月別アーカイブ: 2015年4月

J1でホーム初勝利 仙台に1-0

150428yamp待ちわびた歴史的な1勝に歓喜―。サッカーのJリーグ1部(J1)は25、26日、各地で第1ステージ第7節を行った。松本山雅FCは25日、松本市アルウィンにベガルタ仙台を迎えて1-0で勝ち、J1の舞台でホーム初白星を挙げた。
3月14日のホーム開幕戦以降、今季アルウィンでの公式戦はヤマザキナビスコカップの2試合を含め5試合目につかんだ勝利だ。
好天にも恵まれ、アルウィンには1万3772人が詰めかけた。
山雅にとって我慢の展開だった前半を0-0で折り返すと、後半15分、岩上祐三選手が待望の先制点。場内が沸き返った。
試合終了を告げる笛が鳴ると、ファンらは互いにハイタッチを交わして歓声をあげ、喜びを爆発。凱歌「勝利の街」を響かせた。
同市波田から家族5人で訪れた小林美姫さん(9、波田小4)は「岩上選手のシュートがすごかった」と笑顔。
父の春紀さん(36)は「うれしさは大きいけれど、ここまでなかなか勝てず、J1の厳しさも感じる」と話しながらも、「これからもチームを信じ、応援で後押しするだけです」と力を込めた。
ホーム試合は今後、連休中の5月2日にアルビレックス新潟、6日にヴァンフォーレ甲府を迎える。

内容的にも課題の残る負けを喫したヤマザキナビスコ・カップ予選のナイトゲーム(22日)から、今季初めて中2日で戦った山雅。反町監督が「無骨だが、最後のところで粘り強く力を発揮する、われわれらしい勝ち方だった」と評した通り、技術以前の部分を徹底。悪い雰囲気を断ち切る勝ち点3を手にした。
前半は風上に立った仙台に押し込まれたものの、守備陣を中心にきっちり対応。山雅も惜しい場面はつくるが決めきれず、互いに無得点で折り返す。
後半15分、左サイドの岩沼からペナルティーエリア内でパスを受けた岩上が、相手選手数人に囲まれながらも粘ってシュート。
仙台が攻撃の選手を増やして前がかりになった終盤はたびたびゴールに迫られたが、体を張った守備でしのぎきった。
ただ、中2、3日で迎える連戦がこの先も4試合続く。指揮官や選手の誰もが、「これを続けることが大事。次に勝たなければ意味がない」と強調した。
次節は、今季リーグ全試合に先発してきた喜山が、警告累積で出場停止。相手は昨季3冠を成し遂げたG大阪だ。
3日前の敗戦をスタンドで観戦し「外から見ることで、いろいろと思うところがあった」と語っていた田中は、「結果を出すことでいろいろな選手が刺激を受けなければいけないし、出ていない選手は悔しさを持たないといけない。そうやってチーム力は上がっていくと思う」。
この勝利を連戦の弾みにし、チームの総力を示したい。
(長岩将弘)

過去最多45店の出店で今季「スタメシ」も熱い!

150421yampアルウィンのスタジアムグルメ「スタメシ」が、今季も熱い。新規12店を含め、過去最多の計45店が出店。全試合で再入場が可能になったことで、場内の混雑緩和と同時に、これまで利用時間が限られていた場外販売エリアの使い勝手も増した。大型連休にかけての過密日程でホーム戦が増えるなか、多彩なスタメシも楽しんでみてはどうだろうか。
「ヤマガーデングルウィン」の愛称がついた販売エリアは7カ所。45店のうち一部を試合ごとや季節によって入れ替え、毎試合計31店が軒を連ねる。その日の出店者などは、事前に山雅ウェブサイトの「ホームゲーム情報」から確認できる。
ガーデンテラスとサウスゾーンの場外2エリアは、チケットを持っていない人も利用可能。特に新設のサウスゾーンは動線から外れていることもあり、担当の内田佑介さん(33)は「各店の行列が短めで、穴場かもしれません」と明かす。
12日の柏戦からは、山雅とグルウィンのロゴを染め抜いた緑のバンダナを製作し、各店のスタッフに身に着けてもらっている。普段はそれぞれ別の店ではあるが、チームスローガンと同じ「ワンソウル」でおもてなしをし、みんなで日本一のスタジアムをつくろう-との思いからだ。
山賊焼きなどご当地メニューを中心に、アウェーサポーターにも好評という。内田さんは「店も増え、きっと新しい発見があるはず。各店の個性を楽しんでほしい」と話す。
(長岩将弘)

