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太陽観測

12月24日午前9~10時15分、松本市教育文化センター。天体望遠鏡で太陽のプロミネンスや黒点を観測。小学生以上(小学生は保護者同伴)先着15人。17日午前8時半から電話申し込み受け付け。同センター☎0263・32・7600

うたごえ喫茶

12月19日午後2~3時半、安曇野市穂高のココササ食堂。懐かしい歌、クリスマスにちなんだ歌を歌う。800円(飲み物、デザート付き)。要予約。同店☎0263・87・5335

大王わさび農場に黒澤ワールド「夢ゾーン」

安曇野市の代表的な観光名所の一つ、信州安曇野大王わさび農場(同市穂高)は来春、故黒澤明監督の映画「夢」の撮影地になったことにちなみ、場内に「夢ゾーン」を設ける。それに先駆け、映画のセットとして使われ、農場のシンボルになっている水車小屋の水車を新調。「夢の橋」と名付ける予定の大橋の改修も行った。「黒澤ワールドを実現させたい」と期待している。

水車小屋は蓼川沿いに3棟連なっており、新調したのは、3基の水車の中で最も大きい直径3.6メートルの1基。作られてから20年がたち、老朽化が目立っていた。
明科の業者が製作した新しい水車は米国産のヒバ材を使用。経年変色した他の2基とは違って新しい木材の白さが際だっている。
一方、大橋の改修は30年ぶり。鉄骨の橋脚はそのままに、橋板や手すりなどを交換した。全長は48.6メートルあり、同農場総務部広報室の濵重俊室長は「全国のワサビ畑にある橋の中で最も長いのでは」という。

水車が老朽化したため、観光客がピークとなる7、8月は回すことができず、9、10月は新調するため取り外した。この間の来場者の反応につい濵室長は「本当にがっかりした様子だった」とし、「あらためて黒澤監督の残した物の偉大さを感じた。水車は農場だけでなく安曇野のシンボル」と実感。「夢ゾーン」を設けることを決めた。
水車小屋、大橋、実際に映画の撮影が行われたワサビ畑の道に、水車小屋から大橋を渡ってすぐの場所にある親水広場を加え、一帯を「夢ゾーン」とする計画だ。
今後、大橋にネームプレートを付けたり、親水広場を拡張したりする。親水広場にある池でかつて飼育し、観光客に人気だった黄だいだい色の突然変異のニジマスも復活させるという。
来年3月の「わさび花祭り」までに全体を完成させ、PRを始める予定で、濵室長は「これまでは、水車だけが注目されがちだったが、ロケに関わった場所として全体をクローズアップしたい。黒澤監督が残してくれた物を守るのも役目」と話した。
(浜秋彦)

【夢】
1990年に公開された黒澤明監督による日本とアメリカの合作映画。「日照り雨」「桃畑」など、黒澤監督自身が見た夢を元にした8話からなるオムニバス形式。大王わさび農場は、第8話の「水車のある村」のロケ地になり、水車小屋などのセットを製作し、1989年に撮影が行われた。

松本などの母親グループが「こども食堂」を立ち上げ

松本市などの子育て中の母親たち6人でつくる「アップルツリー」は、核家族で孤立しがちな母親と子どもに地域の中での居場所を作りたいと、「こども食堂」を立ち上げた。今後、赤ちゃんからお年寄りまで、食事をともにしながら世代交流ができる場にしていきたい考え。各地区に輪を広げ、地域に根ざした“憩いの場”を目指している。
13日は波田公民館で開き、小さい子どもを連れた母親ら約40人が訪れた。口コミやSNS(会員制交流サイト)で仲間が広がった。この日のメニューは野菜たっぷりカレーとマカロニスープ、ギョーザと甘酒入り牛乳寒天。参加費のほかNPO法人ホットライン信州(松本市)から食材や菓子などの提供を受け、手作りの温かい食事を出した。
子どもたちはおもちゃで遊んだり、絵本の読み聞かせを楽しんだり、和やかなひとときを過ごした。持ち寄りで子ども服などリユース品を並べ、必要な人に持っていってもらうコーナーも設けた。
初めて訪れた松本市高宮の松浦彩子さん(32)と明花ちゃん(1)は「子育てしながら食事の用意は大変なので、1食でも作ってもらえると助かる。ほかのお母さん、お子さんとも交流ができ楽しかった」と話していた。
きっかけは県内の母親グループ「ゆめサポママ@ながの」が開いた、こんなことできたらいいな、という夢を語り合う「妄想会議」。そこで出会ったメンバーが、不登校の児童生徒が増えていることや、長野県の未成年者の自殺死亡率が高いことを知り、子どもを含めた地域の居場所を作れればいいな、と「妄想」を広げ、こども食堂につながった。
代表の矢島美咲さん(41)=松本市笹賀=は「子育て中の母親だけでなく、不登校の子や地域のお年寄りなど幅広い年代の人に来てもらい、昔の遊びや郷土料理を教えてもらったり、子育ての相談に乗ってもらったり、世代交流の場にもしていきたい」と話す。
月1回、継続して開く予定で、次回は1月29日午前11時~午後2時、波田公民館で開催。参加費大人200円、子ども無料。運営メンバーも募集している。問い合わせはappletree.matsumoto@gmail.com、フェイスブックhttps://www.facebook.com/appletree.matsumoto/
(丸山知鶴)

塩尻の90歳竹澤さんが常光寺に平和観音建立

塩尻市片丘の竹澤彌(わたる)さん(90)が、菩提(ぼだい)寺の雨宝山常光寺(片丘)境内に「平和観世音菩薩(ぼさつ)」の仏像を建立し、10日に開眼法要が営まれた。竹澤さんは戦時中に満蒙(まんもう)開拓青少年義勇軍として旧満州(現中国東北部)に渡り、シベリア抑留も経験。戦友らの供養と平和のために手を合わせる。
平和観音は石の座像で高さ約2メートル。隣に建てた石碑に世界の平和と人々の幸福、戦没者の冥福などを祈る文章を刻んだ。
竹澤さんは1942(昭和17)年、14歳で当時の満州国に渡り、旧ソ連軍と国境で戦い九死に一生を得た。終戦後はシベリアに3年半抑留され、その間に多くの仲間を失った。「彼らの犠牲の上に今の自分がある」と竹澤さん。
一緒に生還した戦友の多くが亡くなり、存命の人が少なくなってきたことから「すべての仲間を供養したい」と今春、仏像の建立を決め、常光寺住職の中島宥性さん(73)に相談して快諾を得た。
開眼法要には竹澤さんや同寺の総代ら約30人が参列。経を唱えたり御詠歌を歌ったりし、線香を供えた。中島さんは「平和についてもう一度考え直さないといけない時に、竹澤さんが気持ちを込めて観音さまを建ててくれた」と感謝した。
竹澤さんは「北朝鮮が日本の脅威になっているが、戦争は二度と繰り返してはいけない」と力を込めた。
(浜秋彦)