選手に聞く「気持ちの切り替え方」

150815yamp今季、国内最高峰のリーグに挑んでいる山雅。なかなか思うような結果が伴わず、連敗や大敗も喫し、厳しい戦いが続いている。そんな中でも選手たちが最大限の力を発揮し続けるためには、精神面のコンディション維持も重要だ。選手たちの気分転換やリフレッシュの方法、上手に気持ちを切り替える考え方などについて聞いた。
村山や岩間、岩上らは、特に変わったことをせず、むしろ普段通りの生活を送ることで、気持ちの落ち着きを保つという。
「サッカーで抱えたストレスは、結局サッカーでしか解消できない。やるべきことをやり、次に備える」と話すのは安藤。
飯田は「日々取り組んでいることが間違っているから負けるとは思わない。そういうときこそ、ぶれないのが大事だと思います」。
へこんだ気分に徹底的に向き合うのは、鐡戸や前田だ。
鐡戸は、頭の中で失敗した場面を振り返り、何が悪かったのか、どうするべきだったのかを突き詰める。
「考えだすと悔しくて、あまり眠れないこともあるほど」と苦笑いするが、「そうすることでしか乗り越えられないと考えているし、同じ間違いは繰り返さないという新たな気持ちで、次の日の練習に臨める。その方が自分はすっきりするんです」。
前田もそういったことを考え、「悲しい曲も聴いたりして、落ち込むだけ落ち込む」そうだ。
ただ、かつてに比べると山雅加入後は落ち込み度合いが軽くなり、落ち込む時間も短くなっているという。「以前はそこがメンタル面の弱さでもあった。たくさんの人との出会いや、試合に絡む経験の中で、少しずつ変われているのかもしれません」

反省すべき点はした上で、別のことをしてサッカーから少し距離を置いてみる-という選手も多い。
「家族で遊びにいくなどし、子どもの笑顔からエネルギーをもらう」のは、阿部やオビナだ。
オビナはゲームも好きで、「いっときネガティブな気分が消え、ポジティブなもので満たされる」と話す。
岩沼は選手仲間と温泉やショッピングに出かけたり、DVDを借りて海外ドラマや映画を見たり。
コーヒーが好きな工藤は、自分で豆をひくなど、コーヒーを入れてゆっくり楽しむのが癒やしになるそう。
飯尾は読書。小説をはじめジャンルを問わず、興味を持ったものは手広く読む。
芥川賞を受賞した又吉直樹さんの『火花』も読んだといい、「芸人の世界をのぞくことができ、その表現の仕方もおもしろかった」。
石原は「ひたすら寝ます」。体力回復のためにもよさそうだ。
(長岩将弘)