月別アーカイブ: 2018年2月

遊んで学んでスカイパーク

2月25日午前10時~午後3時、松本市神林のアルウィン。ガンズくんと写真を撮ろう(10時~正午)、木工教室(随時)、アルウィン探検ツアー(11時、1時)、セグウェイ乗車体験(16歳以上、10分500円)、はたらく車大集合、花木無料配布(10時、2時、各回先着100人。30分前から整理券配布)ほか。TOY BOX信州スカイパークサービスセンター☎0263・57・2211

自然探索講座~自然からまなぶ

2月27日午前10時~正午、安曇野市明科公民館。講師は燕山荘オーナーの赤沼健至さん。北アルプスや安曇野の美しい自然を映像で鑑賞し、人間と自然の共存、環境保護、アウトドアの楽しみ方を話す。300円。同公民館☎0263・62・4605

雪すだれの松本城歴史に思いはせ(松本市)

激しい雪の中、通り過ぎていった長い時の流れを語るかのような国宝・松本城。はかなく消える雪模様に何世代もの人の命が重なる=ニコンD3S、ニコンEDニッコール28~70ミリ

激しい雪すだれの中で幻想的な雰囲気を漂わせる国宝・松本城。2月上旬の厳寒の夜、墨絵の世界へ誘うような風情を目の当たりにして、城を巡る長い歴史に思いをはせた。
築城当時は「深志城」と呼ばれた。現存する五重六階の天守は日本最古と言われる。四季折々の風格は市民の心象風景だが、一枚の写真で城の全容を表現するのは難しい。栄華を誇る「正」の世界に対し、悔しさや恨み、怨念といった「負」の世界が絡んで見えてくるからだ。
撮影は、激しく雪が降りしきる夜に決行した。「動」の雪に「静」の松本城を対比。雪の流れに人の命、情念、時の流れを重ねた。
脳裏に浮かんだのは、松本藩で起きた「貞享騒動」。1686(貞享3)年に元庄屋の多田加助を中心に起こした百姓一揆で「加助騒動」とも。この年代は太陽黒点が著しく減少した「マウンダー極小期」に当たる。ミニ氷河期、小氷期とも呼ばれ、安曇平の凶作との関連が推測される。
騒動の処刑者は28人。馬に乗り庄屋への伝令役だった16歳の少女「おしゅん」も含まれる。本紙文化面「せせらぎ」の筆者で作詩家の岩淵順子さんが詩を書き中川村出身の作・編曲家、原賢一さん(東京)が作曲した「おしゅん物語」が、雪の松本城に重なって聞こえてくるような気がした。
(丸山祥司)

 

開幕直前J1復帰を目指して 今季J2最大3枠昇格懸け激戦

今季のJリーグはJ1が23~25日、J2が25日、J3が3月9~11日に開幕し、J2松本山雅FCは25日、横浜FCと敵地で初戦を迎える。3年ぶりのJ1返り咲きを狙った昨季は、昇格プレーオフ(PO)進出の可能性を残していた最終節で敗れて8位。J2で戦った5シーズンのうち、参入初年(2012年=12位)に次ぐ低い順位に終わった。今季、再びJ1復帰を目指して長丁場に挑む。
指揮を執るのは7季目の反町康治監督(53)。チームは新加入13人を含む33選手と、新たに2人を加えたコーチ5人で開幕戦に臨む。
昨季はシーズンを通して不安定な戦いぶりが目立ち、自動昇格(2位以内)争いに終始絡めず、昇格PO進出をうかがう位置につけたのもシーズン終盤。運動量や攻守の切り替えで相手に及ばなかったり、守備のもろさを露呈したりと「山雅らしさ」が揺らぐ場面も。先発に定着した新戦力は橋内だけで、主力の若返りや新陳代謝といった課題が浮かび上がった。
その反省から、今オフはかつてない積極的な補強を実行。特に攻撃陣は金沢で昨季12得点の中美、長崎で一昨季16得点の永井をはじめ、以前の在籍時に実績を残した前田直や岩上らを獲得。昨季、期限付き移籍先の水戸で13得点した前田大も復帰させた。
GKはJ1の経験が豊富な守田、守備陣も愛媛で主力だった藤田と浦田ら実力者を補強。昨季の主力はほぼ残っており、ポジション争いは熾烈(しれつ)。
ホームスタジアムのアルウィン(松本市神林)が芝の張り替えで3月いっぱい使えず、6節まで県外での試合が続く序盤をどう乗り切るかも、今季の結果を左右する要因の一つになりそうだ。

