J2第28節 好調の徳島にドロー

130815yampJ2は8月11、12日、各地で28節を行った。前節まで12位の山雅は11日、6位の徳島ヴォルティスとアルウィンで対戦し、0-0で引き分けた。チーム連勝記録を更新する6連勝中と、波に乗る相手の勢いをせき止めながら、山雅は持ち味の堅守も発揮。一方で、何度も決定機を得ながら決め切れない課題も、あらためて露呈した。
試合終了の笛が鳴ると、へたり込んだのは白いユニホームの選手たち。試合を象徴するような光景だった。
試合開始後40秒余りで、味方の縦のボールに抜け出した長沢が相手ゴールに迫り、さっそく見せ場をつくる。得点はならなかったものの、山雅選手たちは前半から躍動。ボールを支配し、スピーディーなパス回しでチャンスをうかがった。
後半も攻守に足を止めることなく、山雅は23節熊本戦以来となる、5試合ぶりの無失点で試合を終えた。
反町監督が「このところ自滅といえる失点パターンが多かったが、今回は安定した守備ができていた」と振り返れば、犬飼も「失敗したから頑張ったというわけではないが、前節の反省が大きいと思う」と、惨敗した群馬戦を糧にできた様子だった。
しかし攻撃陣は「勝てなかった」悔しさを隠さない。
後半2分にも、喜山のクロスを受け1対1の決定的な場面を得ながら決められなかった長沢は「2度のチャンスを決めればまったく違ったはず。なんとかしたかったが…」と苦り切った。
「チャンスはつくれていたが、厚みのある攻撃がまだできていない」と反省したのは塩沢。船山は「次につなげなくてはだめ」と言い切り、「ゴール前の精度はすぐに上がるものではないが、練習時から常に意識し続けなくては」と前を見た。
指揮官は、シュート本数に対する得点率の低さを指摘。「選手もミスをしたくてしているわけではないが、もう少しうまくやれるところはあるはず」と奮起を促した。
次節は18日、アルウィンに3位のジェフ千葉を迎える。試合前に飯田が話した「0で抑えて泥くさい試合」を体現した山雅。得た手応えを生かし、ホーム5試合ぶりの勝ち星を挙げたい。
(長岩将弘、倉科美春)