月別アーカイブ: 2015年7月

大町で1日、子どもたち対象のお仕事体験

大町商工会議所青年部は8月1日、市内外の未就学児~小学生を対象に、さまざまな職業の疑似体験ができる「キッズワークおしごとたいけん IN おおまち」を大町商工会館北側の旧ジャスコ跡地で開く。市の人口が減少する中、未来を担う子どもたちに、地域の商工業や仕事に触れてもらうことで、将来の後継者づくりにつなげる機会とする。
市街地の活性化を願って毎年開く「青年部祭」を形を変えて開催。温泉旅館の仲居や有線放送のレポーター、理美容師、大工のほか、警察官や消防団員、看護師など計10種類の職業体験が無料(一部材料費など有料)でできる。
「レポーターに挑戦」は、大町市有線放送電話農業協同組合が担当。会場のアナウンス体験や、昼には実際に有線放送で流れる生放送を子どもたちに現場からリポートしてもらう。この日のために台本や報道用の腕章なども作った。
「仲居さん体験」は、今年50周年の大町温泉郷観光協会青年部がサポート。浴衣を加工して作った子ども用の制服を試着し、仲居になりきって、客役の保護者をもてなす。
「美容師・床屋さんになろう」は大北美容師組合、大北理容師会、大町商議所青年部が協力。電動バリカンでマネキンの髪の毛を切ったり、ヘアアレンジをしてみたり。おしゃれに敏感な女子のためにネイル体験も。大正時代から続く老舗・吉沢理美容館の吉澤晃一店長(37)は「後継者不足の中、この業界を子どもたちに知ってもらう良い機会。理美容師の楽しさ、やりがいを感じてほしい」。

少子化や若者の市外への流出など、中心市街地の空洞化が進む中、開催のきっかけは「将来、子どもたちが地元で働きたいと思えるような街にしたい」という青年部の切実な思いから。当初は部員の事業所だけで行う予定だったが、支援の輪が広がり大町警察署や大町総合病院、市消防団なども協力参加する。
実行委員長の小尾直樹さん(39=ダスキンオビ代表)は「子どものころ体験した楽しい思い出が将来、大町で働くきっかけになればうれしい。一緒に地域を盛り上げていきたい」と期待する。
午前11時~午後6時半(体験は5時、一部3時まで)。当日、先着順で受け付ける。事務局・大町商議所電話0261・22・1890
(高山佳晃)

大町西小4年の3人が囲碁の全国大会へ

大町市大町西小学校4年、北澤明良大君、川上真優君、栗原蓮太郎君は、8月2、3日に日本棋院(東京)で開かれる囲碁の全国大会「第12回文部科学大臣杯小・中学校団体戦」に初出場する。北澤君は4、5日に同所で開く全国大会の個人戦にも県代表として2年連続出場。3人とも「目指すは決勝トーナメント進出」と気合が入る。
7月の県予選会(松本市)の団体戦小学校の部(出場4チーム)で優勝。トーナメントで、三将、副将、主将ごとに対局するチーム戦を行い、大町西はどちらも3-0で勝った。
北澤君は個人戦で、小学生部門最上級のクラスA(出場10人)で準優勝。昨年に続いて全国切符(2位まで)を勝ち取った。
3人は毎週土曜、大町市のアルプス囲碁村会館で開く「こども囲碁教室」に通う。学校では、囲碁クラブに所属し、どちらも日本棋院大町支部理事の宮尾永さん(82)の指導を受ける。切磋琢磨(せっさたくま)しながら腕を磨いており、「3人とも素質は十分ある」と宮尾さん。
中でも、北澤君は4年生ながら、すでに5段の腕前。昨年の3段からさらに段位を上げ、宮尾さんも「油断すると負けてしまう」と驚くほどだ。
個人戦、団体戦とも予選リーグを行い、1位がトーナメントの本戦へ。北澤君は、昨年、2勝1敗で本戦に進めなかった。
北澤君は「全国はやはり強敵ぞろい。落ち着いて対局し、今年こそ上位を狙いたい」と雪辱を期し、川上君は「たとえ、誰かが負けても責めないのが3人のルール」、栗原君は「全国では自信を持って堂々と打ちたい」と話す。
(高山佳晃)

