月別アーカイブ: 2017年3月

市民サークル「プレスピ」がキリンビールとタイアップイベント

松本市大手4のピカデリーホールを拠点に活動する市民サークル「プレゼンスピーチ勉強会(プレスピ)」は4月1日、発足1周年を記念した公開イベント「あるをつくして!」を同ホールで開く。キリンビールの地域限定商品「一番搾り~信州に乾杯」とタイアップ、ビール片手に地元信州の魅力を語らい地域活性化策を探る。

プレスピは昨年3月に発足。月1回程度、学生、主婦、教員、会社経営者などさまざまな職業の人が集い、人前で話す力を身につけようと実践的な勉強会を重ねている。
演劇用のワークショップをアレンジした「失敗を恐れない練習」や、「私の不満」についてのスピーチ、「私の好きなもの」のプレゼンテーションなど「知識よりも経験」を大事にしてきた。
発起人の会社員大西裕次郎さん(41、松本市梓川)は自身も以前は人前で話すのが苦手だったとし、「最初はほとんどしゃべれなかった人たちが、回を重ねるごとに自分の思いを言葉で発表できるようになってきた」と成果を実感。「劇場という大きな舞台で練習すれば度胸が付き自信もわくのではないか」と、会員制交流サイト(SNS)で参加者を募る。毎回20人ほどが自己啓発に臨んでいる。
カラーコーディネーターの赤沢みゆきさん(42、大手)は「ワークショップを通して表現力や即興力が鍛えられた。ここで学んだことがそのまま仕事にも生かされ、人脈も広がった」と話す。

1日は、これまでのプレゼン手法などを実践しながら発表。柳沢新聞店(笹賀)の柳沢昭代表、インターネットで山の話題を配信する大谷拓哉さん、まつもと演劇連合会の永高英雄会長、松本ラーメン部の市川武彦部長ら計7人が地域の魅力について発表する。
テーマの「あるをつくして」には、松本市が推進する食品ロス削減の「30・10(さんまる・いちまる)運動」を応援するほか、「今できることに力を尽くす」「地域の資源を最大限活用する」などの願いを込めた。
実行委員の1人でキリンビール長野エリア・マーチャンダイザーの菅義良さん(42、梓川)は「かつては映画館だったホールが形を変え今も市民に活用されている姿に感銘を受けた。地域の良さを再発見し、もっと多くの人が地元に誇りを持てるような催しにしたい」と意気込む。
当日はキリンビールの試飲や一番搾りの麦汁試飲会も行う。午後2~4時半、無料。参加資格は20歳以上。大西さん電話090・6138・5122
(高山佳晃)

松本でエコスクール 親子らペットボトルから繊維作り

松本市は24日、春休みエコスクール「ペットボトルから繊維を作ろう!」を、環境技術センター(笹賀)で開いた。6組15人の親子らが参加して、ペットボトルのリサイクルの仕組みを学び、実際にペットボトルから繊維を作る実験をした。
はじめにペットボトルの利点や問題点、リサイクルの流れの大切さについて学んだ後、早速実験。ペットボトルを小さく切り刻んだり、それを入れる空き缶に穴を開けたり、細かい作業に親子で熱心に取り組んだ。その缶をアルコールランプで熱し、モーターで回転させて、穴から糸のような白い繊維が現れると、参加者は思わず歓声をあげたり、集めた繊維の臭いをかいだりした。
実験後、ペットボトルを洗ったりラベルを剥いだりすることの必要性や、キャップの回収事業などについて話を聞いた。熱心にメモを取りながら聞いていた瀧澤虹陽君(11、浅間温泉)は「知らない実験道具がたくさんあって面白かった。キャップは学校で集めてないので気にしてなかったけど、これからは捨てずに、集めている所へ届けたい」と話した。
(上條香代)

歌と踊りで交通安全 とらふぃっくシスターズ

ミュージカルなどで交通安全を呼び掛ける塩尻市の「NPO法人交通教育とらふぃっくSisters(シスターズ)」(山●崎油美子代表、8人)に、踊りや歌が得意な新メンバー2人が加わった。舞台に磨きをかけ、高齢者に車の運転や免許返納について考えてもらう作品「俺だって…」を、来年度は中信各地で上演する。
いずれも市内在住で、横浜市出身のダンサー百瀬咲子さん(39)と、「国民的美少女コンテスト」長野大会で入選した経歴を持つ滝内一江さん(46)が昨年末に加入。ダンスのインストラクターでもある百瀬さんの振り付けや、かつて芸能界を目指した滝内さんの演技力でステージがパワーアップした。
「子どもが通う保育園で教室を見て憧れた」と、2年ほど前からボランティアで携わる横沢麻衣子さん(39)と笠原智子さん(40)、山●崎代表(59)を含む5人がメインの出演者になり、それまで出演していた下畑秀子さん(62)が全体のアドバイザーに。
2013年の法人設立から5年目を迎え、それ以前から着ていた制服も一新した。
小諸市の依頼で制作し、昨年5月から同市で上演を重ねている「俺だって…」も新キャストに。「一方的に免許返納を言われると頭にくるが、明るいダンスや呼び掛けに自然とうなずけた」「元気が出た」など、鑑賞したお年寄りらに好評といい、来年度は塩尻、松本、安曇野市などからも上演の依頼を受けている。
※●=崎の大が立の下の横棒なし
(上條香代)