桜花に浮かぶ「弘法山古墳」春景色(松本市)

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桜花が映える「弘法山古墳」。自分の領域を精いっぱい彩る一本一本の桜が、互いに支え合い助け合って共演すると壮麗な春景色に輝くことを現代人に教えている=4月12日午後1時半、ニコンD3、ニコールED600ミリ

桜花爛漫(らんまん)の松本市の国史跡「弘法山古墳」。望遠レンズで撮影すると満開の桜の海原にぽっかりと浮かぶ島のようだ。
以前はニセアカシアに覆われていたが伐採し、1985(昭和60)年に桜を植樹。当時、約4000本を植え、木の成長とともに間伐、現在はざっと2000本が咲き誇る。県内有数の“桜名所”だ。
桜の花言葉は「純潔」「心の美」「精神美」など。桜にまつわる言葉を列記すると、桜前線、開花宣言、何分咲き、桜花爛漫、花霞(がすみ)、さくら吹雪、花筏(いかだ)など数多い。
「桜七日」という言葉があるように、一斉にパッと咲き、またパッと散っていく。美しさとはかなさを併せ持つ桜の花風情に、日本人は人生観を重ね合わせて眺め、愛(め)でてきた。
平安の昔から多くの歌人や俳人に詠まれ、これほど日本人の精神面に影響を与えた花はない。この桜を100回見ることが難しいほど、人生ははかなく短い。カメラのファインダーで構図を決めながら、江戸時代の僧侶で歌人の良寛和尚の有名な句が脳裏をよぎる。「散る桜残る桜も散る桜」。
この春、出合った桜花に感謝し、一期一会の気持ちで愛でながら見届けたい。桜は、癒やしと生きる力を与えてくれる人生の“応援花”である。
(丸山祥司)

 

ホーム初勝利おあずけ 柏に1―3 第1ステージ第5節

150414yampJ1は12日、各地で第1ステージ第5節を行った。前節まで1勝1分け2敗で12位の山雅は、同じ成績で並ぶ柏レイソルをアルウィンに迎え、1-3で敗れた。アルウィンで過去最高となる1万8514人の入場者を記録したが、あらためてJ1強豪の実力を示され、今季ホーム初勝利を飾ることはできなかった。
山雅は前半立ち上がりから攻勢をかけ、何度も得点機をつくるが、決めきれない。逆に21分、自陣左からのクロスに頭で合わせられ、先制された。
後半もチャンスを生かせない山雅は、18分にマークが外れた一瞬の隙を突かれ2失点目。その4分後にはポストに当たったシュートの跳ね返りを蹴り込まれ、立て続けにゴールを許す。
交代で攻撃的な選手を送ったが、リードを広げた柏はボールを保持し、パス回しに終始。攻撃の糸口もつかめない時間帯が続いた。
状況を打開できたのはロスタイムに入ってから。ポストに当たって跳ね返った飯田のシュートを、途中出場の阿部が頭で押し込み、1-3。だが、反撃に転じるには遅すぎた。

4日の前節と同じ先発メンバーだった山雅に対し、柏は8日夜のアジア・チャンピオンズリーグと同じ。相手はアウェー連戦で、コンディション面では有利と思われた。
それでも相手ペースで試合を運ばれ、前後半とも相手を上回る数のシュートを放ちながら決定力を欠くなど、さまざまな面で力の違いを見せつけられた。
田中が「下を向いている時間はない」と繰り返した通り、来週からは3週続けて水曜日にも試合がある過密日程だ。今季初めて、中2日で試合をこなす場面も出てくる。
強豪との埋めがたい力量差も「このリーグで戦う以上、分かっていること。それを言い訳にはできない」と反町監督。
厳しさを増す舞台をどう乗り切るか。過密日程の初戦、敵地で迎える次節の山形戦(18日)が、さらに大きな意味を持ちそうだ。
(長岩将弘、松尾尚久)

