月別アーカイブ: 2015年8月

第2S第7節 躍動するも名古屋に0-1

150818yampJ1は16日、第2ステージ第7節を各地で行った。前節まで年間16位の山雅は、同8位の名古屋グランパスとアルウィンで対戦し、0-1で敗れた。選手たちはクラブ創設50周年の記念ユニホームに身を包んで躍動し、互角以上の戦いを演じたものの、結果としては悔しい3連敗となった。
「勝負に勝って試合に負けた。当然、われわれとしては逆の方がよかった」。反町監督は試合後、そう絞り出した。
チャンスをつくりながらも決めきれない時間帯が続いていた前半38分、ミドルシュートで先制を許す。
後半も前田、阿部、塩沢と攻撃的な選手を送り込んだが、ゴールは遠かった。
前半と後半とで出来・不出来の差が大きかったここ数試合と比べると、安定して力を発揮できた点は好材料だ。
それでも「90分間、もっと一人一人の判断の質を上げていかなくては」(工藤)、「勝ち点1ではなく、3が必要」(飯田)と、選手たちは危機感を口にする。
順位に変動はなかったものの、それは山雅より年間下位の2チームが勝たなかったため。最下位転落の瀬戸際に変わりはない。
リーグは残り10試合。「この悔しさを無駄にするなよ!」。ピッチを引き揚げる選手たちの背に、スタンドから激励が飛んだ。
(長岩将弘、松尾尚久)

U-15セレクション 募集は8月末まで

松本山雅FCは9月14、28日午後6時半~9時、松本市惣社の市かりがねサッカー場で、U-15(ジュニアユース=中学生年代)来年度生の1次セレクション(入団試験)を行う。現小学6年生を対象に、31日まで参加希望者を募集している。
クラブの公式サイトから申込書をダウンロードし、希望日と必要事項を書き込んで郵送で申し込む。
セレクション内容は主に試合形式。合格者は10月19日の2次セレクションに進む。
参加費2000円(当日徴収)。住所、氏名を明記し82円切手を貼った長形3号封筒(合否通知用)の他、シューズ、すね当て、ボール(4号)、飲み物、GK希望者はグローブを持参する。
電話88・5523(担当・矢畑さん、恒本さん)。

選手に聞く「気持ちの切り替え方」

150815yamp今季、国内最高峰のリーグに挑んでいる山雅。なかなか思うような結果が伴わず、連敗や大敗も喫し、厳しい戦いが続いている。そんな中でも選手たちが最大限の力を発揮し続けるためには、精神面のコンディション維持も重要だ。選手たちの気分転換やリフレッシュの方法、上手に気持ちを切り替える考え方などについて聞いた。
村山や岩間、岩上らは、特に変わったことをせず、むしろ普段通りの生活を送ることで、気持ちの落ち着きを保つという。
「サッカーで抱えたストレスは、結局サッカーでしか解消できない。やるべきことをやり、次に備える」と話すのは安藤。
飯田は「日々取り組んでいることが間違っているから負けるとは思わない。そういうときこそ、ぶれないのが大事だと思います」。
へこんだ気分に徹底的に向き合うのは、鐡戸や前田だ。
鐡戸は、頭の中で失敗した場面を振り返り、何が悪かったのか、どうするべきだったのかを突き詰める。
「考えだすと悔しくて、あまり眠れないこともあるほど」と苦笑いするが、「そうすることでしか乗り越えられないと考えているし、同じ間違いは繰り返さないという新たな気持ちで、次の日の練習に臨める。その方が自分はすっきりするんです」。
前田もそういったことを考え、「悲しい曲も聴いたりして、落ち込むだけ落ち込む」そうだ。
ただ、かつてに比べると山雅加入後は落ち込み度合いが軽くなり、落ち込む時間も短くなっているという。「以前はそこがメンタル面の弱さでもあった。たくさんの人との出会いや、試合に絡む経験の中で、少しずつ変われているのかもしれません」

反省すべき点はした上で、別のことをしてサッカーから少し距離を置いてみる-という選手も多い。
「家族で遊びにいくなどし、子どもの笑顔からエネルギーをもらう」のは、阿部やオビナだ。
オビナはゲームも好きで、「いっときネガティブな気分が消え、ポジティブなもので満たされる」と話す。
岩沼は選手仲間と温泉やショッピングに出かけたり、DVDを借りて海外ドラマや映画を見たり。
コーヒーが好きな工藤は、自分で豆をひくなど、コーヒーを入れてゆっくり楽しむのが癒やしになるそう。
飯尾は読書。小説をはじめジャンルを問わず、興味を持ったものは手広く読む。
芥川賞を受賞した又吉直樹さんの『火花』も読んだといい、「芸人の世界をのぞくことができ、その表現の仕方もおもしろかった」。
石原は「ひたすら寝ます」。体力回復のためにもよさそうだ。
(長岩将弘)

