J2第14節 町田に価値ある勝利

160524yampJ2は5月22日、各地で第14節を行った。暫定6位の山雅は、同2位の町田ゼルビアとアルウィンで対戦し、1-0で勝った。会心の内容とは言えなかったが、「勝てば勝ち点6の価値がある」(反町監督)上位との対戦を無失点で制し、チームは手応えと自信を得た。順位は6位のまま。
今年4季ぶりにJ2で戦う町田。前評判を覆す快進撃を「妥当な結果」と評し、「相手のやりたいことをやらせず、いかにこちらのサッカーを貫くか」と警戒していた反町監督。試合後に「準備してきた成果は出せた」と、ほっとした表情を見せた。
前半に主導権を握ったのは町田。山雅は決定的な場面こそつくらせなかったものの、最終ラインを高く保って押し込んでくる相手に、自陣でのプレー時間が長くなった。攻めてもボールが落ち着かず、決定機に持ち込めない。
最終ラインの裏への長いボールや、球際で数的優位をつくることを徹底した後半、山雅は徐々にリズムをつくり出す。
15分、ショートCKから工藤が上げた左クロスに飯田が頭で合わせて先制。終盤はゴールに迫られる場面もあったが、しのぎ切った。
指揮官は「ロースコアの争いを勝ち切れたことはうれしい」としつつ、「全体的に体が重くてボールのコントロールも良くなく、つまらないミスが多かった」と指摘。
決勝点を挙げた飯田も「セットプレーからの1発で勝ち、ある意味では僕たちらしかったが、(パスをつないで崩すという)やりたいことは結局できなかった」と振り返った。
ただ、3試合連続の無失点は今季初。ここ5試合でも失点は1にとどまる。
工藤が攻撃陣のふがいなさに自戒を込め、「点も飯田が取り、守備陣の頑張りが際立った」と言う通り、守備の安定感は増しつつある。
反町監督は試合後のインタビューや会見で「連勝しなければ意味がない」と繰り返した。次節も勝てば、J1自動昇格圏の2位が見える。
(長岩将弘、大山博)