月別アーカイブ: 2014年12月

元選手の神田文之さん社長に 15年2月1日就任

141218yampサッカー松本山雅FCの運営会社・松本山雅(松本市鎌田2)は17日、元山雅選手で同社取締役管理本部長の神田文之さん(37)が2015年2月1日付で新社長に就任すると発表した。10年に会社を設立して以来、初の常勤社長が誕生する。
神田さんは山梨県出身で、00年にJ2ヴァンフォーレ甲府に所属。05年9月-06年2月、当時北信越リーグ2部だった山雅に在籍し、中盤の選手として2部優勝に貢献した。現役引退後は東京都内の不動産会社に勤め、12年4月に山雅へ入社。13年に総務部長、14年4月から取締役管理本部長を務める。
神田さんは「社員が一体となる仕組みをつくり、トップチームと同様、会社を成長させていく。地域にどう貢献できるかを常に考え、発信するクラブにしていく」と話した。
他の役員も併せて発表。加藤善之常務取締役GM兼チーム統括本部長と上條友也取締役事業本部長が、それぞれ現職務兼任で、副社長に就任。大月弘士現社長は代表取締役会長に就く。

J1昇格記念イベント 5万人が感謝の大声援

141211yamp松本山雅FCとホームタウン4市村などでつくる実行委は7日、松本市の中心部で山雅のJ1昇格を記念する一連の催しを開いた。参加者はイベント全体で延べ5万人(主催者発表)。山雅色に染まった街で、人々は快挙を成し遂げたチームへの感謝や快哉(かいさい)を叫びながら、国内最高峰リーグでの活躍も願った。
朝は冷え込んだが、登城パレードの沿道は開始前から熱気十分。オープンカーと各町会の舞台(山車)に分乗した反町康治監督や選手らは、大声援に笑顔で手を振って応えた。
昇格報告会では、実行委員長を務めた井上保・松本商議所会頭のほか、ホームタウンの首長らも祝いの言葉を述べた。
反町監督は「沿道でお疲れさま、ありがとうと声をかけてもらったが、私たちこそそう言いたい」とあいさつ。「うれしく思うと同時に、来季、死力を尽くして頑張らなければとあらためて思う」と、表情を引き締めた。
選手代表であいさつに立った喜山選手は鐡戸や塩沢、飯田といった各選手にもマイクを向けた。永井や道上、玉林選手らがパフォーマンスを披露し、会場を沸かせる一幕も。
今季で引退する飯尾和選手が「この熱を、来季開幕に持っていきましょう」と締めると、集まった人たちは凱歌(がいか)「勝利の街」の大合唱で応じた。
子ども2人と訪れた井上あすかさん(松本市里山辺)は報告会を見届け、「本当にJ1昇格を成し遂げたんだなあと、あらためて実感した」と感慨深げ。
長女のことねさん(9=山辺小3)は田中選手のファンで、「早くけがを治して、来年も頑張ってほしい」と願っていた。
(取材班)

太陽と霧が演出する癒やしのコラボレーション(松本市中山)

141209sikip 杉木立を包んでいた朝霧に突然、陽光が差し込み神々しい幻想的な光景が広がった。撮影していると手前のススキの株に一瞬スポット光が入り風情を添えた=ニコンD800E、ニッコールED70-200ミリ、松本市中山

松本地方で晩秋から初冬にかけて見られる朝霧は、季節の変わり目を告げる風物詩。
11月中旬、松本市中山で出合った朝霧は、杉の木立を越えて差し込む陽光を放射状に放ち、幻想的で神々しい雰囲気を漂わせた。太陽と霧が織り成し、降り注ぐ神秘的な光線に包まれると、不思議にも自分の心が洗われるような気がしてくる。まさに“心を洗う光のシャワー”のように映る。
この光彩は「光芒(こうぼう)」と呼ばれる。気象現象としては、雲の隙間から地上へ筋状に差し込む「薄明光線」と言われ、「天使の梯子(はしご)」という名称でもよく親しまれている現象である。「天使の梯子」は、旧約聖書創世記に由来し、ヤコブが夢の中で、天使たちがこの光の梯子を使い天と地を昇り降りする光景を見たとされる。
「光の魔術師」と言われたオランダの画家、レンブラントが光芒を好んで描いたことから「レンブラント光線」とも呼ぶ。
また宮沢賢治は、詩集「春と修羅」でこの現象を「空のパイプオルガン」と呼んでいる。奏でるとどんな音色が響くだろうか。
撮影しながら、ひときわ鮮やかさを増す光芒を前にしていると、手を合わせ、祈りの世界を連想する。心に栄養を届けてくれる大自然に感謝である。
(丸山祥司)