月別アーカイブ: 2015年6月

「出会い」が生んだ、星野富弘さん作品展 10日から木曽

木曽町で靴店とみそ店を経営する上村三枝子さん(66)は7月10~20日、口に筆をくわえて作品を制作する詩画作家星野富弘さん(69、群馬県)の作品展「花の詩画展木曽」を同町日義の木曽文化公園で開く。9年前の2人の偶然の出会いから、さまざまな人との縁ができ、運命に導かれて実現した展覧会だ。
長年、星野さんのファンだった上村さんは9年前、群馬県みどり市にある富弘美術館を訪ねた。その帰り道、偶然、散歩中の星野さんと遭遇。「宝くじが当たった気分だった」と上村さん。車から降り、星野さんのもとに駆け寄った。そして何年も憧れていたことや、今、美術館に行ってきたことなどを告げると、星野さんは満面の笑みで迎えてくれたという。これが2人の初対面だ。

2年前、伊那市で開かれた星野さんの展覧会を訪れた上村さん。経営するみそ店「小池糀(こうじ)店」の軽井沢町の取引先の店長に、お土産として絵はがきを購入し贈ると、店長は星野さんが中学校の教員だった時の教え子だった。
小池糀店では店の情報紙を発行している。そこに星野さんの教え子と出会った話などを掲載。その情報紙を軽井沢町の店長が小池糀店のみそをひいきにしている横浜市のお客さんに商品と一緒に送った。受け取ったのは、星野さんの作品集などを出版しているいのちのことば社(東京都)の会長夫人だった。
さらに、星野さんの90歳を超える母親が若い頃、木曽福島駅前の土産物店で働いていたことがあり、もう一度、木曽を訪れたいと思っていたことも分かった。
こうした人の縁が広がり交流を深める中、上村さんは昨春、木曽で展覧会を開くことを決め、星野さんも快諾。友人らと実行委員会を結成し、協賛金集めなどをして準備を進めてきた。
上村さんは「こんな出会いがあるとは思ってもいなかった。展覧会は夢のようで、それぞれの人の心を癒やしてくれる星野さんの世界を見てほしい」としみじみ話した。

展覧会では星野さんの作品約70点を展示予定。入場料500円(中学生以下無料)。10日午前9時半から、同公園前庭で星野さんのトークショーを行う。
まちづくり木曽福島電話0264・22・2766
(浜秋彦)

スイーツ男子に作り方伝授 豊科のカフェが洋菓子教室

安曇野市豊科のスイーツカフェ「サロン・ド・テフルーヴ」は7月12日、男性を対象とした洋菓子教室「スイーツ男子・お菓子レッスン」を初めて開く。1人で菓子を求める男性客も多くなり、店主の曽根原寿江さん(41)が「家族や恋人にスイーツを作ってあげられる男性を増やしたい」と企画した。
教えるのはクレープ、レアチーズケーキ、パンナコッタの3種。曽根原さんが実演し、参加者は見て覚える形だが、飾りつけや盛り付けは参加者がする。曽根原さんは「初回なので、オーブンを使わないものにしたが、盛り付け次第ですてきな雰囲気になる。そこを覚えて家でも作ってほしい」と言う。
アレンジメニューとして、バナナキャラメルクレープやクレープシュゼットも教える。クレープはその場で試食(コーヒー付き)し、チーズケーキとパンナコッタは持ち帰る。
曽根原さんは池田町生まれ。二葉製菓学校(東京都武蔵野市)で学んだ後、都内のレストランやスイーツカフェで実績を積み、1999年、豊科に店を開いた。女性をメーンにした教室は店内外で何度も経験しているが、男性を対象にするのは今回が初。
「以前、女性に交じって楽しそうにお菓子作りをする男性がいて、ほほ笑ましく感じた。最近は店に1人でスイーツを食べに来てくれるお客さんも増えてきたので企画した」と曽根原さん。好評ならば徐々に難しいものも教えるという。
午後3時半~5時。参加費2000円。先着8人。電話で申し込む。同店電話73・7927(月曜以外の午前10時~午後6時)
(長田久美子)