山雅後援会上土商店街支部がゲートフラッグ制作講習会

松本山雅を支援する「山雅後援会」の上土商店街支部(松本市)は9日、大手の上土ふれあいホールで、「第1回山雅初心者夏休みゲートフラッグ制作講習会」を開いた。家族連れなど約40人が参加し、フラッグに選手の名前や応援の言葉を書き入れた。
ゲートフラッグは、布の両端に棒を付けた手持ちの応援旗。選手入場時や試合後などに両手で掲げ、観客席から選手やチームを激励する際に使う。
会場には、図案を作るパソコンとプリンターを設置。参加者らは思い思いに作った図案をカーボン紙で布に写し、アクリルペンキで色付けをした。小宮山優輝君(塩尻市広丘小4年)は、走る姿が好きという田中隼磨選手の名前と応援の言葉を書いた。
家族で参加した須澤保明さん(33、安曇野市豊科)は「応援に持っていきたい」と話した。
支部は上土商店街の店主や常連客ら約20人で2月から活動を始めた。金沢陽子支部長(45、松本市蟻ケ崎)は「ゲートフラッグが応援に行くきっかけになればいい。マナーを考えて使い応援を楽しんで」。橋倉直樹副支部長(53、女鳥羽)は「それぞれの地域に飾るのもいい。クラブの底辺を支え広げる活動として続けたい」と話した。
入会は随時受け付ける。橋倉さん 電話090・1042・3467

氷河時代から命つなぐ花と鳥が共演(北アルプス・燕岳)

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氷河期の生きた化石とも言われるコマクサとライチョウが花園でデュエット。長い時の流れを越えて燕岳に命の歌が聞こえる宝物の朝が訪れた(7月24日午前5時5分、燕山荘付近で、ニコンD3、ニッコールED80~200ミリ)

命が躍動する盛夏の北アルプス燕岳(2763メートル)。7月下旬、燕山荘近くで幸運にも氷河時代から連綿と命をつなぐコマクサとライチョウが共演する憧れの光景に出合った。
「高山植物の女王」と呼ばれるケシ科のコマクサ。駒(馬)の顔の形に似たピンクの優しい可憐(かれん)な花風情は、女王によく似合っている。
ところがイメージの女王とは裏腹に、他の植物が生育できない環境下の強風や乾燥の絶悪な砂礫(れき)地にまず最初に根付くパイオニア植物である。女王には女王の孤高の生き方があるのだろう…と考えていると、早朝のコマクサの花園にライチョウ家族が現れた。親鳥(メス)に6羽のヒナが寄り添いほほえましい光景だ。無事ヒナが育ってほしいと願う。
ライチョウは、国の特別天然記念物。およそ2万年前の氷河期に大陸から日本へ渡ってきたとされる。環境省のレッドリストでは絶滅危惧種。現在の生息数は、2000羽弱といわれている。
燕岳は、20年ほど前キツネが稜線(りょうせん)に現れライチョウが姿を消した。「最近、姿が見られるようになり、この大自然の宝物を後世に大切に伝えていきたい」とディナートークで登山者に自然保護への協力を呼びかける赤沼健至社長の言葉が優しく温かかった。
(丸山祥司)

前半3失点 反撃もツケ重く J1第2ステージ5節 川崎に●

150801yampJ1は7月29日、第2ステージ第5節を各地で行った。前節までJ1昇格後初の2連勝を果たし年間15位の山雅は、同5位の川崎フロンターレとアルウィンで対戦。前半だけで3点を失い、1-3で敗れた。3連勝はならず、年間順位も降格圏に後退。2週間後の次節へ、取り組むべき課題は重い。
前半、引き気味に試合に入った山雅に対し、川崎は持ち前の強烈な攻撃力で押し込む。
よくしのいでいた山雅だが16分、岩間が失ったボールをつながれると、酒井と1対1の場面からシュートを浴び、先制を許した。
9分後は自陣左で与えたFKに合わせられ2失点目。さらにその10分後には、安藤がカットした相手ボールを再び大久保にさらわれ3失点目を喫し、0-3で折り返した。
大きくリードしたこともあってか、後半に川崎の攻勢が緩むと、山雅が反撃に出る。
24分、岩上のロングスローの流れから、安藤のシュートがゴールバーに当たって跳ね返ると、2分前に入ったばかりの阿部が突き刺し、1点を返した。
しかし2点目は遠く、後半だけで相手の2・5倍にあたるシュート10本を放つ猛攻も実らなかった。

「前半と後半とでは全く違う顔だったが、どちらもわれわれの姿であることは間違いない」。反町監督は、チームの長所と短所が端的に表れたと振り返る。前半は「ゴールを守る形を意識しすぎた。戦略ミスもあった」としつつ、「崩しきられたわけではなく、埋めようと努力してはいるが、まだ隙があるということ。リーグ中断期間の最重要課題」。
田中も「後半は相手に攻めさせられた。そういう中で点を取ることより、まず粘り強くしっかり守ることを徹底しないと」と、前半を悔やんだ。
この2週間をどう過ごすか。試合のない期間こそが戦いと言えそうだ。
(長岩将弘、松尾尚久)