月別アーカイブ: 2015年8月

「ワインnanoda」楽しみ広がり3周年

塩尻市大門商店街のにぎわい創出に取り組む市民有志nanoda(なのだ)が毎月20日に開いている「ワインnanoda」が20日、3周年を迎えた。県産ワインの消費量を増やそうと2012年8月にスタート。ワインの普及と共に、さまざまな人が集い活躍する場として広がりを見せている。
節目の20日は大門一番町の市民交流センターで、「塩尻ワインとシャンソン&ポピュラーの夕べ」として開催。ボイスアーティスト布野えいじさん(松本市)ら3人が出演。37人が音楽とワイン、フレンチを楽しんだ。
参加者は、塩尻市内のワイン愛好者やnanodaの取り組みに興味を持つ大学生、シャンソンを聴きに来た人など多彩な顔ぶれ。
夫婦で参加した会社社長の古牧敬さん(55、洗馬)は「塩尻ワインを味わう会や食事会はまだ塩尻で“特別な会”と思われがちだが、こういう場は、より多くの人に慣れながら広めていく一助になるのでは」。

「ワインnanoda」は日本ソムリエ協会が提唱する「毎月20日はワインの日」にちなむ。塩尻産ワインを持ち寄ったりゲストを招いて開いたり。代表の市職員山田崇さん(40)によると「ゆる~くワインを楽しもう」と続けてきた。当初は4、5人で、3人の時も40人近い時も。平均12人、これまで延べ約400人が参加した。
会の特長の一つは、参加者が自身の専門分野を生かせる場でもあること。ほぼ毎回、料理と会場を提供しているトムズレストラン(大門一番町)オーナーシェフの友森隆司さん(36)は、塩尻産食材を用いたフレンチを提供、「ワインも食材も地域の宝。それを知ってもらういい機会。いろいろな人と交流、会話できるのがいい」。
また、会社員の八幡健一さん(54、広丘原新田)は、5年前からワインに興味を持ち、市の観光ガイドと日本ソムリエ協会のワインエキスパート資格を取得。「塩尻ワインのファンを増やしたいし、経験を積むにもいい機会」と、大勢が参加する際にはサービス係として活躍する。

友森さんは「まだ3年。“イベント”から“文化”として根付かせていきたい」。
ワインnanoda進行役の市職員石井健朗さん(47)は「やめてもいいと思った時もあったが、ワインや塩尻に関心のなかった人も来てくれるようになった。無理ない範囲で楽しく続けていきたい」と話す。
(井出順子)

アンダーアーマーサッカースクール安曇野校7日開校

「アンダーアーマーサッカースクール安曇野校」が9月7日、安曇野市豊科に開校する。対象は小学5~6年生の少年少女で、サッカーテクニックの向上に特化した指導を行う。
本年度は9~11月の3カ月で、毎週月曜日午後7~9時(毎月第2月曜日はゴールキーパースクール)。豊科南小学校などを会場に行う。来年度からは4~11月に開く。
事務局を担当する奥村貴光さん(40)、吉井哲平さん(24)によると、スポーツブランドのアンダーアーマーが豊科にあるスポーツショップのカクミズと取引をしていた縁で、1年ほど前から開校の話が持ち上がり、準備を進めた。
基礎力を高め、子どもたちの可能性をさらに引き出すのが目的。目玉として元Jリーガーによる臨時サッカークリニックを開くという。
料金は初回無料(体験もできる)。入会後1回500円で、入会金5000円(スポーツ保険加入料、オリジナルウエア代金含む)。現在少年団等のチームに所属している選手も参加できる。
事務局・吉井さん電話090・2442・0691
(田中信太郎)

