月別アーカイブ: 2017年1月

4、5日池田のあめ市で30店舗の「パロディーポスター」発表

池田町商工会商業部は、ユーモアと遊び心を含んだ楽しいポスターで個人商店の魅力や特徴をアピールしようと、昨年から「パロディーポスター」の製作に取り組んできた。2月4、5日のあめ市で、賛同した30店舗のポスターを発表し、各店舗での張り出しも開始する。
同町の商業は、店主の高齢化や郊外型大型店との競合などで衰退が心配されている。そんな中、「個人商店の魅力は何か」を探っていた役員の間で1年前にパロディーポスターが提案され、先んじて行っている大阪商工会議所に視察に行くなど研究を重ね、今回、実物が出来上がった。
提案したのは当時、青年部から商業部に移ったばかりの松澤範明さん(48)。「大阪のポスターを知っていたので、自分たちでもできないか、と考えた」
「確かに、個人商店であるがゆえの親しみやすさや気心の知れた人間関係などがある。それを前面に打ち出せば面白いものができるかも」と賛同した部員7人で、すぐに「パロディーポスター委員会」をつくり、動きだした。県・元気づくり支援金へ申請もし、108万5000円の補助が決まった。
デザインや面白い言葉は、委員の一人、平林昇さん(65)が中心となって考案。「子どものころから、川柳やなぞかけなどを考えることが大好き。それぞれの店の特徴や、店主のキャラクターなどを思い起こしては原案を考えた」と、生き生きした表情で話す。
難しかったのは、各商店にパロディーの面白さを知ってもらうこと。「大阪のポスターはブラックユーモアを含んだものなどが多かったが、まじめな信州人に、そこまではできなかった」と委員たち。

それでも、のりがよく賛成する店主たちも多くいた。「カンコー学生服」を扱う洋品店の店主は、菅公(平安時代の政治家で学者・菅原道真のこと)をもじって、学生服姿で平安貴族の冠をかぶるなどし、笑顔で撮影に応じたという。上部には「幸服(こうふく)いっぱい」の言葉が入る。
薬や酒を扱う店の店主で、商業部副部長の西窪一雄さん(61)は、空手着で酒瓶や漢方薬を持ち、「百薬のアッチョウー(長)!」「少林寺漢方(拳法)!」などと叫びながらポーズを取った。

30枚のポスターは、あめ市の日から2月末まで、「おもしろポスター展笑店」として主会場のスペース・ゼロや町ハーブセンターなどに一括展示。各店舗は、通年で店に張るなど有効利用する。
委員たちは「これで終わってはいけない。効果を出してこその企画」「名刺やDM、カレンダーなどにも活用できれば」と、気を引き締めている。町商工会電話0261・62・5085
(長田久美子)

手作り品の展示販売と講座、演奏会も

安曇野市三郷温の「かんてんぱぱショップ安曇野店」2階ギャラリーで2月12日午前10時~午後4時、「こころに響くものたち~手づくりの2月」が開かれる。松本、安曇野市のハンドメード好きの女性7人が作ったさまざまなジャンルの雑貨の展示販売、ワークショップと、チェロとバイオリンの演奏会を合わせた催しだ。ベンチやテーブルなど木工作品を手掛ける鈴木美恵子さん(46、三郷温)と、フェイスブックやイベントを通じて知り合ったステンドグラス小物作家の松澤ひろみさん(50、三郷小倉)、エプロンや入園グッズなど布作品を作る村山寿美さん(39、松本市島内)、プリザーブドフラワーなどを手掛ける安藤美津子さん(50、同市今井)が企画。4人の他、チョークアートやフラワーキャンドルなどの作家も参加する。
ワークショップは各作家が行う予定で、いずれも20~30分。随時受け付けるが、材料がなくなり次第終了。金額や内容など詳細はフェイスブック(「こころに響くものたち」で検索)参照。
演奏会は午前11時からで入場無料。「大きな古時計」「星に願いを」など10曲程度を予定している。
企画した4人は「自分の作品を人に喜んでもらえるのがうれしい。来た人には手作りの楽しさを感じたり、体験してリフレッシュしたりしてほしい」。チェロで演奏会にも参加する鈴木さんは「自分の先生の演奏を初めて聴いた時、とても前向きな気持ちになれた。演奏会では多くの人に、そんな気持ちになってほしい」と話す。
鈴木さん電話090・5356・1875
(上條香代)

