月別アーカイブ: 2015年10月

松本・芳野町会の住民有志「趣味を楽しむ会」結成

松本市芳野町会の住民有志十数人が25日、「芳野趣味を楽しむ会」を発足させた。芳野町には、老人クラブなどがなく、住民同士のつながりが薄いといい、老若男女、さまざまな趣味を通して交流を深め、地域づくりにつなげる。初回は11月17日を予定している。
町会体育部長の宮島博さん(69)が発起人となって立ち上げた。宮島さんによると、芳野町には約500世帯が暮らし、町会単位では市内でも有数の人口集中地で、その7割強が市営、県営住宅の住人という。少子高齢化が進む中、1人暮らし世帯や母子家庭、入転居も多いことから、これまで住民同士の交流が少ないことが課題だった。
25日は30~80代の10人が芳野町公民館に集まり、会の運営方法や今後やってみたいことなど活発に意見を交わした。
男性陣は、将棋や囲碁、マージャン、女性陣は、カラオケを一押し。できるだけお金は掛けず、皆が楽しめるものを選び、順次、活動を活発化させる。住民が主体となって得意な趣味を教え合い、知識の向上、健康づくり、楽しい暮らしにつなげるのが狙いだ。
最高齢参加者の百瀬武門さん(80)は「これまで地域の住民が気軽に集まれるような場がなかったので、このような会ができたのは大変ありがたい。世代を超えて多くの人と交流を深めたい」。
発起人の宮島さんは「近くの農地を借りて、みんなで家庭菜園にも挑戦したい。収穫した野菜で料理を作ったり、住民主体で地域を盛り上げていくきっかけになれば」と期待した。
当面、第3火曜午後1時半~3時、芳野町公民館を拠点に活動する。芳野町住民及びその家族を対象に会員を募集している。宮島さん電話090・1466・0960
(高山佳晃)

11月15日 ジブリの世界を広げる演奏会

安曇野市の市民有志でつくる「安曇野にジブリの世界をつくる会」は11月15日、会の創設5周年コンサートを穂高会館講堂で開く。これまでは地元の演奏家、高校生らを中心としたステージだったが、今回は東京を拠点に活動するプロの演奏家を招いて開催。安曇野ジブリこども合唱団らも出演する。
出演は、ハーモニカ奏者の大竹英二さん。2001年の国際ハーモニカフェスティバル(ドイツ)のブルース・ロック・フォーク・カントリー部門で優勝した。またテレビドラマ「名探偵コナン」(実写版)、映画「ふるさとがえり」などのBGMに参加。ジブリの曲をカバーしたアルバムも出している。
ピアノとボーカルの菅井宏美さん、パーカッションの金山典世さんのユニット「ツヅリ・ヅクリ」は、バイオリンやギターなどの奏者を加え、オリジナル曲、ジブリのカバー曲を披露する。
こども合唱団は、「いのちの記憶」などを歌う。コンサート実行委員長で演奏家の笠原芳子さん(豊科)によるエレクトーンのソロ演奏も楽しめる。また会員の店がパン、小物などを販売する。
同会は2010年、市の活性化、子どもの健全育成、自然環境保護を目的に、夢のあるジブリの世界のテーマパークをつくろうと、市民団体として発足。コンサートやキッズフェスティバルを開くなど活動し、12年にこども合唱団を結成した。
これまでは豊科でコンサートを開いたが、「ジブリの世界を広めよう」と初めて穂高で開催。笠原さんは「ハーモニカ、合唱など、4種の音楽が楽しめる」と力を込める。
高校生以上1000円、小中学生500円、幼児無料。コンサート専用電話090・4390・0187
(八代けい子)

