月別アーカイブ: 2015年12月

岸野靖之さん 松本大サッカー部監督に就任

151222yamp松本山雅FCと松本大(松本市新村)は18日、山雅ユースアカデミーアドバイザーの岸野靖之さん(57)が、同大サッカー部の監督に就任すると発表した。2010年に結んだ連携協定に基づき実現。部の競技力向上を通し、大学側はキャリア構築や人材育成、広報効果、山雅側は選手育成・発掘の環境充実など、双方に利点が見込めそうだ。
北信越大学リーグ1部に参戦する同部は、今季降格が決定。2部で戦う来季は部員が20人ほど増え、60人を超えるとみられる。
現在の2チーム制から3チーム制に変更し、岸野さんは1軍チームを指導。併せてほかの指導陣の配置も見直し、齊藤茂・現監督(38)は総監督などとして、引き続き指導に携わるという。
サガン鳥栖を率いるなどJリーグでの指導経験も豊富な岸野さんだが、大学生の指導は初めてで、さっそく選手やチームの現状把握に取り組む考えだ。
同大で開いた記者会見で岸野さんは「大学生はこれから社会に出る大切な時期。サッカーだけでなく、人間としての成長も大事にしたい」と意気込んだ。
これまでは協定により、大学側が練習施設を提供したり、学生が「スタジアム弁当」を開発したりしており、山雅側は「恩返しをしたいと思い続けてきた」(加藤善之ゼネラルマネジャー)。今後J1への再昇格、定着を目指す上で欠かせない育成面の充実もにらみ、山雅側が指導者派遣を持ちかけた。
同大の住吉廣行学長は「この取り組みが、サッカー界の将来の展望を開くかもしれないという意味でも見守りたい」と期待。
山雅の神田文之社長は「松本大の協力で新しい挑戦ができることに感謝している。これを形だけでなく、本当の意味での連携につなげる」と力を込めた。
(長岩将弘)

松本市長に報告 協力感謝し奮闘誓う

151205yamp県内クラブとして今季初めてJ1に参戦し、年間16位で1年でのJ2降格が決まった松本山雅FCの反町康治監督や、運営会社の神田文之社長ら4人が3日、松本市役所を訪れ、菅谷昭市長にシーズン終了の報告をした。
4人は今季の成績について責任を痛感しながらも、4月に完成した市かりがねサッカー場を優先的に使えた点など、市の協力に感謝。来季のさらなる奮闘を誓った。
神田社長は「残念なシーズンにはなったが、多くの人のサポートで1年間戦えたことは誇りに思う」と話し、加藤善之GM(ゼネラルマネジャー)は「この悔しさをよいエネルギーに変え、一丸となって、また新しい山雅をつくっていきたい」と力を込めた。
菅谷市長は「市民に喜びや楽しみ、わくわく感を提供し、子どもたちには夢とともに厳しさも教えてもらった。こちらこそお礼を申し上げたい」と応じ、「(降格は)飛躍のための通過点。僕らの思いも変わらないし、これを糧として、来年も頑張って戦ってほしい」と激励した。
菅谷市長が「どうなるかと思ったが、(反町監督が)続投してくれてうれしかった」と明かすと、反町監督は照れ笑いを浮かべた。
表敬を終えた反町監督は「市長にはお礼を言っていただいたが、感謝を示さなくてはならないのはこちらのほう。期待に応え、プロとして結果を出せるようにやっていく」と、表情を引き締めた。