作成者別アーカイブ: townwebadmin

なんでもありの勉強会「グリーフケア~大切な人を亡くしたときに」

8月28日午前10時~正午、松本市市民活動サポートセンター。悲しみの中にある人々の気持ちを理解し、寄り添うケアについて学ぶ。講師は東昌寺の飯島惠道住職。一般1000円。先着30人。NPO法人ライフデザインセンター松本事務所☎0263・46・2020

猫の飼育に関する何でも相談会

8月24日午後1時半~3時、松本市の長野県松本合同庁舎。猫の習性や健康管理、地域猫の実施方法、動物に関する法律などについて、保健福祉事務所職員や動物愛護推進員が応じる。予約不要。松本保健福祉事務所食品・生活衛生課☎0263・40・1943

豊科公民館講座「暮らしとともに歩んできた安曇野の建物」

9月7日午前8~11時半、安曇野市豊科公民館集合。暮らしを支え歴史を感じる穂高地域の建造物をバスと徒歩で巡る。講師は長野県文化財保護協会常務理事の高原正文さん。200円。申し込み8月21日から、先着18人。同公民館☎0263・72・2158

松本の濱重俊さんが原爆の日に平和願う紙芝居

紙芝居作家の濱重俊さん(72、松本市蟻ケ崎3)は、核兵器廃絶を訴える自作の紙芝居を広島と長崎の原爆の日(6、9日)に安曇野市で上演した。毎年演じる作品に今年は、原爆投下翌日の長崎で防空壕(ごう)から笑顔をのぞかせる少女の写真を追加。より深く観客の心に染み込む作品になった。
上演作は2001年に制作した縦55×横82センチの大型紙芝居(34枚)。米軍の資料や原爆投下計画の総司令官レスリー・R・グローブスの手記を元に、原爆投下までの経緯を、具体的な数字、資料、証言を示しながらドキュメンタリータッチで紹介している。
手記の中には、人命を軽視するかのように見える記述も多く、紙芝居はこうした姿勢への怒りを原動力に制作された。
しかし、一昨年に1枚の写真と出合い、濱さんの心境に変化も。1945(昭和20)年8月10日午前8時ころ、長崎の中町カトリック教会付近で撮影され、市民団体「平和博物館を創る会」が編集した「写真物語あの日、広島と長崎で」に収められている。被写体は当時18歳の三塩早苗さんで、79年に51歳で亡くなっている。
今年初めて、少女の笑顔の写真を紙芝居の最後に加えると、怒りに満ちた作品のトーンも変化した。タイトルも「8・6ヒロシマを忘れない-原爆はこうして落とされた」から「8・6平和を願うこころ歌」へ改題した。
紙芝居は、安曇野市穂高の大王わさび農場内にある茶室で上演。6日に鑑賞した坪井博さん(26、三重県)は「少女の笑顔に生きる力と希望を感じた。自分は『生かされている』とも思った」。濱さんは「少女の笑顔の写真は、これ1枚で大きな力を持つ。これからは声高にではなく、心静かに平和を願っていく。その方が、人々の心に届くような気がしている」とする。
濱さんは紙芝居作家として25年ほど活動。これまでに約50作を作り、発表している。
(松尾尚久)

蓄音機の王様で小澤征爾さん祝う

松本SPレコード愛好会(岩原勝会長)は9月1日、松本市大手3の「アルモニービアン」で「小澤征爾勝手にバースデイクレデンザコンサート」を開く。「クレデンザ」は蓄音機の名前。蓄音機の名器で音楽を聴きながら、小沢征爾さんの82歳の誕生日であるこの日を「勝手に」祝おうという趣向だ。特別ゲストによるフルートの演奏もある。
同市では9月10日まで、セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)を開催中。
「ビクトローラ・クレデンザ」は蓄音機の王様と言われる。当日は岩原会長が所有する1926年製の同機を会場に持ち込み、クラシックなどを聴いて、巨匠の誕生日を祝う。
特別ゲストは東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者の神田勇哉さん(33)で、ピアノ伴奏は井垣里沙さん。神田さんは松本美須々ケ丘高校を卒業後、東京芸大を首席で卒業。パリ地方音楽院で研さんを積み、東京シティ・フィル首席奏者に就任し、日仏をはじめ世界で活動している。
若手音楽家が一流の歌手や演奏家と触れ合う、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトⅩⅠ「蝶々夫人」(2012年)にも参加するなど、「現在、最も旬なフルート奏者」(岩原さん)という。
岩原さんは「小中高校を含め、松本平にはフルートの愛好者が多い。有形文化財に登録された会場に集まり、クレデンザで一流の音楽を聴き、ビッグな生演奏も楽しんでほしい」と呼び掛けている。
午後1時半開演。参加費2000円(ドリンク・お菓子付)。
(立石清明)

