J1でホーム初勝利 仙台に1-0

150428yamp待ちわびた歴史的な1勝に歓喜―。サッカーのJリーグ1部(J1)は25、26日、各地で第1ステージ第7節を行った。松本山雅FCは25日、松本市アルウィンにベガルタ仙台を迎えて1-0で勝ち、J1の舞台でホーム初白星を挙げた。
3月14日のホーム開幕戦以降、今季アルウィンでの公式戦はヤマザキナビスコカップの2試合を含め5試合目につかんだ勝利だ。
好天にも恵まれ、アルウィンには1万3772人が詰めかけた。
山雅にとって我慢の展開だった前半を0-0で折り返すと、後半15分、岩上祐三選手が待望の先制点。場内が沸き返った。
試合終了を告げる笛が鳴ると、ファンらは互いにハイタッチを交わして歓声をあげ、喜びを爆発。凱歌「勝利の街」を響かせた。
同市波田から家族5人で訪れた小林美姫さん(9、波田小4)は「岩上選手のシュートがすごかった」と笑顔。
父の春紀さん(36)は「うれしさは大きいけれど、ここまでなかなか勝てず、J1の厳しさも感じる」と話しながらも、「これからもチームを信じ、応援で後押しするだけです」と力を込めた。
ホーム試合は今後、連休中の5月2日にアルビレックス新潟、6日にヴァンフォーレ甲府を迎える。

内容的にも課題の残る負けを喫したヤマザキナビスコ・カップ予選のナイトゲーム(22日)から、今季初めて中2日で戦った山雅。反町監督が「無骨だが、最後のところで粘り強く力を発揮する、われわれらしい勝ち方だった」と評した通り、技術以前の部分を徹底。悪い雰囲気を断ち切る勝ち点3を手にした。
前半は風上に立った仙台に押し込まれたものの、守備陣を中心にきっちり対応。山雅も惜しい場面はつくるが決めきれず、互いに無得点で折り返す。
後半15分、左サイドの岩沼からペナルティーエリア内でパスを受けた岩上が、相手選手数人に囲まれながらも粘ってシュート。
仙台が攻撃の選手を増やして前がかりになった終盤はたびたびゴールに迫られたが、体を張った守備でしのぎきった。
ただ、中2、3日で迎える連戦がこの先も4試合続く。指揮官や選手の誰もが、「これを続けることが大事。次に勝たなければ意味がない」と強調した。
次節は、今季リーグ全試合に先発してきた喜山が、警告累積で出場停止。相手は昨季3冠を成し遂げたG大阪だ。
3日前の敗戦をスタンドで観戦し「外から見ることで、いろいろと思うところがあった」と語っていた田中は、「結果を出すことでいろいろな選手が刺激を受けなければいけないし、出ていない選手は悔しさを持たないといけない。そうやってチーム力は上がっていくと思う」。
この勝利を連戦の弾みにし、チームの総力を示したい。
(長岩将弘)