南木曽でアーティスト4人が公開制作

外部のアーティストが南木曽町の一般家庭にホームステイしながら3週間滞在し、旧妻籠小学校校舎を拠点に表現活動をするイベント「NAIR」(主催・南木曽町地域おこし協力隊)が9月1~21日、南木曽町で開かれる。
NAIRは、Nagiso Artist In Residence(南木曽アーティスト・イン・レジデンス)の頭文字を取った。アーティストは、同協力隊員の伊藤恵理さん(東京出身)と、アンナ・ゴンザレス・ノグチさん(英国出身)、添野郁さん(栃木県出身)、宮内理さん(埼玉県出身)の4人。作品分野は、インスタレーション、平面絵画、彫刻、コラージュなど多彩だ。
制作の様子や各種イベントは全て一般公開し、子どもたちを対象にしたワークショップなども開く予定。NAIRの宣伝用のポスター、リーフレットの写真は、地元の人とともに作り、町ぐるみでイベントを作り上げようという思いが伝わってくる。
伊藤さんは、町の人が美術を楽しむことができる場を作ろうとイベントを立ち上げた。「まず町の人に会場に来てほしい。彫刻や絵画をはじめ、普段はなじみのないビデオや写真、音を使った作品を、感想を言い合いながら楽しんでもらいたい」
木造3階建ての旧妻籠小学校を会場にしたのは、「美術館などでの展示では表現できない、作品と場所とのコラボレーションも含めて見てほしいから」と言う。
伊藤さんは、「アーティストの制作風景を伝えることで、『制作の場』としての南木曽町の魅力を広く伝えたい」と話している。
一般向けのオープンスタジオは9月14~18日。作品の展覧会は20、21日の2日間。旧妻籠小学校で、いずれも午前10時~午後5時の予定。詳しくは、ホームページ(「南木曽町NAIR」で検索)。
(池田昌広)

世界をリードする「フラワースピリット」

松本市和田にある切り花栽培の企業「フラワースピリット」が、国内外から注目を浴びている。オランダで10年に1度開く世界最高峰の花の祭典、国際園芸博覧会「フロリアード」で一席を受賞するなど、栽培する花は極めて高品質で、一種のブランドとなっている。その技術で、世界をリードする最新の品種の栽培を手掛け、将来を担う若者の育成にも力を入れている。12年に会社を設立し4年目。松本市を中心に県内の20~60代の生産者21人が、ラナンキュラス、トルコギキョウ、スナップの3品種を柱に年間を通して生産する。
大輪花、一つでも存在感のある花、主役花がテーマだ。大輪を作るには一芽一花に芽を整理して花を大きくするだけでなく、大輪に耐える太い茎も育てる必要がある。また、世界でトップになるためには、花を育ててくれる自然環境と栽培技術が必要で、日持ちのする花でなければならない。
フラワースピリットは、長年培ってきた技術と徹底した品質管理で、ブランド化を成功させた。上條信太郎代表(65、和田)は「世界の大会に出て、賞を取らなかったことはない」と胸を張る。品質の良さが浸透したこと、円安になったことも重なり、昨年は海外への販売が一気に増え10万本を輸出したという。
「暑さ寒さが厳しく、紫外線が強い長野県の自然の特色を最大限生かした花作りをし、時代にあった品目を重点的に開発してきた」と上條さん。

フラワースピリットは、28歳から花の栽培を始めた上條さんが、38歳の時に自分の納得できる花の栽培をしたいと、倉科基さん(65、神林)と2人で切り花の生産団体として立ち上げた。2年後に百瀬文夫さん(67、和田)が加わり、しばらくは3人で頑張ったという。
花の市場統合が進むなど時代が変わり、一定の安定した供給を求められるようになる中、市場の変化を感じとりながら、栽培技術を開発してきた。
フラワースピリットが一つのブランドとして認められたことから、会社を設立。行政の区域を超えた、幅広い年齢の人たちが熱心に取り組み、企業として成長している。