OMFオペラの見どころ解説 7日芸術館 信大と実行委

セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)のオペラ公演「ベアトリスとベネディクト」(ベルリオーズ作曲)をより楽しんでもらおうと、信大人文学部とOMF実行委員会は7月7日午後6時から、トークイベント「オペラの前に『から騒ぎ』」を松本市深志3のまつもと市民芸術館小ホールで開く。同学部の文学や映画史の専門家が、作品の見どころを解説する。
今年、新たな試みとして始まる同学部とOMFとの協同企画第1弾。
「ベアトリスとベネディクト」は、シェークスピアの戯曲「空騒ぎ」を題材に、フランスロマン派音楽のベルリオーズが作曲したオペラ。台本もベルリオーズがフランス語で執筆している。1862年初演。
パネリストは英文学の成沢和子名誉教授、フランス文学の吉田正明人文学部長、映画史の飯岡詩朗准教授、コーディネーターは音楽学の濱崎友絵准教授。
シェークスピア文学、フランスロマン主義、映画「から騒ぎ」(1993年)、そして音楽の視点から「ベアトリスとベネディクト」を読み解き、新たな楽しみ方を紹介する。
入場無料、申し込み不要。問い合わせは信大人文学部電話37・2233(担当は濱崎准教授)。

5連敗喫し第1ステージは15位 湘南に2-3の逆転負け

150630yampJ1は27日、各地で第1ステージの最終第17節を行った。前節まで15位の山雅は、同10位の湘南ベルマーレとアルウィンで対戦し、2-3で逆転負け。順位は変わらず15位ながら、リーグ戦5連敗というJ1の洗礼を受けてシーズンを折り返した。
得点直後の失点を2度繰り返し、反町監督は「なんともコメントが難しいゲーム」と苦りきった。
風下の前半は苦しむ場面もあったが相手にも決定機を与えず、0-0で切り抜ける。
後半8分、田中が獲得したPKをオビナが決めて先制したものの3分後、相手のFKがオウンゴールになり同点。さらに27分にはドリブルで持ち込まれ、逆転を許した。
42分にはオビナが競ったボールを途中出場の阿部が押し込み追い付くが、わずか1分後、自陣右からのクロスに頭で合わせられた。
「スーパーなプレーでやられているわけじゃない。ほんの小さなミスで流れを手放し、大きなダメージを受けることが多すぎる」と、田中はうめく。

ヤマザキナビスコ・カップも含めれば、すでにJ1で23試合をこなした。国内最高峰の舞台に悪い意味でも慣れ、油断や慢心が顔をのぞかせていないか。
2週間後の第2ステージ初戦は、無敗で第1ステージを制した浦和をアルウィンに迎える。
「弱い俺たちに休んでいる時間はない」と田中が言えば、「このまま同じことをやっていても駄目だというのが大前提。いろいろな面で細かい修正をしなくては」と指揮官も言い切る。
J2C大阪から安藤、広島から工藤といった、出場機会に飢えた新戦力も加わる。「競争が少なく、結果的に固定化した」(反町監督)出場メンバーにも変化があるだろう。
「まだ34試合目ではない。ここからはい上がれるかどうかだ」と、指揮官は力を込めた。
(長岩将弘)