劇団であい舎が1日から松本で2作品を上演

創設30周年の「劇団であい舎」は、拠点の松本市芳川公民館で11月1~7日(3日除く)、「第35回公演俳優修業と近現代史に学ぶ」と題し2本の作品を上演する。原点に立ち戻れるというチェーホフの「結婚申込」と、近現代史を描く井上ひさしの群読台本「少年口伝隊1945」だ。
「結婚申込」はチェーホフの代表的笑劇。団員らが松本地方の方言にした。登場人物は父娘と隣人の3人で、人間味あふれるやり取りが笑いを誘う。演出を務める吉田義応さん(74、東京)は「ばかばかしく愚かに見えても人間の素晴らしさが浮かび上がる、演劇の基本を学べる作品」と言う。
取材を基に書いたといわれる「少年口伝隊1945」は、であい舎主宰の杉本彰さん(71、同市村井町)が演出。原子爆弾が投下された広島と、その広島で新聞社の「口伝隊」をした少年3人の姿を朗読と演劇で描く。焼け焦げた人や街、追い打ちをかけた枕崎台風などが、詳細な記事を読むように語られ、懸命に生きる少年らの背景も生々しく迫ってくる。
現在、団員は中信地域の10~70代の10人ほど。子育てなどと重なるメンバーの休団を憂いながらも、「自分たちでやっていくしかない」と杉本さん。「結婚申込」で原点を回帰し、「少年口伝隊1945」に向け団員らと夏の広島を訪ねるなど1年をかけて準備してきた。
昨年から参加する吉田さんと杉本さんは共に「劇団東演」(東京)で舞台に立った仲。互いの演出に刺激を受けながら追い込みの練習に熱を入れている。
開演は午後7時(1、7日は2時)。一般1000円(当日1200円)、小中生500円(当日600円)。杉本さん電話58・4976
(宮沢厚子)

来月25日地元デビューのプロレスラー青柳さんに強力助っ人

松本市内田出身のプロレスラー青柳優馬さん(19)を応援しようと、同市中央1の中国料理店・丸幸代表の山本雄一郎さん(44)は11月25日、全日本プロレス(全日)松本大会のリングに立つ。この日は青柳さんにとって初の故郷での凱旋(がいせん)試合。地元を挙げて若武者を後押しする。(浜秋彦)
山本さんは元全日本プロレスのレスラーと友人だったのが縁で、高校2年の時から現在まで、県内で開催される全日の興行の手伝いなどを続けている。
それが認められ、昨年12月には全日の創設者・故ジャイアント馬場さんの妻で、全日相談役の馬場元子さんから、「全日本プロレス長野県代表」のお墨付きを得た。
そこに加わった青柳さんのデビュー。山本さんは「やっと松本から本物が出た。こんなに楽しいことはない」と喜び、「青柳君が松本に来るからにはお客さんをたくさん入れてやりたい」と、自分が「客寄せパンダ」になってリングに立つことを決意。約3カ月前から筋力トレーニングを始め、準備万端だ。
大会当日は、長野県のお笑い系のプロレス団体、信州プロレスリングが前座で登場する予定で、山本さんはそのリングに立つ。キャラクターは松本の名物グルメ・松本山賊焼のマスコットキャラクター「さんぞくんの兄」に設定。さんぞくんに似せたマスクと衣装を身に着け戦い、さんぞくんも登場し、会場を盛り上げるという。
山本さんは「期待を裏切らないパフォーマンスを見せたい。山賊焼きをPRできるのもうれしい」と力を込めた。

青柳さんは田川高校を卒業し、昨年4月に全日に入団。厳しいプロの練習に耐え、12月にデビュー。今年8月にシングル戦で初勝利を挙げた。
これまで県内3カ所で試合をしたが、松本には初登場となる。26日に大会のPRのため一時帰省した青柳さん。地元の応援に「こんな心強いことはない」と奮い立ち、「松本大会の時には二十歳になっており、勝利の美酒に酔いたい」と力強く宣言した。

全日本プロレス松本大会11月25日、松本市今井の松本平広域公園体育館で午後6時半試合開始。チケットはチケットぴあの他、松本市のライオン堂、丸幸、塩尻市のゴトースポーツ、塩尻メトロスポーツでも購入できる。
山本さん電話090・8593・1273

