月別アーカイブ: 2016年1月

松本大が特産品使いバレンタイン3商品販売へ

松本大学は、松本市の「入山辺の将来ビジョンを考える会(通称・こんな山辺にするじゃん会)」などと協力し、開発、プロデュースした商品3種を2月6、7日、山形村のアイシティ21で開く高校生、大学生の合同販売会「バレンタインスイーツ~バレンタインまで待てない」で販売する。地域の特産品に、若者の視点をプラスしたユニークな商品だ。
関わったのは、「支援会ゆにまる」と観光ホスピタリティ学科、白戸洋教授のゼミナールの学生。「支援会ゆにまる」は、長野市のながの東急で開く高校生の販売実習「デパートサミット」に参加し、その後、松本大に入学した学生を中心に結成した。高校時代に経験したことをさらに発展させようと、初めて地域と連携した。
プロデュースしたのは、巨峰の干しぶどう「山辺の彩り」と、保平かぶを使ったハート形の漬物「奈川ルビー」。
山辺の彩り「入山辺―」の会員で農村女性マイスター、ブドウ農家の小笠原玲子さん(59、入山辺)が3年前から製造し、山辺ワイナリーの直売所などで販売。信州のおいしい果物をもっと手軽にお土産にと、児野帆純さん(総合経営学科1年)が注目。より魅力ある商品にしようと、パッケージを松本市出身のイラストレーター田之上尚子さん(愛知県)が担当した。
房が大きすぎ、日照不足で色や甘みがあまりのらないブドウを使用。粒タイプ(800円)と房(2000円)がある。小笠原さんは「生食として不向きなブドウを形を変えて、おいしく食べてもらえればうれしい。販路が拡大すれば、農家の収入アップにもつながる」とする。
奈川ルビー奈川振興公社と協力。公社事務局長の一志千春さん(41、奈川村)が、松本大で開いた「地域産品デザイン講座」に参加。もっと売れる商品にと、学生らと話し合う中で出たアイデアを形にした。一志さんは「漬物のイメージを変えようと、ハート形にした。赤の色がきれいなので、ルビーとした」。1袋500円。

日本酒チョコレート松本蔵巡りまつもと城町市民コンシェルジュと連携し、観光ホスピタリティ学科の白戸洋教授のゼミナールが開発。市内にある6蔵の純米吟醸酒を生地に練りこんだ。昨年は6個入り(2000円)だけだったが、今回、甘口、辛口が選べる3個入り(1000円)も登場、デザインは紙箱作家の梅川茜さん(松本市横田1)が手掛けた。「職人が、手間暇掛けて、1品ずつ手作りした。食べ比べて」と、まつもと城町―の大森女礼さん(50、松本市中央3)。白戸教授らは「バレンタインの新しい提案にもなるのでは」と話す。
松本大電話48・7200
(八代けい子)

壮麗なるバッハの世界 2月13、14日音文で公演

松本市島内の市音楽文化ホールは2月13、14日、2公演による「松本バッハ祝祭アンサンブルⅤ大バッハと過ごす至福の時」を開く。松本市制施行100周年を記念して結成されたオリジナル楽器アンサンブル「松本バッハ祝祭アンサンブル」が、多彩なゲストと共にバッハの世界を表現する。
1公演は13日、日本のバッハ研究第一人者、小林道夫さんが指揮とチェンバロを担当し「チェンバロ協奏曲第1番」などを披露。桐山建志さん(バイオリン)、大塚直哉さん(チェンバロ)、尾﨑温子さん(オーボエ)などが出演する。
第2公演は14日、第1部は桐山さんと大塚さんが、「バイオリン・ソナタ」第3番、第4番を演奏。第2部は、この日のために結成し1年間、練習を重ねた松本バッハ合唱団らが「マニフィカト」の荘厳な響きを届ける。
いずれも午後2時開演。13日は全席指定、一般4000円、大学生以下2000円。14日は全席自由、一般3000円、大学生以下2000円。2公演通し券は一般6000円、大学生以下3000円。問い合わせは同ホール電話47・2004
(井出順子)

松本市「なんぷくプラザ」開所 発達障害児の支援体制充実

松本市双葉4の福祉複合施設「なんぷくプラザ」の開所式が27日、同施設で行われた。南部保健センターなどが入った建物と市ふれあい体育館を解体し、鉄骨造3階建ての建物を新築。発達障害児相談・支援の「あるぷキッズ支援室」も入れ、市南部の福祉の一大拠点になった。
場所はJR南松本駅南西、市総合社会福祉センター隣。延べ床面積約3350平方メートルで、総工費11億6270万円。2013年度に建設開始。まだ未整備の駐輪場や駐車場、正面玄関は今後整備する。
1階に松南地区福祉ひろば、就労継続支援B型事業所「南ふれあいホーム」、松本圏域障害者総合相談支援センターWishなど、2階に南部保健センター、3階に「あるぷキッズ支援室」が入り、18日から稼働している。
最大の特徴は、これまで市役所庁舎(相談窓口)や市教育文化センター(教育相談室)など市内各所に機能が分散していた「あるぷキッズ支援事業」が、なんぷくプラザという拠点を得ることで効率的になり、内容を充実させること。
あるぷキッズ支援室には個室の相談室が4、療育室が6。天然芝の広場もある。
また、16年度からは保健師を増員し、未就園児の発達を促す「あそびの教室」も増やす。ペアレントトレーニングを受けた親が復習する「フォローアップ講座」の新設や、保育士向けの「ティーチャートレーニング」の強化など、ソフトを充実させる。
北部と梓川の保健センターで開く「あそびの教室」は継続する。
開所式には菅谷昭市長をはじめ約60人が出席。市こども福祉課の窪田京子課長は「施設環境の充実や連携強化により、一層効果的な福祉事業ができる」と話した。
(松尾尚久)