春ラン 沢山のご参加誠にありがとうございました

先月24日付の松本平タウン情報に全記録を掲載いたしました
エリア外の皆様には一部120円(送料込)で販売いたします
ご希望の方はお名前 ご住所 ご連絡先を明記していただき
120円分の切手を同封していただき下記住所までお送りください
希望の方は松本平タウン情報
〒399-8711松本市宮田2-10(信毎ビル3F)
春ラン実行委員会 田中宛
0263-28-9080
ご不明な点は
春ラン実行委員会 田中までご連絡下さい

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★「戦後70年の精神史」6月に社会学者大澤さん講演会

松本平タウン情報は創刊20周年を記念し、6月7日(日曜日)午後1時半から、松本市出身の社会学者大澤真幸さんの講演会を、市あがたの森文化会館講堂で開きます。
演題は「戦後70年の精神史-理想の時代から不可能性の時代へ」。戦後の日本を、「理想の時代」「虚構の時代」「不可能性の時代」の3つの段階を経てきたという、大澤さん独自の理論を踏まえて、将来を展望します。
聴講無料。聴講を希望する方は、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、聴講券希望枚数を記入し、〒399-8711松本市宮田2-10 松本平タウン情報「大澤真幸講演会」係へ。ファクス29・0744、メール(mail@townjoho.co.jp)も可。先着200人に聴講券を送ります。
松本平タウン情報・電話28・9080

育成組織の充実へ 臼井弘貴U-18監督に聞く

150409yamp山雅U-18(18歳以下=高校生年代)を2年間指導した岸野靖之前監督(現J3富山監督)の後を受け、12年からコーチを務めてきた臼井弘貴さん(35)が今季、監督に就任した。トップチームが国内最高峰の舞台に挑んでいるクラブにとって、育成組織の充実は大きな課題のひとつ。その未来を託された臼井監督に、思いや意気込みを聞いた。
「分析力、伝達力、愛情の3点を、いかに高めていけるかではないか」。指導者として大切なことを、臼井監督はそう整理する。
厳しさと愛情を持って選手たちと真摯(しんし)に向き合った岸野前監督から、間近で学んだことも大きな財産だ。「岸野さんの人間の器もある。まねしようと思ってできるものではないかもしれないけれど、その姿勢は受け継いでいきたい」と話す。
塩尻市広丘郷原出身。松商学園高3年だった1998年度は主将としてチームをまとめ、全国高校選手権にも出場した。
日大を卒業後、長野エルザSC(現AC長野パルセイロ)でプレーしながら、育成組織での指導にも携わった。実績を買われ、「育成に力を入れたい」として山雅に招かれたのは12年のことだ。
今季は「J1クラブのユース」。参戦する県リーグや各種大会でも結果が求められるが、「育成の観点から、この年代に必要なこと、今やるべきことをやって勝ちたい」と力を込める。
「技術が足りないから割り切った戦い方しかできない-ではなく、技術を身に付け、目指す戦い方をする。大変だとは思うけれど、そのうえで勝つことで、正しさを証明していきたい」と臼井監督。
その思いの源は、人気と実力のある山雅なら地域のレベルを引き上げる存在になり得る-との考えだ。
高校で全国を経験し、大学時代に外から長野県を見て、「サッカー後進地域」を実感し、何とかしたい思いが募ったという。
「自分の小さいころを振り返ると、あの時もっとああしていればよかった、という後悔もある。まして、自分より素質のある選手ならなおさら。当然トップチームに選手を輩出するのも重要な使命ですが、例えば欧州など、もっと大きな舞台に羽ばたく選手も出したい」
自身の研さんも欠かせない。時間をつくってのトップチームの練習見学は、山雅入り当時から続けている。
山雅入りの「同期」反町監督をはじめとするスタッフには「努力する、全力を尽くすとはこういうことか、と思います」と敬服。内容自体も、指導の仕方も、できるだけ学び取ろうと心掛ける。
「自分でも勉強してきたつもりですが、まだまだ足りない。海外サッカーを中心に映像もよく見て、研究しています」
県リーグ2部の主力チーム、3部のセカンドチームとも、2節を終えて連勝。竣工(しゅんこう)間もない市かりがねサッカー場での練習も始まり、今季のスタートは上々だ。
「こういう環境でできるということは、感謝の気持ちを持ってひたむきに取り組み、結果を残し、成長する責任も負う。選手には常に言い聞かせています」と臼井監督。
「ただ、そういうものを背負いながら日々練習するのは、得難い経験でもある。プレッシャーを糧に、精神面でもたくましく頑張っていきたいですね」
(長岩将弘)