元高校教員の平野さん、教え子らと作品展 30日から

元高校教員で、工房「ふくろう工作舎」(池田町)を営むひらの灯茶(本名・平野和仁)さん(65)は、教え子やその仲間の工芸家でつくる「あづみのてとて」と、30日~11月3日に安曇野一帯で開かれる作品展、工房公開などの「安曇野スタイル2015」に参加する。クラフトを通して教え子と再会したのが縁。若い工芸家との作品展を楽しみにしている。
一緒に展示するのは、ひらのさんと、豊科高校に勤務していたころの教え子の穂高千恵美さん(31、松本市島立)、奥原光博さん(31、松川村)、2人の仲間の石田友紀さん(33、安曇野市穂高)、増井裕壽さん(27、同)、吉田絵美さん(32、大町市大町)、稲垣岳さん(35、白馬村)。
自然体験交流センターせせらぎ(明科)で、バッグ、キーケースなどのレザークラフト、アロマ関連グッズ、パワーストーンのアクセサリー、とんぼ玉のアクセサリー、染め物などを展示。ひらのさんは和紙を使ったふくろうランプなどを並べる。
「ミニフクロウ」「ハーブのこねこねせっけん」などのワークショップもある。
「あづみのてとて」は、昨年の安曇野スタイルで知り合った仲間たちが今年4月に結成。「安曇野市でクラフトのイベントがもっとあれば面白い」と5~9月に月1回、北アルプス牧場直営店(穂高)南側で手作り品を販売した。増井さんは「作り手が責任を持って使い手に渡せるよう『て(手)とて(手)』と名付けた」と話す。
ひらのさんと奥原さんは、昨春のクラフトイベントで再会し、「一緒に作品展を」と意気投合。機会を探してきたが、なかなか日程が合わず、今回ようやく実現する。
ひらのさんは「若い人はエネルギーがある。教え子などと作品展ができるのはありがたい」。穂高さんらは「すてきな縁でつながった。他の教え子も展示を楽しみにしている」と話す。
増井さん電話090・5562・1009
(八代けい子)

ケアガーデン結家 11月1日「こどもまつり」

発達障害のある子どもたちに特化した通所支援施設、安曇野市穂高のケアガーデン結家(浦野典子さん代表)は11月1日正午~午後2時、「こどもまつり」を開く。手作りスイーツのカフェや同所で行うワークショップの体験会などのほか、今年は初めて、農園で栽培してきたラベンダーから採れたオイルとウオーター(蒸留水)の商品化もかない、数量限定で販売する。ラベンダーは、グロッソとオカムラサキの2種類、計約1400株を栽培。これまでは育てるだけだったが、何らかの形にしたいとオイルとウオーターを考案。今年の6、7月に子どもたちが刈り取り、大人のスタッフが蒸留器にかけた。
20日は子どもやスタッフが瓶詰め作業をした。心地良い香りが漂う中、手際良く進め、同市内の小学6年生と中学2年生の女子は「刈り取りは暑くて大変だったけど、達成感もあったし、天然のすごい商品ができて良かった」と満足そう。
「子どもまつり」は、日ごろの学びを形にし、地域の人に親しんでもらおうと2010年の開所から毎年開き6回目。「その年、その年の“精いっぱい”が、毎年、進化している」と浦野さん。子どもたちは接客の練習なども行い、準備に励んでいる。
当日は、発達障害の世界を疑似体験するコーナーも。オイルは1本1500円と2000円で、ウオーターは500円で販売する。浦野さんは「子どもたちの努力とお母さんたちの愛情の積み重ねで今がある。成長を知ってもらう機会になればうれしい」と話す。問い合わせは同所電話83・1112(日、月曜休み)
(井出順子)

松本駅前飲食店20店と県内酒蔵22蔵で「城下町酒の宴2015」

松本市のJR松本駅前の飲食店経営者3人は、11月3日午前11時~午後4時、「城下町酒の宴2015」を開く。会場となる参加店と県内の酒蔵がそれぞれ1組になり、料理と酒を安価で提供する。来場者は街を回遊しながら飲み歩きができ、「街全体の活性化につながれば」と期待する。
酒楽(中央1)など経営の磯尾広志さん(45)、風林火山(同)の中村定春さん(40)、庵寿(同)の稲田裕行さん(37)が実行委員会を結成。
駅前の居酒屋など20店と県内の酒蔵22蔵がそれぞれ1組(一部の店は2蔵と組む)になり、店は日本酒に合う限定メニューを用意。酒蔵は自分の蔵の酒を少なくとも3種類用意し、担当者が種類や味などを説明する。料理と酒の値段は共に1品300円から300円刻みに設定。中村さんは「通常の半額以下。お客さんは相当、割安感があるのでは」とPRする。
来場者は、パスポートとなる90ミリリットルの升を1000円(前売り)で購入。その升を持って好みの店を巡り、酒と料理の代金は、300円券が11枚つづりになったお得なチケット(1セット3000円)か現金で支払う。