わんぱく相撲代表3人が全国大会に向け意気込み

第31回わんぱく相撲全国大会(東京青年会議所主催)は8月2日、東京の両国国技館で開く。地区予選大会を勝ち抜いた小学校4~6年生の150チームが参加。県内からは4チーム。このうち中信地区は、塩尻相撲クラブと木曽少年相撲クラブの3人が塩尻チームとして出場する。
各地区ごと各学年の優勝者が全国大会へ。中信地区は予選(6月7日、塩尻市立体育館併設相撲場)に20人が出場し、加藤成喜君(岡田小4)、今井雄貴君(桔梗小5)=ともに塩尻相撲クラブ、高橋透真君(福島小6)=木曽少年相撲クラブ、が学年を制覇した。
加藤君と今井君は共に2年半ほど前に相撲を始めた。
加藤君は、父親に勧められて出場した相撲の大会で、塩尻相撲クラブ代表の笠原明夫さんに声を掛けられてクラブに通うように。「最初はけがが多くて、やだなあと思うこともあったけど、今は勝つことが楽しい」と、初の全国大会へ向けて練習に励む。
「友達のお父さんに誘われて始めた」という今井君の得意技は押し出し。昨年に続き2度目の全国大会だ。「昨年は1回戦で負けたので、今度は1回戦を突破したい」と意欲を見せる。
笠原さんは「加藤は技や体の使い方のうまさがある。今井は相撲に大切な体の柔らかさがある。全国大会も頑張ってくれると思う」と期待する。
高橋君は4年生の時から3年連続の全国出場、体ごと思いきりぶつかる押し相撲が得意技だ。4、5年生の時は勝ち進むことができなかったが「今年はベスト16を目指し、どんどん攻めたい」と闘志を燃やす。
わんぱく相撲は、青年会議所の青少年育成事業の一環で毎年開催。地区予選は約4万人が参加した。全国大会前日には相撲部屋体験もあり、塩尻チームは今年、出羽海部屋の予定になっている。
(井出順子、田原利加子)

御嶽海優勝 地元上松歓喜に沸く

大相撲名古屋場所が26日まで名古屋市の愛知県体育館で行われ、西十両12枚目で上松町出身の御嶽海(みたけうみ、本名・大道久司、出羽海部屋)が11勝4敗で優勝した。初土俵から3場所目の、新十両での優勝という快挙に出身地は歓喜に沸いた。
優勝が決まった名古屋場所14日目の25日、上松町ひのきの里総合文化センターでは、パブリックビューイング(PV)が行われ、町民ら100人以上が集まった。
御嶽海が十両2番目の取組で土俵に上がると「御嶽海、御嶽海」の大合唱が起こり、西十両9枚目の錦木(にしきぎ)を上手出し投げで破ると、「やったー」と喜びを爆発させた。
御嶽海はこの時点で11勝3敗。その後の取組で、唯一4敗で追っていた朝赤龍(あさせきりゅう)が敗れ、御嶽海の優勝が決まると、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
センター前の広場では「ひのきの里の夏まつり」が開かれていた。PVの観戦に訪れていた御嶽海の母マルガリータさん(45)は、息子の優勝が決まると祭り会場に連れ出され、「おかげさまで優勝できました。皆さんのおかげです」と報告した。
PVを主催したスポーツクラブ、木曽ひのきっ子ゆうゆうクラブの辺見元孝事務局長(56)は「本当に良かった。木曽だけでなく、長野県全体が明るくなる」と喜べば、観戦に訪れた木曽町福島の桜井恵子さん(43)は「まさかこんなに早く優勝のお祝いができるとは」と目を丸くした。
県内出身力士の十両優勝は、1場所15日制が定着した1949年夏場所の西十両7枚目の大昇(おおのぼり)以来66年ぶり。
新十両の優勝は2014年夏場所の逸ノ城(いちのじょう)以来となる。
(浜秋彦)

