J2第28節 山形との堅守対決は0-0

140828yampJ2は24日、各地で第28節を行った。山雅は前節まで9位のモンテディオ山形とアルウィンで対戦し、0-0で引き分けた。J1・F東京に完敗した天皇杯3回戦から中3日で迎えた一戦。雨がちの天気にもかかわらず詰め掛けた1万2000人超に勝利こそ届けることはできなかったが、労を惜しまないプレーや激しい闘志など、天皇杯では鳴りをひそめた持ち味を取り戻して得た勝ち点1の意味は大きい。
順位こそやや離れてはいるが、総失点で見れば、少ない方から2位(山雅=23点)と3位(山形=25点)の争い。堅守を誇るチーム同士、1点が勝負を分けると思われた。
先の天皇杯から先発変更を4人にとどめた山雅に対し、山形はフィールドプレーヤーを総入れ替え。体力面では分の悪い状況だったが、「給油警告灯がついてからも、ガス欠になるまで走ることだけはしっかりやらなければならない」。反町監督は独特の言い回しで、選手に奮起を促したという。
山雅は序盤から疲れを感じさせない戦いぶりで山形を攻めたが、GKを中心とした相手の守りを崩せず手詰まりに。山雅のシュート6本に対し、山形も5本と、互いに1歩も引かない攻め合いを演じた。
後半はそれぞれ前半の倍のシュートを放ち、激しい打ち合いの様相を呈したが、それでもゴールをこじ開けることはできない。試合終了の笛が鳴り、思わずその場にかがみ込んだ両軍の選手たちの姿が、激闘を物語っていた。
しかし、山雅の選手たちから納得の言葉は聞かれない。「今日は自分たちの戦いができていた。だからこそ勝たねばならなかった」と田中が言えば、「あれだけチャンスがあったのに点が取れなかったのは課題。『惜しい』で終わってはいけない」と、岩上も険しい表情を崩さなかった。
1週間でアウェー2試合を含む3試合を終え、反町監督は「移動を含めた苦しい3連戦をよく乗り越えた」と、選手をねぎらった。
チームの連続無敗を、勝利で11に伸ばすべく、31日は群馬とのアウェー戦に挑む。
(長岩将弘)