月別アーカイブ: 2014年4月

6月にパート希望女性限定就職面接会 事前にセミナーも

パートで働きたい女性限定の就職面接会「パート・アルバイトさん就活&採用応援お見合いフェスタ」が6月5日、松本市中央4の県松本勤労者福祉センターで開かれる。採用したい企業や個人店主など約20社が参加する予定。主催者によると、こうした催しは全国初という。
パートを主戦力にしている企業のコンサルティングなどをするスマイル・ラボパートアルバイト労働総合研究室(松本市井川城3)と、女性のキャリアアップなどを支援するココノチカラ(塩尻市洗馬)が主催。
一般的な就職面接会と同様に企業がブースを設け、求職者が面接を受けるスタイルだが、「なるべく気軽に面接ができるように」と、企業側にも求職者にもカジュアルな服装での参加を勧める。
また、面接した女性に企業がグッズを贈ったり、スタンプラリーなどを行って積極的な面接を後押しするほか、その場での契約が難しいという面接会の課題を解消するための工夫も考えるという。

これに先立ち5月15、27日にフェスタ参加を希望する女性を対象に事前セミナーを開催(両日とも午前10時-正午、トライあい・松本)。15日はスマイル・ラボの赤沼留美子代表(42)が「日々の時間を、有効に、有意義に活(い)かす!」をテーマに、パートの現状や、やりがい、心構えなどを講義する。
27日(受講料1000円)はココノチカラの百瀬みどりさん(38)、清水里絵さん(43)の両代表が担当。「働く前に!仕事力アップ」をテーマに、働く理由探しやライフスタイルの見直しなどを提案する。
一方、5月16日には企業を対象にしたセミナー(午前10時-正午、トライあい・松本)も開き、パート、アルバイトの戦力化の鍵などを赤沼さんが講義する。
こうした段階的なセミナーを開くことについて、赤沼さんは「女性と企業の意識の共有ができ、フェスタ当日にお互いの理解が深まりやすい」と話す。

今年3月に赤沼さんと百瀬さん、清水さんが出会い「女性が生き生きと働ける社会を目指したい」という両者の方向性が一致。企業担当のスマイル・ラボと女性担当のココノチカラが組むことで、より大きな推進力を期待している。
清水さんは「パートで働きたい女性は多く、その人たちの支援になれば。今は働けなくても将来を見据えての参加も歓迎」と話す。
女性向けセミナーの申し込みは、松本市女性センター電話39・1105。企業向けセミナーとフェスタは、赤沼さん電話090・8854・3935
(浜秋彦)

心弾む“空想画” 穂高でカミジョウミカさん個展

安曇野市穂高のアーティスト、カミジョウミカ(本名・上條美香)さん(37)は5月7日まで、穂高有明のカフェギャラリー縁縁で個展「森の中のミカちゃん」を開いている。木や草花、果実をテーマにした“空想画”の新作33点とレターセット、マグカップ、鏡などオリジナルグッズ55点が並ぶ。
カミジョウさんは19歳から悪化した先天性骨系統疾患のため、体のあちこちに痛みが走り、車椅子での制作を余儀なくされている。手首にも痛みが出るため、半固定しながらの作業が続く。
しかし、「頭に浮かぶのはカラフルな夢の世界。それを作品にすることで、見た人が浮き浮きしてくれればうれしい」と笑顔を見せる。
今回は木々に囲まれた会場を意識し、「月曜日の木」「火曜日の木」など、1週間分の漢字をそれぞれデフォルメした木に見立てた作品群がある。「クローバーとオオイヌノフグリ」「カラフルパンジー」など春の花もアクリルガッシュで描いた。
キャンバスにクレヨンで描いた絵は5点。グレー、ピンク、黄が入り混じった「朝は夢の中」の他、「もりのようせいたち」「魔法の世界」など。
大作はリンゴの木をテーマにした作品と、白い菊の花をモチーフにした作品の2点で、エントランスに展示。どちらも木製パネルに発泡スチロール、ティッシュペーパーなどを付着させ、アクリルガッシュで色づけした労作だ。
午前9時-午後6時。木曜と5月2日は休み。縁縁電話090・1545・1787
(長田久美子)

「四賀にきましょ」住民有志が魅力満載49企画

松本市四賀地区の住民有志は5月10、11日、地区内8カ所で49のワークショップを開く。イベント名は「四賀にきましょ里山をめぐる・あそぶ・あじわう」。昨年10月に開いた企画の第2弾だ。
草木染、松本ほうき作り、木工細工などのクラフトをはじめ、太鼓演奏、ビオダンサ、座禅などの体験、純米酒きき酒、ピザ焼き、春の野草手作り酵素づくり、アロマハンドマッサージ、カラーセラピー、子育てカウンセリング、映画上映、手植えによる田植えなど、とにかく幅広い。
講師はプロ、起業を目指す人、趣味でやっている人などさまざまだが、松本平の人たちだ。
会場はkajiya(カジヤ)やビオ・カフェ・COUDO(クド)など、古民家が多い。
主催する実行委員会(松村京子代表・15人)は、日程表と地図を掲載した無料冊子を4000部制作。当日食事ができる8つの飲食店も紹介している。
冊子はワークショップ会場や松本平のカフェに置くが、希望者には実行委が直接郵送する。