日石さんがヒップホップダンスで全国6位

松本地方を拠点に活動するストリートダンスカンパニー「舞遊人(ぶゆうじん)」で活動する日石蔵(ひのいし・くら)さん(12、松本市開智)は5、6日に東京都内で開かれた全国こどもチャレンジカップ第10回全国大会に出場し、ジュニア(156人)のヒップホップ部門で6位入賞した。3度目の挑戦でつかんだ初入賞だ。
大会は日本フィットネス協会主催。エアロビクスとヒップホップの2種目で演技し、それぞれの上位7人と総合優勝者を表彰する。
ジュニアには昨年度の小1~6年生が出場。日石さんは小6だった今年2月の県大会で優勝し、全国への出場権を獲得した。
ヒップホップは基礎的な技術を披露する時間に加え、出場者が自由に踊る時間も設けられており、日石さんはあらかじめ練習してきた動きの中に即興も交えながら踊った。
3歳からダンスを楽しみ、保育園の時からマイケル・ジャクソンさんのダンスを園で披露していたという日石さん。「人前で踊るのが大好き」という持ち前のエンターテイナー気質と、「音楽が僕の体を動かしてくる」という豊かな感性、表現力が持ち味だ。
そんな日石さんを刺激するのは国内外のダンサーたちだ。毎日インターネットの動画サイトで見てはまねをする。今はアメリカの兄弟ユニット「AYO and TEO(エヨ・アンド・テオ)」に夢中。「今まで見たことのないヒップホップダンスでかっこいい」と言葉は熱を帯びる。
舞遊人で基礎的な力を身に付けながら、これからはもっと自由な踊りも披露したいという日石さん。「ダンスバトルにも挑戦したい」と目を輝かせた。
(松尾尚久)

大自然の補色が演じる命のドラマ(穂高連峰涸沢カール・松本市)

170817sikip周囲の緑の中で季節外れに紅葉したウラジロナナカマドの病葉が鮮やかに映える。撮影3日後に雨に打たれ静かに旅立った=7月27日、ニコンD3S、ニコンED AF VR-ニッコール80~400ミリ、涸沢ヒュッテ下部

緑豊かに繁茂し、命が躍動する盛夏の穂高連峰・涸沢カール。雨上がりの7月27日午後。涸沢ヒュッテ近くの登山道脇で、季節外れに紅葉した鮮やかなウラジロナナカマドの病葉(わくらば)に出会った。
一面に広がる緑の領域に遠目にも際立つ真っ赤な小さな光彩。だが、急登の岩の道に登山者の疲労は極限に達し、誰一人として振り向く人はいない。
「病葉」と書き「わくらば」の読みを当てているのはなぜか。辞典で調べると「病気や虫のために変色した葉。特に、夏の青葉の中にまじって赤や黄色に色付いている葉」とある。視覚的な現象面を捉えた説明で分かりやすい。病葉は俳句の「夏の季語」でもあり、一足も二足も早く散っていく命だ。はかなさ、悲しさ、寂しさ、むなしさ…。俳句の世界での「病葉」に秘められた叙情的な奥深い意味の光景が伝わってくる。
緑のステージで、真っ赤な衣装をまとって舞うプリマドンナのようなウラジロナナカマドの病葉。残された命の短さを悟り、有終の美を飾る決意の表れの彩りか。全国に誇る山岳紅葉の涸沢が見せる真夏のまぼろし。
緑と赤の補色が、鮮やかなコントラストで演じる大自然の命のドラマは、美しくもなぜか切ない。
(丸山祥司)