多くつくったのは良かったし、もっと増やすことが大切」と橋内。田中は「昇格を狙うチームが3試合続けて勝ち点3を取れないことはあり得ない。プレッシャーはあったが、それに打ち勝つのが俺たち」とうなずいた。
10節までを終え、6位の山雅を含む1~7位が勝ち点3差にひしめく。5月は13~21日にも過密日程があり、シーズンを左右する重要な時期になりそうだ。
田中は「得意な夏場にトップに立つ。そのために、この3連戦で勝ち点9を」と力を込めた。

J2は4月29日に第10節を行い、8位の山雅は20位カマタマーレ讃岐とアルウィンで対戦。4-0で快勝した。
山雅は前半、宮阪の右FKを高崎が右足ボレーで決めて先制。後半はセルジーニョのシュートが讃岐DF李栄直のハンドを誘い、李は2度目の警告で退場。PKを高崎が決めた。さらに讃岐DFエブソンも石原を倒して警告2度で退場。宮阪のFKのこぼれ球を後藤が右足先で押し込み、終了直前には岩間がダメ押しした。
次節は3日。山雅は昨季J3優勝で昇格した大分トリニータと大分市の大分銀行ドームで対戦する。大分は現在、山雅と勝ち点1差の9位。

【戦い終えて・選手コメント】
9番・高崎 前2節も内容は悪くなかったが、決定機を外し続けた。今日は決めるべきところを決められた。もっと点を取れたとは思うが、無失点で抑えたのは大きい。
相手が9人になってから点が欲しくて前掛かりになり、中盤でボールを受けにくくなったのが課題。
4番・飯田 (前2節の反省から)コンパクトにプレーしようという狙いを研究され、裏に走り込まれた。それでもラインを高く保ったので、結果として高い位置でボールを奪ってカウンターに転じ、相手のファウルを誘えた。
昨季のようなもったいない失点が今季は少ない。相手のスーパーシュートが入ったり、オウンゴールがあったりはするが、守備は昨季よりできている。
13番・後藤(今季初得点) イイさん(飯田)とヒロさん(高崎)がつぶれてくれたところを自分が押し込み、役割を果たせた。すぐに大分戦がある。アウェーで良い結果が出ていないので全力で勝ちにいく。
5番・岩間(今季初得点) 3点リードの終盤も無失点で終えるよう心掛けた。ミシ(三島)からいいパスが来て、ファーストタッチでイメージ通り打てた。その前にシュートを外していたので決められてよかった。
(長岩将弘、田中信太郎)