有志は昨年10月、地区内8カ所で18の体験講座を開いたところ、定員を超える講座もあるなど好評だった。
前回と今回、茶道教室の講師をする石塚真智子さん(会田)は、幼いころから四賀で暮らす。「『変わらない』ところが四賀の良さ。ワークショップをきっかけに魅力を知ってもらいたい」と期待を込める。エコクラフトかご作りの講師をする霜田さな江さん(中川)は「四賀の空気を楽しみながら作ってもらえたら」と話す。
申し込み先は講座により違う。多くの講座は有料で、定員のあるものも。問い合わせや、詳細が載った冊子郵送希望者は松村代表電話090・1854・9619、メールryo.arisue.kanon@gmail.comへ。フェイスブックページも立ち上げている。
(松尾尚久)

J2第9節 辛勝も連戦に弾み岐阜に1-0

140429yamp26日から5月6日までの11日間で4試合を戦う山雅。その初戦はラモス監督率いる岐阜を1-0で破り、今季のホーム初勝利も飾った。岐阜は元日本代表の川口、三都主ら経験豊かな選手を補強し、昨季とは陣容が一変。セットプレーからの1点のみという辛勝ではあったものの、続く連戦にも向け、勝利の価値は大きい。
山雅は長いボールを前線に送り、立ち上がりから何度もチャンスをつくるものの、決めきれない。一方、母国コロンビアで世代別代表の経験も持つ大型FWナザリトを軸とした岐阜の攻撃を集中してよくしのぎ、試合は我慢比べの様相を呈した。
山雅が均衡を破ったのは後半29分。船山が倒されてゴールほぼ正面で得たFKを、岩上が蹴った。
「落ち着いて蹴ることができた。蹴った瞬間に入ったと思った」と岩上が振り返ったボールにGK川口は反応できず、ゴール左隅に吸い込まれた。
その後は押し込まれる時間帯もあったものの、虎の子の1点を守りきった。
ただ、快勝とは言えない内容に、反省を口にする選手も。岩上が「(自身のFKまで)点が入らなかったことは、うちらの課題でもある」と言えば、塩沢も「流れの中から点を取れていないし、試合終盤、本来走り勝たなくてはいけない時間帯に押し込まれた」。
とはいえ、京都戦で喫したような得点直後の失点はなく、5試合ぶりに無失点。サビアの戦列復帰など、明るい材料もある。
「大事なのは勝ち続けていくこと」と、選手たちは口をそろえる。反町監督は「ここでチームの総合力が問われる。おおむね4分の1となる区切りの10試合をいい形で終え、ホームに戻ってきたい」と、次節をにらんだ。
(長岩将弘、松尾尚久)

ホーム初勝利 心一つに歓喜の時

サッカーJ2の松本山雅は26日、松本市のアルウィンで岐阜を1-0で破り、今季ホーム初勝利を挙げた。ホーム4戦目で訪れた歓喜の時を、選手と1万3000人を超えるサポーターが分かち合った。
北アルプスを挟んだ隣接県同士の戦い。試合前、サポーターは県歌「信濃の国」の大合唱で心を一つにし、選手をピッチに迎えた。
始まると、四方からチャントを送って選手を後押し。後半29分、岩上のフリーキックが決まると、スタンドは総立ちでタオルマフラーをぐるぐる回し、試合が終わると凱歌(がいか)「勝利の街」を高らかに歌い上げた。
「昨季は岐阜に逆転負けしてホーム初勝利を逃した。同じ思いはしたくなかったので本当にうれしい」と同市芳川小屋の古町秀美さん(53)と山田美津子さん(52)。同市県の萩原健司さん(38)はホーム開幕戦以来の観戦で、長男の啓太君(7)は「また応援に来る」と目を輝かせた。

安曇野市観光協会が「そば食べ歩きクーポン」「美術館めぐりチケット」を販売

安曇野市観光協会は、「そば食べ歩きクーポン」と「美術館めぐりチケット」の販売を本格的に始めた。安曇野で滞在時間を活用する一つの提案という。昨年試験的に行い手応えがあったことから、今年は春の観光シーズンから取り組み、徐々に利用を増やしていきたい考えだ。
◇そば食べ歩きクーポン3枚つづりで1500円。半盛りそば3枚(3軒分)を食べることができる。斉藤農園あぐりす(堀金)、そばcafeレイヨンヴェール(穂高)、こねこねハウス(穂高)など、観光協会加盟の10店が参加している。利用期間は7月18日までと、9月1日―11月30日。
市観光情報センター(穂高)や宿泊施設は、「一番おいしいそば店を教えて」という問い合わせが多いが、好みもあることから、答えに困っていた。担当者の好みや評判などで案内していたが、「せっかくだから自分の口に合ったそばを見つけてもらおう」と昨年6月、試験的にクーポンを導入した。
◇美術館めぐりチケット100円券24枚つづりで2000円。市豊科近代美術館(豊科、入館料大人500円)、絵本美術館・森のおうち(穂高、同800円)、安曇野ちひろ美術館(松川村、同800円)など9館で、11月30日まで利用できる。
安曇野アートラインに参加する美術館はそれぞれ個性があり、これだけ館が集まっているエリアは珍しいといい、安曇野での滞在時間を延ばす観光素材になると以前から注目。アートラインにパスポート制の導入の問いかけをしていたが、入場料の分配の難しさから断念。チケット制ならと昨年6月、販売を始めた。

