J2第13節 町田と1-1 10位に後退

170516yampリーグ戦ホームゲームの観客数が1万人を下回ったのは、3年前のJ2第32節以来49試合ぶり。これまで天候にかかわらずアルウィンに足を運んできたサポーターの目にも、今季のもたつきは物足りなく映るのだろう。この日も先制しながら追い付かれ、以降は攻めあぐねて引き分け。肩を落とす選手たちにスタンドから「前を向け!」と叱咤(しった)も飛んだ。
反町監督が「正直なところ、現在持ちうる力を出し切った。これが今の力と認識している」と言葉少なに振り返れば、田中も「同点にされたり、2点目が取れなかったりするのが現状」と認めた。
3試合未勝利で二けたの10位に後退。山雅を中心に勝ち点上下3差内に6~16位がひしめき、一つの勝敗で大きく変わる状況とはいえ、上位との差はじわじわと開いている。単純に比較できないが、昨季は13節を終えた時点で6位。以後、一度もプレーオフ進出圏外(7位以下)に下がらなかった。
指揮官は「われわれは強いと見られているかもしれないが、決してそうではない」とし、「(昨季よりも)周囲が力を付け、われわれがそのままであれば、相対的にこういう状況になる」。
一朝一夕で劇的にチーム力が向上するわけではないが、初先発でまずまずの存在感を示した岡など、チームに刺激を与える存在は好材料だ。
今節から再び、9日間で3試合を行う過密日程。1勝1分け1敗だった2週前を確実に上回りたい。「厳しいゲームが続くが、強気でやっていく」と指揮官は前を向いた。

J2は5月13日、第13節を行い、9位の山雅は12位の町田ゼルビアとアルウィンで対戦し、1-1で引き分けた。
山雅は大卒ルーキーの岡が初先発。ほぼ互角に攻め合い前半40分、石原の左クロスに中央の工藤が滑り込みながらダイレクトで合わせて先制。しかし後半7分、自陣左スローインの流れからペナルティーエリア手前でシュートされて同点に。
以降はセットプレーも交えて押し込んだが、勝ち越せなかった。
次節は17日。山雅はモンテディオ山形と山形県天童市のNDソフトスタジアム山形で対戦する。午後7時開始。昨季の対戦成績は山雅の2勝。

【選手コメント】
26番・岡(出場3戦目で初先発) 思い切ってプレーできたし、チームが大事にする守備の意識も出せたと思う。ただ、自分が出て勝てなかったのは悔しい。
もう少しボールタッチやスピードなどの点でうまくやれていれば、得点につながったはず。前への勢いや裏への抜けだしは自分の持ち味。今日の苦い経験を次に生かす。
10番・工藤(チーム3試合ぶりの得点) イシ(石原)のボールがよく、落ち着いてミートするだけだった。フリーで打てたのは岡やヒロ(高崎)が(相手選手を)引きつけてくれていたから。
勝ち切れない試合が続くが、出場機会に恵まれていない選手にはチャンスだろう。僕もいつも出られるとは思っていないし、出ている選手がもっと頑張るのは当然。競争から勝ち点3が生まれれば。
16番・村山(再三の好守や飛び出しでピンチを防ぐ) 2試合続けてぴりっとせず、サポーターにフラストレーションを与えてしまっている。失点は集中を欠いていたのでも隙があったのでもなく、シュートを止める技術が自分になかった。
(長岩将弘、田中信太郎)