1次キャンプ終了 チーム構築は順調

170131yampJ2松本山雅FCのキャンプが順調に進んでいる。1月24日から静岡県御殿場市で6日間行った1次キャンプは、体力強化のほか守備戦術にも着手した。反町監督は、当初2割程度まで持っていきたいとしていた完成度について「3割ほどはできた」と話し、手応えをうかがわせた。
1次キャンプ最終日の29日は、2戦目となる練習試合を産業能率大(神奈川)と行った。35分を3本行い、1本目は0-1、2本目は飯田のゴールで1-0、3本目は谷奥、後藤に加え、2本目途中から出場した新人の岡が2得点し4-1だった。
昨季までのメンバーが多く残ることもあり、今季はできるだけ早くチームをつくり上げ、足りない部分をプラスしていく方針だ。
反町監督は「天候にも恵まれ、やるべきことはできた。大きなけがをする選手もおらず、全体的にいい合宿だった」と振り返り、この日の練習試合についても「ここまでやってきたことについては、きちんと狙いを出せた」と評価した。
2次キャンプ(2月1~5日・静岡市)は引き続き守備を中心に取り組み、3次キャンプ(同6~17日・鹿児島市)は攻撃面に重点を置く。26日の開幕戦前の1週間で足りない点を整理するというプランを描き、状況によっては4次キャンプを行うという。

深志高創立140周年記念DVDが完成

松本深志高校(松本市蟻ケ崎3)創立140周年を記念し、同校の歴史や伝統の「自治の精神」などを追ったドキュメンタリー「礎固し我が母校」のDVDとブルーレイが完成した。特典として110周年、120周年、130周年時に制作した記念映像のダイジェスト版を加え、2枚セットで限定販売している。
卒業生らでつくる140周年記念事業実行委員会が企画し、信越放送が制作。入学式、応援練習、「とんぼ祭」の準備で奔走する生徒の様子など節目の1年を取材した。
記念事業として開催した「深志140年の歩み展」をはじめ、卒業生でサッカーライターの元川悦子さんによる講演会、現役生と卒業生が一緒にオーケストラ演奏した志音会の舞台裏なども紹介。映画にもなった学校犬クロが1970(昭和45)年、テレビ番組で紹介された貴重な映像も収録。半世紀前に8ミリフィルムで撮影されたとんぼ祭や運動会の映像を同窓生が振り返る場面もある。
特典DVDは、110周年が「わが青春の深志」、120周年は「自治を叫びて」がテーマ。130周年は深志教育会館建設を描いた「蜻蛉ケ丘のサクラの下に」で、3本から抜粋しまとめた。
記念DVD制作小委員会の菱山晋一委員長(61、26回卒)は「深志高校で過ごした3年間は、今になっても忘れられない。物事の考え方やアイデンティティーについて考えさせられた。同窓生の他、多くの人に見てもらいたい」と話した。
本編約45分、特典DVDは約46分。ブルーレイ版が3680円、DVD版が2680円。深志同窓会の通販サイトや郵便振替で申し込む。同窓会事務局電話39・2081
(高山佳晃)

御嶽海が故郷上松町へ凱旋「囲む会」に400人

大相撲前頭筆頭の御嶽海(24、本名=大道久司)が25日、故郷上松町に凱旋(がいせん)した。町ひのきの里総合文化センターで開かれた「囲む会」には、400人近い町民が出席し、快進撃を見せた「木曽の星」のさらなる躍進を期待した。
御嶽海は22日まで開かれた初場所で、日馬富士、鶴竜の両横綱を破った初の金星2個を含む11勝4敗の好成績を挙げ、技能賞も獲得した。
囲む会は、上松町に関わりのあるスポーツ選手や文化人などを応援する町民有志の組織「あげまつ元気会」が企画し、御嶽海が出席した。
御嶽海は「初場所で11勝を挙げ、金星を取れたのもここにいる皆さんの声援のおかげ。この声援を背負って来場所も11勝できるように頑張るので懲りずに応援を」とあいさつした。
元気会などから花束や激励金、子どもが作ったミニチュアの「横綱」が贈られた。
その後、御嶽海は会場を回って来場者一人一人と記念撮影をしたり、握手をしたりして交流。懐かしい顔を見つけると肩をたたき、赤ちゃんを抱いて笑顔を見せた。
アトラクションでは、この日のために元気会の会員によって結成されたバンド「木曽トリオ」が演奏。御嶽海もバンドをバックに、俳優の桐谷健太さんが歌う「海の声」を熱唱。アンコールにも応え、会場を盛り上げた。
御嶽海の生の姿を初めて見たという上松小3年の砂山咲和さんは「思った以上に背が高かった。勝って懸賞金を受け取る時が格好いい。横綱になれるくらい強くなってほしい」と期待した。
木曽町中1年の高橋透真君は相撲部に所属。御嶽海の取組は必ず観戦し、足の運びなどを参考にしているといい、「全国大会で8強以上を目指す。将来は御嶽海関のような力士になりたい」と目を輝かせた。
最後は全員で三本締めを行い、元気会の山本勝己会長(63)は「どんどん雲の上の人になってしまうが、故郷を忘れないでほしい。横綱になるまで応援する」と力強く背中を押した。