昨年、そばクーポンは地元の利用もあり約300を販売。美術館チケットは夏休み期間中も使える他、宿泊とセットで販売する宿もあり、やはり約300冊の利用があったという。
今後は、観光協会が赤字にならないためにも、利用者増が課題。参加そば店も増やすことを考えていて、飯田善規専務理事(62)は「観光協会に加盟するそば店は30ほどで、その半分が賛同してもらえればうれしい。利用者が増えれば、参加店も増えるのではないか」と話している。
市観光情報センター電話82・9363)、市内の宿泊施設で販売している。
(八代啓子)

「つるしみそ」小谷の集落支援員が造り方学ぶ

小谷村観光振興課特産推進室の中谷集落支援員の田辺沙弥香さん(35)と土谷集落支援員の冨永陽子さん(36)はこのほど、中谷の沖中繁松さん(91)宅で、昔ながらのつるしみその造り方の指導を受けた。「次世代に伝えるため、造り方を教わっておこう」と、冨永さんは昨年に続き2回目、田辺さんは初めて挑戦した。
つるしみそは、昔から3月の節句がくると村内の至る所で造られていたが、近年は高齢化などで造る人が少なくなった。沖中さんは「若い衆でも来て、減反地に豆から作り、みそを造れば特産品になる。体に良いことは分かっているが、今はやる人が少ない」と後継者不足を嘆く。
こうした状況のため、昨年に続いて指導を依頼した。

沖中さんは午前4時から準備。30キロの大豆を2回に分け、それぞれ大鍋で2時間炊き、30分蒸し、これを機械に入れてつぶした。
沖中さんから「昔はごんぞ(わらで編んだ長靴)を履いて踏んだ。丸める時は中の空気を抜くようにぎゅっと強く握らないと割れる」などと指導を受け、田辺さんと冨永さんは、つぶされた大豆を直径10センチ、高さ15センチほどの円筒形に成形。出来上がった70個のみそ玉に、1つずつ十文字にわらのひもを掛け、上部を編み込んで2つ1組にして縛り、納屋につるした。
5月半ばごろ仕込む予定で、2人はこの時も立ち合う。
田辺さんは「こういうことは、特に若い人や都会の人は知らないと思うので、大事にしていければ。添加物もないので、子どもたちに食べさせてあげたい」、冨永さんは「沖中さんに教わって、初めてつるしみそを知った。ぜひ引き継いでいきたい」と話した。
(田原富美子)

郷原の魅力1冊に 愛する会が宿開設400年の記念誌を発行

塩尻市の郷原宿を愛する会(臼井友喜会長・33人)は、郷原宿開設400年の記念誌「ふれあいの郷(さと)ごうばら」をつくった。地区の歴史や文化などをまとめるとともに、多数の住民の投稿を掲載し、区民参加の集大成の1冊となっている。
A4判、313ページ。「あゆみ」「すまい」「ゆかりの人々」「伝説と民話」「寺子屋・学校・保育園」「道と流通」「石碑」「区政、団体の沿革」など全17章にわたって紹介。
第1章「私たちの郷原宿」は、小学生も読めるようにルビを振った。
第16章「今に生きる私たち」は、区内350戸から120人が投稿した区民のページ。塩尻ワインの歴史や、地区野球大会で優勝した思い出、同宿に訪れた民芸研究家柳宗悦さんとのエピソードなど、さまざまな話が寄せられた。巻末には、郷原宿のことをどれだけ知っているかを試す郷原検定を掲載した。
今年400年を迎える郷原宿の記念事業は記念誌のほか、昨年12月、高札場を郷福寺駐車場に設置し、広丘南保育園の園児と会員が地区の伝説と同宿の縁起をそれぞれ紙芝居にした。5月には、旧消防団詰め所2階に、同宿に伝わる古文書や生活用品を展示する資料館を開設する。
愛する会は、地域の活性化や歴史の掘り起こしなどを目的に2009年に発足。市や県の補助金のほか、会員がソバや大豆を栽培し、資金を調達してきた。
今年は市内の本山、洗馬、塩尻の3宿と「塩尻四宿400年祭」に取り組む。
臼井会長(74)は、記念誌について「区民や若い世代に残せる『郷原を知るバイブル』が完成し感謝したい」。事務局の小林隆男さん(62)は、「会員の持ち味を発揮した一連の活動で郷原の良さや魅力を発信できた」と話す。
記念誌は500部制作。地域の見どころなどを紹介したDVDも付く。問い合わせは臼井会長電話52・2085か小林さん電話52・0732
(井出順子)