開幕戦の1週間前の18日は、恒例の「キックオフイベント」が山形村のアイシティ21で行われ、けがの村山、体調不良の下川を除く31選手と反町監督が参加。1人ずつ壇上に立って意気込みなどを語った。
チームは1月22日から前日まで、県外で3次にわたるキャンプを行い、公開した練習試合5戦は大学生やJ3チームを相手に苦戦することもあったが、反町監督は「キャンプはプラン通り進んだ。チーム構築はまだ途中でいろいろと試した部分もあり、結果が全てではない」と説明。
「その段階で大勝すると気の緩みも出かねないので、むしろよかった」とファン・サポーターの不安を打ち消し、17日には非公開で練習試合を行ったことも明かして「攻守にわたり非常に手応えがある好ゲームだった」とうなずいた。
指揮官は今季の戦い方について「昨季と同じでは結果も同じ。ケン(堅/賢)守を追求すると同時に攻撃のバリエーションを増やし、柔軟かつ多彩な攻めをする」と強調。「それができる選手はそろった。『今年の山雅は強いな』と思わせるように、最初から飛ばしたい」と開幕戦をにらんだ。
チームは21~24日に静岡市で直前キャンプを行い、コンディション調整と相手対策に取り組む。
山雅の開幕戦の相手は昨年と同じ横浜FC。昨季25点を挙げたJ2得点王のイバ、守備陣を統率したヨンアピンら主力がほぼ残り、元日本代表の松井ら即戦力が加入。昨季39節から指揮を執るブラジル人のタバレス監督の手腕はまだ未知数だが、チーム力の上積みは間違いない。
昨季は0ー1で敗れ、リーグ序盤につまづく原因の一つになった。今季はすっきりと勝って波に乗りたい。

今季J2は実力でずば抜けた存在が見当たらず、上位争いは例年以上に見通せない。
J1から降格した3チームに加え、リーグ屈指の戦力を擁する千葉や福岡、昨季好成績を収めたスペイン人監督が続投する東京Vと徳島などが、昇格を争うライバルになりそうだ。

今季のJ2は、J1から降格した甲府と大宮、新潟や、J3を制し3年ぶりに復帰した栃木など22クラブが参戦。本拠地と敵地で1戦ずつ行うホーム・アンド・アウェー方式の総当たり2回戦、全42節で争う。
前後半45分ずつ、計90分の試合を行い、同点の場合は引き分け。順位は勝ち点(勝ち=3、引き分け=1、負け=0)の合計で決め、勝ち点が並んだ場合は得失点差、総得点数、当該クラブ間の対戦成績-の順で決める。
J1には最大で3クラブ(経営状況や施設面などでJ1基準を満たすライセンス保有が条件)が昇格できる。年間1、2位はJ1の17、18位と入れ替えで自動昇格。3~6位とJ1の16位が、昨季までの昇格プレーオフを衣替えする「J1参入プレーオフ(PO)」を戦い、残り1枠を決める。
POは3~6位がトーナメントで争い、勝者がJ1の16位との決定戦へ。1回戦(3位対6位、4位対5位)は11月25日、2回戦は12月2日。いずれもリーグ戦上位クラブのホームで行い、90分間で決着がつかない場合はリーグ戦上位クラブの勝ち。決定戦は同8日で、会場はJ1クラブのホーム。引き分けの場合はJ1クラブが残留する。
J2とJ3の入れ替えは、J2の21、22位とJ3の1、2位(J2ライセンスを持つ場合のみ)が入れ替わる。

ホーム試合は松本市神林の総合球技場アルウィンで20試合(4節は甲府市・山梨中銀スタジアムで開催)。前売り券は大人がS席4500円(高校生以下2000円)、A席4000円(同1500円)、ホーム・アウェー側とも自由席2200円(同700円)など。インターネットやコンビニエンスストアの情報端末などで購入できる。
当日券はいずれも500円(高校生以下のホーム・アウェー自由席は300円)増し。未就学児は大人1人につき1人まで、車いす席は1人につき付き添い1人まで、それぞれ無料。松本市や周辺自治体の小中学生には学校を通じ、ホーム自由席の招待券を配る試合もある。
ホーム全試合を割安に観戦でき、さまざまな特典が付く「シーズンパス」や、多彩な企画チケットもある。問い合わせは株式会社松本山雅電話0263・88・5490
(長岩将弘)