初の「Myスイーツ・レシピコンテスト」 7月31日まで募集

松本市梓川の会社員今井康裕さん(38)らでつくる実行委員会は、初の「集まれ! 夢追い人 Myスイーツ・レシピコンテスト~ケーキ編」を開く。学生に社会参加する機会をと企画し、上位1作品は、ケーキ店とともに商品化する。若者の視点を大事にしようと、募集チラシも専門学校の学生が手掛けた。7月31日まで、レシピを募集している。
個人、グループ(5人以内)で参加する。学生の他、小中学生や高校生も応募できる。オリジナルレシピで、材料に県産のフルーツを1つ以上入れることが条件。採用されたケーキは、共催店のパティスリー ミルティーユと協力、商品化。採用者には、共催店で利用できる商品券3000円を贈る。
今井さんは、学生に活躍する場を提供しようと模索。スイーツ作りを通し、自分の思いを形にし、社会と関わる喜びを感じてほしいと計画した。「東日本大震災などの復興イベントの企画運営に携わった。日本は地震列島なので、どこにいても災害に見舞われる可能性はある。傷ついた地区が、前向きになるには希望が必要。若い世代に希望を与えることで、社会が活気づくのではないか」と今井さん。
レシピだけでなく、学生の力を最大限に生かしたいと、チラシの作成を、未来ビジネスカレッジ(松本市渚2)に依頼。クリエイトデザイン学科のプロジェクト演習の授業を受ける2年生、12人がそれぞれに制作。表面に鷲澤彩さん(安曇野市豊科)、裏面に遠藤慧さん(大町市大町)のデザインが選ばれた。鷲澤さんは「スイーツらしく、かわいいデザイン、ケーキをおいしそうに見える加工を頑張った。採用してもらい、うれしいし、モチベーションが上がる」と話した。
応募は、(1)ケーキの構造が分かる作り方(2)材料リスト(グラム数の記載は不要)(3)完成図(メールの場合は、スケッチ写真を添付)を、メール(mysweets@7colors.org)か郵便(〒390-1701松本市梓川倭1666-10パティスリー ミルティーユ)で送る。ホームページ(Myスイーツ・レシピコンテストで検索)から記入用紙をダウンロードできる。
今井さん電話080・2346・7601
(八代けい子)

「あやみどり塩ソフト」3日塩尻市農業公社が特別販売

塩尻市農業公社は7月3日午前10時~午後3時、塩尻のご当地ソフトクリーム「あやみどり塩ソフト」を、広丘郷原のJA塩尻市新鮮市場ききょう屋外イベント広場で特別販売する。同日の「ソフトクリームの日」(日本ソフトクリーム協議会制定)にちなみ、特産品を使った新しいスイーツをPRする。
「あやみどり塩ソフト」は、塩尻産の緑大豆あやみどりのオリジナルソースをソフトクリームにかけ、天然塩をトッピングした。農業公社と矢沢加工所企業組合(下西条)、塩ソムリエの加藤光久さん(大門一番町)が共同開発。6月5日から市内の飲食店など17店舗で発売、23日までに1900杯が売れた。
3日の特別販売は、「あやみどりひたし豆」を好みでトッピングでき、1カップ300円で提供する。ソフト購入者対象の豆のつかみ取りで重さを当てるとソフトクリームを1杯サービスする。
農業公社の手塚寿利さんは「消費者から『おいしかった』という声が寄せられ、販売各店も独自に工夫してくれ盛り上がっている。ソフトクリームの日に大勢の人に味わってもらいたい」と話す。
市農業公社電話87・1744
(井出順子)

松本SVC全国へ 「ねんりんピック」ソフトバレー

中信地方のソフトバレーボール愛好家でつくる「松本SVC」は21日、伊那市で開かれた「第28回全国健康福祉祭(ねんりんピック)県予選会」で優勝し、10月に山口県で開かれるねんりんピック全国大会に出場する。同チームの全国出場は4年ぶり。
ねんりんピックは60歳以上が対象。松本SVCのメンバーは平林和雄さん、中西博さん、寺屋和代さん、橋本澄子さん(以上松本市)、北沢ふみ代さん(大町市)、市村ふゆ子さん(塩尻市)。
県予選会は5チーム総当たり。松本SVCは初戦、2013年のねんりんピック全国覇者「あすなろ」(茅野市)を2-0で下すと波に乗り、4戦全勝。1セットも落とすことなく優勝した。
松本SVCは、5月に開かれた別の大会であすなろに1-2と惜敗。その試合のビデオを見て、相手の動きを研究して臨んだことも奏功した。
4年前の全国大会は2位。主将の平林さんは「ぜひ優勝したい。守備時のポジショニングやトスの位置など、チームワークがかぎ」と力を込めた。
「ねんりんピックおいでませ!山口2015」は10月17~20日、山口県内各所で行われる。
(松尾尚久)