御嶽海との一問一答は次の通り。
―故郷での囲む会に参加した感想は
こんなに多くの人に応援されていて、素直にうれしい。期待されていることも実感できたので、会に出席できて良かった。
―どんな声を掛けられたか
(初場所の成績に対して)おめでとうの声もあったし、けがをしないようにという声も多かった。ますます精進しなければと思った。
―「上松町を元気にする」という趣旨の会だが
自分が場所で勝つことで会が盛り上がる。勝っても負けても地元は応援してくれると思うが、その期待に応えたい。
―歌も歌った
恥ずかしかった。でもああいう場面で度胸を付けることも相撲につながるので、いい経験をさせてもらった。
―稀勢の里が横綱に昇進した
自分もそこに近づけるように、次の場所では倒したいと思う。
―初場所を振り返って
横綱、大関を2人ずつ倒して自信になった。今までにないような場所になった。
―世代交代の声も聞かれるが
若手として自分が先頭に立って角界を盛り上げ、本当に世代交代できるようにしたい。
―春場所の成績次第では「大関とり」の声も上がるのでは
まだまだだ。あまり上を意識せず、しっかりと白星を重ねて、着実に力を付けていきたい。
(浜秋彦)

29日 松本で「市民活動商店街」

松本地域を中心に地域づくり、市民活動に取り組む26団体が一堂に会する「市民活動商店街」が29日、松本市のMウイングで開かれる。28、29日、同所などで開く全国大会「未来を拓(ひら)く自治と協働のまちづくりを目指す研究集会」の応援企画。活動紹介のパネル展示の他、障害者の就労支援団体の自主製品の販売、町会居酒屋など、ユニークな取り組みもある。
24ブース。町会居酒屋は、町会公民館で月1回開き、交流を図る取り組みだ。大庭公民館居酒屋「おれんち”」、二美町2丁目居酒屋「よってけや」の2店が開店する。ノンアルコールの飲料のほか、ちょっとしたつまみを用意する。
縄手の魅力を生かした「水辺のマルシェ」は、縮小版のミニマルシェ。農業とアートを融合させたNO―JINが、地元で取れた果物を使ったジュースやジャムを販売。障害者就労支援団体のクラフト、弁当などの販売、信州・まつもと鍋の振る舞い(200食)もある。
他に、松本保健福祉事務所管内の犬の殺処分ゼロを目指し活動する「ゆめまるHAPPY隊」、「フリマネット信州」、「上高地線応援隊(古い電車で新しい語らいの会)」などのブースも。商店街らしさを出そうと、応援メッセージを書いた人には、ジュースなどが当たる福引もある。市地域づくり課は「いろいろな活動を知ってほしい。知ることで、新しい気づき、発見があるのではないか。多くの人に来てほしい」と話している。
全国大会「未来を―」は、「~住民主体の地域づくり『自治と協働のまちづくりをめざして』~」をテーマに、28日はまつもと市民芸術館、29日はMウイングで開催。パネルディスカッション、全国リレートーク、11の分科会などを行う。市民活動商店街は午後0時半~3時。中央公民館電話32・1132
(八代けい子)

食の寺子屋給食部が3日池田で料理研究家招き講演会

安曇野市を中心とした主婦らでつくる市民団体、食の寺子屋給食部は2月3日、料理研究家、横山タカ子さん(長野市)の講演会を池田町の池田クラフトパーク創造館で開く。給食を切り口に、子どもの食環境の向上などを目指す同部にとって、本格的な事業の第2弾。現在、参加者を募集している。
講演テーマは、「家食(いえしょく)は子どもを守る最後の砦(とりで)~四季に寄り添う一汁三菜のいろは」。信州の風土や暮らしに合い、受け継がれてきた“素直に調理した一汁三菜”という食事の原点に立ち返りながら、家で食べる食事の大切さや簡単にできる保存食の作り方などの話をする。
給食部は30、40代の子育て世代の母親で構成し、2年前に発足。安曇野へのIターン者が多く、恵まれた自然環境と同様に、給食など、子どもの食環境の向上を目指して活動している。
発足当初は、ワークショップなどを開いていたが、安曇野市の支援が受けられるようになり、昨年12月に本格的な事業の第1弾として精製された砂糖が身体や精神に及ぼす作用を探り、砂糖業界の闇に迫る映画の上映会を開いた。
給食部員の鶴木藍さん(31、穂高有明)は「飽食の時代に家で何を作り、何を食べるかを考えるきっかけになれば」と話した。
講演会は午前10~11時半。入場料500円(学生250円)。キッズスペースあり。鶴木さん電話090・7908・9341
(浜秋彦)