2010年、磯尾さんが「これだけ酒蔵のある長野県の地酒をもっと広めよう」と、「酒楽祭り」の名称で、特設会場などに酒蔵を集めて試飲会を行ったのがイベントの原形だ。
今回は、「飲食店にも活気を」と初めて参加店を募るなど大きく発展。開催日時をまつもと市民祭松本まつりが行われる祝日の昼間に設定したのも、多くの人出が見込まれる他、イベントを夜開催にすると通常営業に影響が出、参加店に負担がかかるため、それを避ける狙いからだ。
稲田さんは「例えイベントでも参加店に利益が出ないようでは続かない」と提言する。
今後、参加店、酒蔵とも数を増やしていく考えで、磯尾さんは「若手経営者が協力して、イベントを中心市街地全体に広めたい」と話した。
県の原産地呼称認定酒の試飲会もタツミ亭(中央1)で同時開催。パスポートとチケットは参加店と山屋酒店(島内)、三代澤酒店(大手4)で購入できる。WEBでも購入可能(「城下町酒の宴」で検索)。
風林火山 電話35・7872
(浜秋彦)

信大松本キャンパス「銀嶺祭」節目の50回目

信大松本キャンパスで31日、11月1日、学園祭「銀嶺祭」が開かれる。今回は50回目の節目。実行委員会は「多彩な企画を地域の人にも楽しんでもらい、つながりを深めよう」と準備に励んでいる。
趣向を凝らした多彩なイベント、ステージ企画や模擬店などを展開。サークルのライブやパフォーマンスといったステージ企画では、東京などで活動するバンド「Thenonnon」の無料ライブなどもある。
前回から導入した、飲酒トラブルを防ぐ「アルコールパスポート」は今回も継続する。案内所と本部で、実行委員が身分証などを確認してリストバンド形式のパスポートを発行。模擬店で酒類を購入する際に提示が必要になる。
今回のテーマは「Integral(インテグラル)」。「不可欠な」「積分」などの意味がある英単語に、これまでの大学祭の「積み重ね」や、地域や人とのつながりを「不可欠なもの」にしようという願いを込めた。
実行委員長の加藤克輝さん(20、理学部2年)は「50回の節目としてふさわしいように、各企画も充実させた。地域の人にも気軽に来てほしい」と話す。
詳細はホームページ(http://ginrei-fes.com)。

銀嶺祭の模擬店の一つとして、信大、県短期大(長野市)、県看護大(駒ケ根市)の学生でつくる東北支援のサークル「Skip(スキップ)」が出店する。東北産のワカメを使ったうどん、地酒を販売。「少しでも復興支援につなげたい」との願いを込める。
ワカメうどんは、サークル活動を通して知り合った宮城県南三陸町の漁師が育てた塩蔵ワカメを使用。サークル長の高橋壮太さん(20、信大理学部3年)によると、かみ応えがあり、肉厚という。
昨年の学園祭で、東北の地酒などを提供。今年7月に長野市で行ったワカメの販売会が好評だったこともあり、今回はワカメうどんもメニューに加えた。「東北の味」に触れてもらうことで、復興支援、記憶の風化防止につなげたい考え。「おいしいワカメを食べ、スーパーなどで東北の食材を買ってもらうきっかけになれば」と高橋さん。
サークルは、昨年2月に行われた、県内学生が東日本大震災被災地を巡るバスツアーをきっかけに、有志で設立。現在、3校の約80人が所属し、誰でも参加できる被災地バスツアーを企画するなど、さまざまな活動をしている。高橋さんは「今後は、地域を巻き込んだイベントや、次代を担う子どもたちに震災の記憶を伝えていく活動をしていきたい」と話す。
(大山博)