月別アーカイブ: 2017年7月

夏休みイベント

▽工作「CDこまを作ろう 7月27、28日午後1~4時、29日正午~午後4時。申し込み不要、材料なくなり次第終了▽丘中科学部による研究発表「圭表儀による太陽の観測と江戸時代の暦づくり」と科学工作「万華鏡作り」 29日午前10時半~正午。万華鏡作りは要申し込み。場所はいずれも塩尻市片丘多目的研修センター。市立図書館片丘分館☎0263・52・0280(日、月曜休館)

今井ナイターソフトボール連盟大会に教員チーム参戦

松本市の今井ナイターソフトボール連盟(村山忠由会長、6チーム)の大会に、今井小学校(久保田文章校長)と、隣接する松本養護学校(片桐義章校長)の職員が合同で「今井教員チーム」を結成し、参戦している。学校行事以外では地域との交流の機会が少ないイメージの教職員が、有志でつくったチームで、当面はオープン参加。20日夜までに4試合を行い、連盟の正式記録には残らないが、2勝2敗の成績だ。
中学時代、野球部員だった久保田校長(58)が本年度今井小に着任。4月の歓迎会で、野球経験者や顧問経験者の教員らから「野球をやりたいが、機会がない」という声が上がった。同校グラウンドでナイターソフトが行われていることから、地域を通して参加を打診、快諾された。
同校だけでは職員数が限られるため、児童の交流が根付いている松本養護学校の片桐校長(55)に呼び掛け。合わせて18人が集まり、合同チームを結成した。
一方、連盟のチームは減少傾向。人手不足から解散するチームも多く、「地区住民35歳以上」という規約には救済措置もあるが、昨年度からさらに1チーム減。4月から総当たり戦を2巡行い、7月半ばころ終了の予定だったが、合同チームの参戦で、各チームと1試合ずつ対戦することになった。

本年度は参加チームの勝敗や成績に影響しないオープン参加。また合同チームは「35歳以上」の規約を知らず、20代も多かったため「35歳未満の選手のヒットは全て1ベースにしては」と合同チームが申し出て、特別ルールを適用する。
村山会長は「先生チームが加わることで試合数も増え、交流もできて良いと思う。今後の方向はシーズン終了後、理事会などで話し合う」としている。
楽しそうにボールをさばいたり声を掛け合ったりする姿に、対戦した下新田チームからは「にぎやかになっていい」「今井の底力を見せつけてやろうと思ったが、強いな」と感心する声が上がった。
片桐校長は「地域の人と交流でき、先生たちもリフレッシュできるいい機会」と話し、久保田校長は「普段緊張して仕事をしている先生たちも、体を動かして楽しめている。仲間に入れていただきありがたい。隣り合う学校の先生同士の交流にもつながる」と笑顔を見せた。
(上條香代)

73歳のロシア留学記 明科の小田さんが自費出版

安曇野市明科東川手の小田登茂子さん(77)は、「バーバのロシア留学-国境をこえてつながる&わたしのチェーホフ-それでも生きていく」を自費出版した。73歳だった2013年11月から10カ月間にわたる語学留学の記録や、同国の作家・劇作家アントン・チェーホフ(1860~1904年)についての自身の作品論などを掲載している。
小田さんは若いころから、「愛読するチェーホフの作品を原語で読みたい。そのためにいつかロシア留学したい」との夢を温めてきたという。ウラジオストク極東連邦大学の入学年齢制限の75歳に迫ったため、70歳を過ぎてから集中的にロシア語を独習し留学。病気で3週間欠席し、退学勧告を受けるピンチもあったというが、中級クラスまで進級、修了した。
留学生は日本を含むアジア、欧米と世界各国から来ており、ほとんどが学内の寮で生活。小田さんも寮生活で、「モトコサン」と親しまれ、部屋はたまり場になり、食事やパーティーを楽しんだという。「どの国の若者もしっかりした考えを持ち、みんな素朴な平和を望んでいる。『違いを超えてつながり合えたら世界は平和になるのに』と語り合えた」と話す。
著書は、2部構成。1部は、こうした極東連邦大学での体験とシベリア旅行記で、14年9月に帰国するまでを著述。学内外の日々や、寮で働く人、市場の売り子など、市井の人々の様子、多民族国家ロシアの光と闇にも触れている。
留学記は、ロシア滞在中から松本地方を中心に活動している「平和の種をまく会」発行の冊子「平和の種」に連載していたものをまとめ、多くの写真を加えた。
2部は、作品論。チェーホフの生涯や、時代背景、思想に加え、短・中編小説と戯曲の中から17作品を選んで粗筋と読後感を書いている。
小説「サハリン島」には「社会の最底辺を見る」、戯曲「三人姉妹」には「それでも生きていく」など、小田さんが考えた副題が作品理解を助けている。
小田さんは「今年も日本、ロシア、韓国のクラスメートが訪ねてきてくれた。ロシア語も細々続け、目下、チェーホフの小説『六号室』を原語で読んでいます」とほほ笑む。
(谷田敦子)

丘中科学部が福島で「圭表儀」の研究成果発表

江戸時代に使われた観測機器「圭表儀(けいひょうぎ)」で、太陽の南中高度(1日の中で最も高い位置)の観測を続ける塩尻市丘中学校の科学部天文班(15人)が22日、福島県会津若松市で開く「ふくしま星と宇宙の展覧会」で研究成果を発表する。19日は全校生徒に発表の内容を披露した。
会津若松市には現存する日本最古の「日新館」天文台跡があり、地元有志の団体が同天文台にあった高さ8尺(約2・4メートル)の圭表儀の復元を目指している。
展覧会はこの団体が主催。国立天文台(本部・東京)の渡部潤一副台長の講演などに続き、今年8尺圭表儀を製作して観測に成功した天文班が、その過程を発表。復元の参考にされるという。
校内発表では、天文班員が3月から取り組んだ圭表儀の設計や組み立てを実演を交えて見せ、観測結果などを報告。
班員たちは「江戸時代から続く知識を次世代につなげられるよう、全力で発表してくる」と締めくくった。
2014年から自作の圭表儀で南中高度の観測を続ける天文班は、福島の有志から問い合わせを受けて8尺圭表儀を作った。29日に地域住民向けの研究発表を片丘多目的研修センターで行う。
(松尾尚久)