松本にペット葬儀専門「虹の架け橋ぷう」開業

松本市石芝の本木由香さん(39)は4月2日、ペット葬儀専門の「虹の架け橋ぷう」を開業する。ペットを家族の一員と考える人が多いことから、「しっかり別れができる状況を提供したい」という。電話一本で火葬場の予約、ひつぎ、骨箱など、送り出すのに必要な物すべてに対応する。霊園や寺などがペット葬を手掛けることはあるが、松本地域ではペットの葬儀専門業者は珍しいという。
おまかせプランは火葬、ひつぎ、骨箱、遺影の写真が付いて2万3000円。Aプランは、加えて火葬場で収骨ができ3万2000円、花3点セット、ミニ仏具が付いたBプランは4万3000円。僧侶による読経、合祀(ごうし)墓への埋葬などが付いたプラン(5万4000~9万8000円)も。カフェなどを借り切ってのお別れパーティーが付いたFプランは19万円。
ひつぎは、柳で作ったバスケットで、掛け・敷き布団、枕の3点セット付き。小(ハムスター、鳥など)、中(猫、小型犬など)、大(中型犬など)の3サイズ。骨箱は8サイズある。
大型犬の火葬場、専用の墓がほしい人には紹介する。

本木さんは、23年間共に暮らした猫を亡くした時、「すごくつらかった。死んでからのことは考えていなかったので、どうしていいのか分からなかった」。葬儀会社の勤務経験から、花、線香など、必要なものは分かるが、売っている場所が分からなかったり、火葬場への道を知らなかったり。
「こうした雑務にとらわれず、別れに専念したい」という思いが、ペット専門の葬儀の事務所を開く基になった。「仏具も人間用ではなく、ペットに合ったかわいい物がほしかった」。ペットという“小さな家族”を亡くした場合、気持ちの区切りを付けるためにも、「供養したい」と考える人が増えていると見る。
本木さんは「(ペットの死に対し)『生きてくれることしか考えていなかった』『ずっとずっとそばに居てくれると思っていた』と、困惑する人も多い。後悔しないため、これからどうするか、落ち着いて考えてほしい。どうやって送りたいのか打ち合わせをし、希望に添ったプランを案内します」と話している。
虹の架け橋ぷう電話070・1490・3588
(八代けい子)

皆でだんらん「寿台ハッピー食堂」1周年

松本市の寿台児童館を運営するNPO法人ワーカーズコープ松本事業所は25日、「寿台ハッピー食堂」を寿台ふれあいセンターで開いた。地域の子どもと住民が一緒に料理を作り、食事を楽しもうと昨年3月から開き1周年。小学生や住民約60人がカレーライスなどを作って食べた。
分担して野菜を切ったり米をといだりし、カレーを煮る間はゲームやアイリッシュハープなどのミニコンサートで交流。盛り付けは初めてバイキング形式にし、カレーの量やサラダ、果物を自由に選ぶ楽しさも味わった。
独りで食事をする子どもなどに、無料か安価で食卓のだんらんを提供する全国的な取り組み「こども食堂」の枠を広げ、児童館運営委員会や寿台町会連合会などが共催する。
NPO法人フードバンク信州(長野市)と食品卸売業者などの協力や、参加住民の寄付で食材を調達して開き7回目。来年度は回数を増やすという。
3度目の参加という高倉八重子さん(86、寿台2)は「近所に子どもがおらず、ここに来るとにぎやかな声が聞けて楽しい」。寿小学校5年の上条咲都さんは「皆が食べやすいように切り方を工夫し、おいしくできた」と笑顔だった。
(井出順子)