また、将来の発展を目指しながら、若い人たちも夢を持って花栽培に挑戦してほしいと「世界一の花を作らないか」と積極的に声をかける。現在では新規就農の若者も多く入社し、日々、技術を磨いている。
上條さんの元で研修2年目を迎える奥原大貴さん(27、征矢野)は「弟が独立し、手伝ううちに興味を持ったので始めた。手をかけたらかけただけ良い物ができるところが面白い」と話す。
上條さん電話090・1033・7784
(田原利加子)

4~10日初の「松本味噌バル」

中国から味噌(みそ)を日本に伝えたとされる鎌倉時代の高僧・覚心の出身地松本で、味噌をテーマにした食のイベントが開かれる。松本青年会議所(JC)が9月4~10日に松本市中心市街地で初めて行う「松本味噌バル」。38の飲食店が松本の味噌を使った独自メニューを用意、参加者がマップを手に食べ歩きする。
味噌を使ったピザやリゾット、焼き肉や焼き魚料理のほか、味噌バターキャラメルソースをかけたガレットなど、味噌を使ったたれを添えたさまざまな料理も。イノシシ肉を白味噌とヨーグルトで煮込んだ料理を出す店もあり、各店腕によりをかけたアイデア勝負を展開する。
覚心(1207~98年)は松本市神林出身。生家は現在の福応寺の境内にあったとされ、同寺には覚心をしのぶ観音堂がある。地元の豪族の子として生まれ、東大寺や高野山などで修行した後、宋へ留学。そこで味噌やしょうゆの醸造法を学び、帰国後、国内に伝えたとされる。
松本JC内の「地域の魅力発信委員会」が企画。味噌が松本出身の僧によって日本にもたらされたことや、市内に10を超える味噌蔵があることなどから、市中心部の飲食店に声をかけて実現した。
山崎悠副委員長(37)は「味噌の歴史、地元の味噌や飲食店など、地域のさまざまな宝を知る一助になれば」と期待する。
チケットは3枚つづり3300円。1冊のチケットを複数人で使うことも可。1回の来店で1人1枚使える。
松本味噌バルのホームページ(HP)や参加店舗で購入。イベント期間中は事務局ブース(伊勢町夜噺前)でチケット販売とマップ配布を行う。
参加店やメニューなど詳細はHPかフェイスブック。事務局電話4to070・1562・7646
(松尾尚久)

5日大町で北アルプス三蔵飲み歩き

おちょこを片手に大町の地酒を楽しむ「北アルプス三蔵呑(の)み歩き」は9月5日、大町市の本通り周辺で開く。今年は当日限定商品「秋あがり」を3蔵で初提供する。街中でワンコイン(500円)メニューが楽しめる「おおまちバル」や、母親たちが初のフリーマケットも行う。
3蔵は北安大國の北安醸造、白馬錦の薄井商店、金蘭黒部の市野屋商店。イベントは8年目。昨年は過去最多の1500人が来場した。
当日は午後3~7時。大吟醸や純米酒など1蔵5~8種類の地酒が試飲できる。参加証となるおちょこ(1500円)は市内酒店などで先着計1600個を販売中。当日午後2~4時、JR信濃大町駅前でも販売する。JR松本駅から午後1時24分発の臨時列車も走らせる。
実行委員長の薄井朋介さん(63、薄井商店社長)は「街中を巡りながら、3蔵それぞれの味を楽しんでほしい。郷土の素晴らしさを再認識する機会となれば」と話す。
事務局・いーずら大町特産館電話0261・23・7511

おおまちバルは、大町まちづくり協議会が主催。市中心商店街など計33店舗で「1フード+1ドリンク」が500円で楽しめる。8月31日以降、ホームページ「まるごとおおまち」からダウンロードできる「バルパスポート」が必要。当日、信濃大町駅前や大町商議所前でも配布する。同協議会電話0261・22・1890

初開催のフリーマーケットは午後2~5時。酒を飲まない同行者や家族、子どもたちにも楽しんでもらいたいと地元の母親たちが企画した。出展者を募集中で1区画(3×2メートル)300円。今溝さん電話090・8770・0436
(高山佳晃)