J2第3節 3連勝逃すも引き分けに揺るがず 

140320yamp昨季勝ち点で並んだ長崎とのホーム開幕戦は0-0で引き分け、1万4000人を超える大観衆に開幕3連勝の歓喜を届けることはできなかった。しかし、J1で活躍した選手がそろう「個々の能力では少し上」(反町監督)の相手に手堅く勝ち点1を積み上げ、3季目の力の一端を示した。
反町監督が「われわれらしくない前半45分間だった」と振り返った通り、序盤から長崎に攻め込まれる展開。攻撃も前線にパスがつながらず、岩沼、玉林が放ったミドルシュート2本にとどまった。
後半はボランチの岩沼が底に位置することで、中盤の距離感を修正。徐々に攻撃のリズムをつかむが決めきれない。
特に終盤は右サイドの田中が敵陣深くまでボールを運んではクロスを上げ、チャンスを演出したものの、ゴールは遠かった。
前半の守備について反町監督は「普通、ああいう時は失点する」とこぼした。それでも苦しい時間帯を守りきり、その後も無失点に抑えられたことは、プラス材料だろう。
村山は個人的な反省を口にしながらも「チーム全体で守る意識を強く持ち、体を張ってしのげた」。「最悪のゲーム」と内容について悔しがった岩上も、「昇格を狙うには負けないことがベスト。この勝ち点1が後々、生きてくるかもしれない」と前を見た。
反町監督は開幕3戦の手応えについて「チームのまとまりやコンセプトは揺るぎないものができてきている。あとは枝葉の部分を調整していけば」と、今後の戦いをにらんだ。
22日に敵地での讃岐戦を経て、30日はアルウィンで湘南を迎え撃つ。

○…サビア(栃木から今季新加入、アルウィン初試合)
「山雅サポーターの熱気をあらためて感じた。昨年まで敵だったが、(サポーターが)味方に付くとこんなにも力になるんだと肌で感じた。ホームでサポーターに勝利をプレゼントできなかったのが悔しい。チームの目標はJ1昇格。ホーム、アウェー関係なく、われわれは勝ち続けなければならない。しっかりトレーニングを積んで次戦に臨みたい」
(長岩将弘、高山佳晃)