県内学芸員が連携 作家20人展

県内の20人の学芸員が施設の枠を超えて連携した全国でも珍しい企画展「シンビズム信州ミュージアム・ネットワークが選んだ20人の作家たち」(県文化振興事業団、県主催)が24~3月18日、木曽町の「御料館」など県内4会場で開かれる。信州にゆかりのある現代アート作家20人が各会場5人ずつ展示。30~40代の多彩な感性がそろう展覧会だ。
中信地区会場の「御料館」(同町福島)は、1903(明治36)年に建てられ、27(昭和2)年の福島町大火後に再建、後に復元改修工事を経た旧帝室林野局木曽支局庁舎だ。全館を使って芸術作品を展示するのは初の試み。
展示する作品は蘇南高校(南木曽町)講師歴のある小野寺英克さんの彫刻や、上松技術専門校(上松町)木工科出身の瀬尾誠さんの漆芸など約60作品。
建物を生かす工夫も凝らし、金属造形作家の角居康宏さんは、同館で普段から展示している昆虫や鳥などの標本をあえて残し、作品「染色体」と融合させたり、インスタレーション作家の千田泰広さんが、地下室で水滴と光をテーマにした空間展示を試みたりしている。
19日に展示作業をした日本画家の矢島史織さん(38、茅野市)は展示室の窓から見える大樹が、自らの創作原点「木漏れ日」にも通じるとし、「空間を生かした展示は作品の見え方も違い、わくわくしている」。
同町教育委員会学芸員の伊藤幸穂さん(43)は「重みのある古い建物に現代作家の作品を並べることでお互いが生きてくる。御料館ならではの魅力を楽しんでほしい」と話す。

「シンビズム」展に携わったのは、公立、私立の美術館などで働く学芸員20人。県内には美術館や博物館が多く400を超えるが、大半は学芸員1人で活動していて交流する機会は少ない。県芸術監督に就任した多摩美術大の本江邦夫教授が「学芸員が一緒に仕事をする場を」と提案し、賛同した有志でワーキンググループを発足させたのが2016年11月だった。
「専門の分野も、仕事の進め方もばらばらなメンバーで、仕事を進めていくのは大変。勉強になることがたくさんあった」。そう話すのは、とりまとめ役の同事業団信州ミュージアム・ネットワーク事業推進室、伊藤羊子担当係長(50)。話し合いの結果、現代アートで、何らかの形で信州に縁のある作家を1人ずつ紹介することに。展示の場所は、ゆかりの地に限らず、会場の雰囲気や展示場所の形態によって選んだ。伝統工芸から版画、絵画、写真などさまざまな分野で、まさに「いま」を切り取る美術が集まった展示になっている。
中信地方関連の作家では、写真家の高橋広平さん(安曇野市)が諏訪市美術館で、現代美術の下田ひかりさん(朝日村)、版画の池田潤さん(エクセラン高校美術科卒)が長野市の信州新町美術館で作品を展示する。
このほかの会場は丸山晩霞記念館(東御市)。期間中、各会場でギャラリートークやワークショップを開くほか、ウェブ限定のオーディエンス賞の投票などがある。詳しくは「シンビズム」公式サイトで。入場無料。
御料館は24日午前11時から開会式を行い、3人の作家が来場する予定。午前10時~午後5時。月曜休館。電話0264・23・2033
(井出順子、井上裕子)

23日白馬でDJイベント

大町市大町出身の大学院生、堀内紀幸さん(23、新潟県上越市)は23日、DJイベント「TRAXXXX!!!(トラックス)」を、白馬村神城のクラブ「Concrete(コンクリート)」で初めて開く。音楽を通じて住民が交流する場となることを期待。クラブ初心者も歓迎する。
堀内さんは長野高専(長野市)在学中にクラブミュージックに親しみだし、長岡技術科学大学(新潟県長岡市)に編入してからはDJや楽曲制作者としても活動する。
地域活性化にも興味があり、これまでに長岡市でクラブイベントを数回主催し、上越教育大(同県上越市)大学院に進んだ今も継続。入場料を抑えるなどして、クラブに敷居の高さを感じている若者でも入りやすくし、長岡に気軽に交流できる場をつくろう|という思いがある。
「こうしたイベントを大北地域でも開きたかった」と堀内さん。「音楽を通していろいろな出会いや交流を生むイベントにしたい」と意気込む。
将来的には長野県内で技術系の教員として働くことを目指しており、「反応次第だが、定期的に開きたい。芸術や食べ物などを盛り込み、ちょっとした文化祭みたいにできれば」とも思い描く。
イベントには、「NORIPAN」のDJネームで活動する堀内さんをはじめ、楽曲制作者やDJなど6人が出演。トラップ、ハウス、テクノなど、いずれも低音を強調したクラブミュージックが楽しめるという。
午後8時~翌日午前2時。チケットは1ドリンク付きで1500円。詳細はイベントのツイッター(「TRAXXXX白馬」で検索)。コンクリート0261・85・0239
(大山博)