エクセラン高が環境安全研究で優秀賞

松本市のエクセラン高校普通科環境科学コース(主任・竹内久代教諭)が、本年度取り組んできた野生の樹木や植物に残留する放射性セシウム(Cs)の研究が、「高校生による環境安全とリスクに関する自主研究活動の支援事業」で優秀賞を受賞した。昨年の最優秀賞に続く評価に、生徒らは喜んでいる。
NPO法人研究実験施設・環境安全教育研究会(東京)が主催。最終審査を通過した10校(1校はポスター発表)が12日、東京大学本郷キャンパスで研究発表、質疑応答を10分ずつ行った。
同校は3年の中村充孝さん(18)と2年の中村優作さん(17)が、プロジェクターを使い説明した。
昨年度までの研究を発展させ、県内でCsの検出データが多いコシアブラと、同校の調査で高いCsが検出されたコケに着目。他の植物よりCsを吸収、蓄積しやすいかなどを調べた。
また、山菜やキノコからCsが検出された東北信地方に出掛けて落葉などを採取し、放射線量の測定を依頼した。コシアブラのCsが秋に多く検出されたことから、落葉が土中で蓄積されて自然界に放射されるのではないかという仮説を導き出した。
発表会では他校の生徒らから次々と質問や感想が寄せられ、時間が足りなくなるほどだったという。
充孝さんは「放射性Csが生態系内を循環していること、長野県でも影響があることを伝えられた」。優作さんは「緊張したが自分たちの考えを発表できた。今度も研究を継続していきたい」と話した。
(北川道雄)

オウンゴール2発で名古屋に逆転負け

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「『リズムがいいときに追加点を取れなかったのが響いた』とはよくある表現だが、今日についてもそれが言える」。試合後、反町監督はそう絞り出した。山雅は序盤に先制しながら、後半開始直後と終了間際にオウンゴールを献上し、J1昇格を争うであろう名古屋に逆転負け。注意すべき時間帯に失点するなど、課題が多く残った。
前半はボールを保持しようとする相手を厳しいプレスで自由にさせず、工藤やセルジーニョが高い位置でボールを奪ったり、セカンドボールをほぼ拾ったりして攻撃に転じた。
しかしPKの1得点にとどまると、後半開始直後の「相手が選手と並びを変え、捕らえきれない」(反町監督)隙に追い付かれ、次第に流れを失った。指揮官は「オウンゴール自体については選手を責められないが、時間帯の問題はある」と指摘した。
「いい形で先制したのに、僕たちらしくない」と悔やんだのは田中。「(名古屋は)簡単に追加点を取れるチームではなく、たらればを言っても仕方ない。1-0でも勝ち切らなくては」と険しい表情。
工藤は「前半の戦い方を90分間やり抜くのが自分たち」とし、「悔しいが戦い方がぶれるチームではない。次につなげるしかない」と力を込めた。
次の相手はここまで4勝1敗で3位と好調な徳島。指揮官は「(土曜の試合で)準備期間は短くなるが、上位から勝ち点3を取って帰ってくる」と前を向いた。

J2は25、26日、第5節を行い、2連勝中で7位の山雅は26日、勝ち点で並ぶ8位の名古屋グランパスとアルウィンで対戦し、1-2で敗れた。
山雅は前半15分、右サイドから切れ込んだ田中が倒されてPKを獲得し、高崎が決めて先制。
しかし後半2分、自陣右からの永井のシュートが、クリアしようとした橋内の足でコースが変わって失点。その後は相手ペースに耐えて勝ち越しを狙ったが43分、自陣左からのワシントンのクロスが後藤の足に当たりゴールを割った。
次節は4月1、2日。山雅は1日に徳島ヴォルティスと鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム(徳島県)で対戦する。昨季の対戦成績は山雅の1勝1分け。

【選手コメント】
8番・セルジーニョ 最後の最後でオウンゴールは本当に不運。個人的にはいいプレーができた。自分のベストなパフォーマンスでチームを助ける努力をし、実際にそれができ、何本かいいシュートやパスも出せた。
ただ、今日は自分たちが勝つ日ではなかったのかな。まだシーズンは始まったばかり。次の試合に向け、やることはたくさんある。顔を上げなくては。
9番・高崎 PKのキックは手応えがあった。ただ、その後もチャンスがあり、そこを自分がしっかり決めていれば勝てた。1点でも決めていたら違う展開になった。今日の負けは自分のせい。
前半はプレスがはまり、シュートまでもっていくことができた。周りとの連携も良く、ボールは自分に集まっている。あとは自分が決めるだけ。チームに迷惑をかけた分、次で取り返したい。
4番・飯田 (オウンゴールについて)1点目はともかく、2点目はサイドのかなり深いところまでえぐられ、対処が難しかったと思う。その前に止められなかったのが全て。修正しないと。
ドリブルで仕掛けてくる相手に引かず、前線で強気にボールを取りにいくことや、自陣深くまで相手にボールを運ばせないようにするのが課題。
(長岩将弘、松尾尚久)