信大能勢教授がインターバル速歩の新刊出版

信州大学学術研究院医学系バイオメディカル研究所(松本市旭3)の能勢博教授は、「『寝たきり』が嫌ならこのウオーキングに変えなさい」を朝日新聞出版(東京都中央区)から出版した。能勢教授が考案した健康法、インターバル速歩の「総まとめの本」という。
3章で構成しイラスト多く使用。1章は「これが健康寿命を延ばすウオーキング法!」でインターバル速歩の5つのポイントを挙げた。「インターバル速歩はどんな歩き方ですか?」の問いに、「ゆっくり歩きと早歩きを交互に行うウオーキング方法です」と簡潔に答える一問一答形式。それぞれの答えに詳しい解説を付けた。
2章の「健康で充実した毎日が送れる5大効果!」、3章の「疑問解決!シューズ選びから前後のストレッチまで」も同様。「生活習慣病の予防や対策に効果はありますか?」に対し「高血圧、高血糖、肥満、ドロドロ血などを改善できることが分かっています」、「要支援・要介護でもできますか?」に対し「もちろんできます。自分なりの『ややきつい』を見つけて歩けばいいのです」と答えている。
付録として「インターバル速歩の記録表」を付けた。
インターバル速歩は2001年に考案され、その後の実証研究で体力アップや生活習慣病のリスク低下などの効果を立証。最近では米国の新聞ニューヨーク・タイムズが「簡単で、中高年の健康や体力向上に確実な効果がある」と紹介した。
能勢教授は「今回は文章を少なくし、速歩のエッセンスをまとめた。トレーニングの現場で使える実用書」と話している。
A5判、96ページ。1188円。
(浜秋彦)

松本大と県商業教育研究会がマーケティング塾

松本市の松本大学と県商業教育研究会は18日、今期7回目のマーケティング塾を大学内で開いた。県内の商業高校に通う生徒を対象に、地域経済や流通業界、地域を担う人材の育成を目的に開き3期目。塾生、塾卒業生を中心にした学生が、実践の場と位置づける「デパートゆにっと」に向けて開発した商品の紹介などを行った。
今年の塾生は9校の53人で、中信地区は穂高商業が参加。松本大は、学生を含め、アドバイザーとして関わる。デパートゆにっとは8月18、19日、長野市のながの東急で開催。地産地消にスポットを当て、地元業者と協力して形にした約50の商品を並べる予定だ。
穂高商業は、昨年までのおやきに加え、「他校にはない生のケーキを売りたい」と、今年新たに開発した「白馬の八方尾根タルト」(3種)を販売。宮澤玲衣さん(3年)は「洋ナシと中に入れるクリームの組み合わせが難しかった。こういう場所は、いろいろな学校の商品を見ることができ、刺激になる」と話した。

今回、松本大もデパートゆにっとで初めて商品を展示販売。塾の卒業生が20人ほどいる上、「高校時代学んだことを、さらに発展させたい。深めたい」という学生が多いため、参加することにした。
正木輝さん(観光ホスピタリティ学科2年)は、飯田OIDE長姫高時代に取り組んだ「夏に負けるなあげあげ弁当」をベースに考案した「信州まるごと弁当」を出展。「高校時代は地元(南信)の食材だけだったが、大学は全県の学生がおり、それぞれの特産品を集めれば、信州の食を一度に味わえる弁当ができる」と正木さん。準備が間に合わず、今回は展示だけだが、「来年はちゃんと形にして販売したい」。
松商学園高時代に塾に在籍した花崎友基さん(総合経営学科2年)は、「高校時代と同じように、地域の魅力を勉強し、発信していく活動がしたい」と関わり、自身も「日本酒チョコレート」を販売。「大学に進んだり、社会に出たりしても、こうした活動に興味を持って続けてほしい」と、後輩にエールを送る。
(八代けい子)