J2第5節 実力確信の大敗 湘南に1-4

140403yampJ2は3月30日、各地で第5節の11試合を行った。山雅は勝てば単独首位に躍り出る湘南とのホーム戦。結果こそ1-4だったが、内容は「首位決戦」にふさわしい試合だった。
前半押し込んだのは山雅。37分、湘南CBから最前線へのロングパス1発で先制されたが、その後もペースを握り、後半はギアを入れ替えた湘南との激闘に。
どちらが点を取ってもおかしくない状況で、まず結果を出したのは山雅。村山と飯田の連続好守備で流れを引き寄せた直後の15分、田中の右サイドからのクロスを飯田が頭で押し込み同点。5分後、湘南はすぐ追加点を取ったが、山雅の足は止まらなかった。
しかし43分、湘南は山雅CKのこぼれ球をカウンター攻撃につなげて3点目をもぎとり勝負を決め、ロスタイムにも加点した。

「こういう試合を1つでも多くできれば、上位争いに入れると自信を持って言える」。試合後、反町監督はそう総括した。
山雅は前半をほぼ支配。カウンターから先制を許したものの、前線からのプレス、鋭い出足によるこぼれ球の保持、重層的なサイド攻撃など、見事な試合運びをした。
後半は両チームの意地がぶつかり、首位決戦と呼ぶにふさわしいゲームに。その中で同点にしたのは、山雅に確かな力があることの証しだろう。
力の差が出始めたのは追いついた後。すぐ加点した湘南は終盤まで運動量が落ちず、支配率を高めていった。
残り13分、山雅は攻撃的な2選手を投入したが、攻撃意識が強まった山雅の足元を確実にすくう湘南が一枚上手。山雅の息の根を止めた3点目は、トップスピードで走りながら吸い付くようなパス交換をし、最後はボランチが仕留め、格の違いを見せつけた。
「負けたが、下を向く内容ではない。正々堂々と帰路に就いていい」と反町監督。雨でずぶぬれになった9124人のサポーターも、心を温かくして帰ったのではないか。
(松尾尚久、長岩将弘)