月別アーカイブ: 2017年5月

総合型地域スポーツクラブ企画「エコアート・ちぎり絵」

6月10日午前9時半~11時半、松本市城北公民館。広告紙をちぎって貼って作る。500円。8日締め切り、先着15人。小学3年生以下は親子参加。NPO総合体操クラブWing☎0263・50・7148(平日午前10時~午後4時)

登山医学の研究者ら松本で学術集会 6月2~4日

医学的生理学的見地から登山を考える「第4回アジア・太平洋登山医学会」と「第37回日本登山医学会」の合同学術集会が6月2~4日、松本市内で開かれる。3年ごとに開く「アジア-」は国内初、日本登山医学会の松本開催は19年ぶり3回目。最終日の4日は、市民公開講座を水汲のキッセイ文化ホールで開き、女性登山家4人がパネル討論する。
遭難事故や噴火など山岳災害が相次ぐ中、開催テーマを「登山医学と高所生理学の新たな幕開け」とした。北アルプスの麓にある岳都・松本から、山岳救急の今と、高地医学における最先端の研究を全国、世界へ発信する。
期間中は、大学病院の医師や研究者、山岳ガイド、山小屋関係者など総勢300人以上が集まる予定。「世界の第一線で活躍する研究者や山岳医と情報交換できるまたとない機会。松本で開けることが光栄」と、学術集会の会長を務める信州大医学部の花岡正幸教授(53)。
2日目の英語によるシンポジウムでは、米国、中国、インド、日本の研究者が、高山病と遺伝子の関係性など世界最先端の研究について意見を交わす。山岳救助については、2014年9月の御嶽山の噴火災害で救急対応した県立木曽病院の井上敦院長が発表する。海外でも関心が高い事例という。
さらに今回初めて、スポーツクライミングを学会のメインテーマの1つに掲げた。高地トレーニング学やアスリートの科学的アプローチ法など、2020年東京五輪を見据えた議論も活発化させる。
花岡会長は「北アルプスの麓にある松本は、日本の中でも登山の中心地。山岳事故が多発する中、多くの研究者らと最新情報を共有し、登山の安全を啓発したい」と意気込む。

4日の公開講座は午後2~4時、申し込み不要で参加無料。講師は、日本人女性として初めて世界第2の高峰K2(8611メートル、パキスタン)に登頂した写真家の小松由佳さん、白馬村在住で日本山岳ガイド協会認定登山ガイドの高木律子さん、南信州山岳ガイド協会所属で中央アルプス地区遭対協救助隊員の小川さゆりさん、国際山岳医で佐久市立国保浅間総合病院内科部長の高濱充貴さん。
事務局・信州大医学部内科学第一教室電話37・2631

【日本登山医学会】 国内唯一の登山医学の専門家団体。会員には医師をはじめ、運動生理学者、山小屋関係者など現在、約800人が登録し、山岳医の認定や安全登山の啓発活動など行っている。
【アジア・太平洋登山医学会】中国の大学教授が中心となって設立した学術団体。登山医学のほか、高地住民の健康問題も研究している。
(高山佳晃)

松本大 学生有志の「キッズスポーツスクール」が10周年

松本大(松本市新村)の学生有志が3~6歳児を対象に開く「キッズスポーツスクール」が10周年を迎えた。子どもの体力低下が指摘される中、体を動かす楽しさと喜びを伝え、学生が成長する課外活動にもなっている。本年度の初回を6月10日午前10時半~正午、同大第2体育館で開く。
健康運動士を目指す人間健康学部スポーツ健康学科を中心に、子どもが好きな学生たちが学部を超えて集まり企画・運営。月1回、土曜日に開き、体操や球技など毎回異なる運動遊びを教える。本年度は1~3年生計14人が参加する。
これまで市の体育館や公共施設を利用してきた。本年度から、今春の教育学部開設に併せてキャンパス内に新築された第2体育館が使えるように。
学内組織「地域づくり考房『ゆめ』」のプロジェクトの一つ。2005年に始めた「キッズサッカースクール」が前身で、08年から他の競技やレクリエーションを取り入れ現名称に。
昨年から参加する上條文香さん(19、スポーツ健康学科2年)と藤森知夏さん(19、同)は「子どもたちが喜ぶ姿を見るのがうれしい。運動する機会を増やし、好きになってほしい」。
須甲彩香さん(19、同)も「ほかに子どもと接する場がないので、とてもいい経験。けがをさせないように気を付け、一緒にいい汗をかきたい」と話す。
6月10日のテーマは「ボールで遊ぼう」。参加無料(別に保険代1回100円が必要)。飲み物とタオル、上履きを持参。希望者は5日までに申し込む。地域づくり考房「ゆめ」電話48・7213
(高山佳晃)

豊科郷土博物館 江戸時代の婚礼料理を再現

安曇野市豊科の市豊科郷土博物館は、6月24日~8月20日に開く夏季企画展「安曇野人の一生Ⅱ結婚式は誰のため?」のプレイベントとして12日、江戸時代の婚礼料理を再現し、お披露目会を豊科の料理店、勇屋会館で開いた。
料理は、野沢村(現安曇野市三郷温野沢)で庄屋を務めていた務台家に残されていた古文書「献立書抜帳」をもとにした。
書抜帳には、1822(文政5)年2月1日の婚礼の献立とあり、再現した料理は香の物、八寸、吸い物、丼、大皿、差味(刺し身)、汁、めし、平(ひら)、台引、椀盛(わんもり)、酢味噌(みそ)の12品。刺し身の他、吸い物には「みなと鮭(さけ)」、お土産用の台引にはブリやエビなど海の物がふんだんに使われている。
また書抜帳には料理のレシピなどは記載されていなかったため、調理を担当した勇屋の料理長と博物館とで検討しながら、しょうゆ、みそ、塩、だし、酒など、当時からあった調味料だけを使い、味付けは「現代の人が食べておいしいと思う味」にしたという。
お披露目会では再現した料理などを本膳、二の膳、台引膳とお盆に盛り、会の出席者は別皿に盛られた料理を試食した。
同館では再現したした料理をもとに食品サンプルを作り、企画展に展示するという。
務台家の子孫で古文書を保管している務台康博さん(62、三郷温)は「料理が再現され、感慨深い。一世一代の場で相当張り込んだことが分かった」。同館の宮本尚子学芸員は「農村でありながら食材の豊かさに驚いている。料理を通じて当時の人の暮らしぶりを想像してほしい」と期待した。
市豊科郷土博物館電話72・5672
(浜秋彦)