J2第31節 京都に2-0 持ち味思い出し快勝

160913yampJ2は9月11日、天皇杯1、2回戦を挟んで3週間ぶりに再開し、第31節を各地で行った。2位の山雅は6位の京都サンガとアルウィンで対戦し、2-0で勝った。完敗だった前週の天皇杯2回戦を反省し、気迫あふれるプレーを展開。右目網膜剥離(はくり)が完治した田中が戦列に復帰する好材料も得て、激しさを増す終盤戦へ弾みを付けた。
山雅は立ち上がりから、前線での守備や攻守の切り替えの早さ、労を惜しまない走りといった持ち味を発揮。
前半5分、FKのサインプレーで工藤と示し合わせたパウリーニョがマークを外し、密集の後方からシュートして先制。その後も主導権を握り続けた。
後半、京都は選手の並びを変え、中盤以降は長身のキロスを投入してパワープレーに。山雅はこれをしのいで42分、岩間からパスを受けた山本が中央で相手守備を引き付けてつぶれ、こぼれ球をフリーで抜け出した工藤が左から落ち着いて蹴り込み追加点。
25節の長崎戦以来、1カ月半ぶりのホームでの勝利に、観客は大いに沸いた。
試合後、反町監督は戦う姿勢を欠いて敗れた前週のJFL・ホンダFCとの試合を引き合いに出し、「あれで勝っていたら、今日は負けていたかもしれない。厳しく言ってきたことが実を結びうれしい」と、檄(げき)に応えた選手にほっとした様子。
田中も「あの敗戦は皆の責任。厳しいことも言ったが、今日は自分たちらしい試合ができた」とうなずいた。
上位は山雅以下、昇格プレーオフ進出圏内の6位京都まで、勝ち点9差内に5チームがひしめく混戦。取りこぼしが許されない、緊迫した戦いが続く。
「こういう試合を続けていかなくては意味がない」。指揮官と選手は異口同音に、この日の戦いぶりが「山雅らしさ」だと、自らに言い聞かせた。
(長岩将弘、松尾尚久)