特殊詐欺被害防止へ 松本で2月4日市民集会

松本市は2月4日、「特殊詐欺被害防止市民集会」を市Mウイング6階ホールで開く。昨年9月の「非常事態宣言」後も被害が後を絶たないことから初めて開催。認知心理学が専門の菊池聡・信大人文学部教授が講演するほか、松本警察署長がコーディネーターとなってパネル討論会も開く。
菊池教授は、人の考え方の特徴を科学的に解明し、実生活での応用を探る専門家。「超常現象をなぜ信じるのか」「錯覚の化学」などの著書がある。当日は「だまされる心の心理学~人はどうして『思い込み』にだまされてしまうのか」と題して講演する。
パネル討論は町会連合会、高齢者クラブ連合会、松筑金融機関防犯連絡協議会、菊池教授、松本署と市の担当者が登壇。「特殊詐欺の被害を防止するために私たちができること」と題して意見を交わす。

特殊詐欺とは、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などのいわゆる「振り込め詐欺」4類型に、金融商品等取引名目詐欺やギャンブル必勝法情報提供名目詐欺などを加えた合計8類型の総称。
松本市では昨年、特殊詐欺被害が続出。松本署が把握しているだけで被害件数33、被害額は約1億2900万円にのぼった。
市は9月に「非常事態宣言」を発令。12月には松本署、金融、コンビニエンスストア、タクシー業界などと連携協定を結び、市民への注意喚起や啓発活動をしてきた。
しかし、被害は後を絶たず、今年に入ってからも、医療費還付金名目やインターネット有料サイト退会料名目などの詐欺被害が起きている。
市消防防災課の牛丸公文課長補佐は「自分の問題としてとらえると同時に、周囲の人が止めてあげることも大事。防止に向けた取り組みを市民運動にしていく必要がある。ぜひ参加して、意識を高めてほしい」と話している。
午後1時20分~4時。無料。2月2日までに同課(電話33・1191)へ申し込む。
(松尾尚久)

2月1日から商店主らを講師に「おぉ!まちゼミな~る!」

大町商工会議所は2月1~27日、少人数制の市民講座「知ってトクするおぉ!まちゼミな~る!」を大町市内の商店街を中心に開く。「きれい」「つくる」「健康」「まなぶ」の4分野に計18講座開講し、商店主らが講師となって各店の専門知識や技術、こだわりなどを無料(材料費は実費)で教える。
店と客との交流を深め、商店街に訪れる買い物客を増やそうと、2013年から始め、5回目。門戸を広げ、市外からも参加者を受け付けている。
下仲町の化粧品専門店「美の店ヤマチキリ」は4、5日、60~90代の女性を対象にした「60代からの生き生きメイク講座」を初企画。「どんなに年齢を重ねても、いつまでもきれいでいたいのが女性の本心」(戸谷優子店長)といい、戸谷店長(58)が肌を若く見せるメークの仕方から、眉毛の描き方まで、受講者一人一人に合わせてアドバイスする。
同店では、ほかに現役バスガイドが講師を務める「バズガイドの知恵袋季節のお話と筆遊び」(3日)、女性対象の「ハーブのオイルエステ体験会」(18、19日)も開く。
初参加の麻倉Arts&Craftsは、中学生以上を対象にした「デザート・ファーストスプーン作り」(6、7、21日)、操り人形の「マリオネット作り」(5日)など。鍼灸(しんきゅう)院によるお灸教室、寝具店による睡眠と健康の話、すし職人が教えるプロの握り方などもある。
大町商議所の山口征廣さんは「安心して受講できるように各店からの販売・勧誘はしないのがまちゼミの決まり。気軽に参加してほしい」と話す。
日程などの詳細は同商議所のホームページで、申し込みは各店へ。同商議所電話0261・22・1890
(高山佳晃)

北深志の岡さん モミガライト製造機導入

松本市北深志の岡賢昭さん(43)は、もみ殻をすりつぶして加熱成型した固形燃料「モミガライト」を製造販売している。製造機を導入したのは、池田町の環境クリーンサービス(丸山俊明社長)に次いで県内2件目。
モミガライトは、購入後すぐ燃料として利用でき長期保存も可能なので「まきの備蓄が不足しがちなこの時期に試してほしい」と岡さん。
高熱量でまきより長く燃える。まきに比べ安価。100%もみ殻でできており、固形化のための接着剤などは使用していないので臭いもない。含水率は乾燥したまきで約20%なのに対し、モミガライトは5・5%と低いため、煙突に汚れがつきにくいという。
大手電機メーカーの安曇野市の事業所で働いていた岡さんは、東京異動の話が出たことをきっかけに家族と相談し松本で暮らすことを決め、14年7月に退職。半年間就職活動もしながら考えた末、モミガライトを主力商品とする「ハーロムアルマ」を昨年5月に立ち上げた。11月には、モミガライト製造機を製造販売しているトロムソ社がある広島県因島で初の全国モミガライト普及協議会があり、岡さんは理事に選ばれ普及活動にも意欲を燃やしている。
災害備蓄用のモミガライトデラックスは10~15時間燃焼。モミガライト8キロと着火剤など必要なものをセットにして5000円。モミガライト15キロ980円。
取り扱いは岡さん電話070・2839・4982、環境クリーンサービス電話0261・62・0554、エコ倶楽部(くらぶ)信州電話55・8088
(赤羽昌子)