過去最多の観客動員も横浜Mに0-3の完封負け

150526yampJ1は23日、各地で第1ステージ第13節の8試合を行った。ここ3節無敗で暫定9位の山雅は、同5位の横浜F・マリノスとアルウィンで対戦。過去最多入場者数を更新する1万8906人が詰め掛けたが、0-3で完封負けを喫し、ホーム3連勝も逃した。
試合後の会見で、敵将モンバエルツ監督が「狙い通りのパーフェクトな内容」と胸を張った一方、反町監督は「完敗という言い方はしたくないが、そう言わざるを得ない」とうめいた。
相手の高い技術とスピード、強烈なプレッシャーに、山雅は立ち上がりから自陣に押しこめられた。
8分、ゴール前で飯田がクリアしたボールを、角度のない位置からアデミウソンにダイレクトボレーで決められ、先制を許した。
31分には、相手シュートをブロックした岩間からのこぼれ球を押し込まれ、0-2で折り返す。
後半はリードを広げて攻勢を緩めた相手に対し、山雅は攻撃的な選手を相次いで投入。打開を狙ったが、元日本代表の中澤率いる守備陣に付け入る隙はなかった。終盤の45分には逆にダメ押しのミドルシュートを浴び、3点目を失った。

かつて横浜に所属、横浜時代の先輩だった故・松田直樹さんから背番号3を受け継いだ田中は、スプリント(時速24キロ以上走行)回数が両軍通じて断トツの36回と気を吐いた。秘めた思いもあっただろう。「言葉が見つからない。自分の力のなさを感じている」と、いつになく悔しさをにじませた。
多くのタレントが居並び、反町監督が「今までで一番いい試合運びだったのでは」と評するほど、チーム全体で好連携を見せた横浜。J1の厳しさを再認識させられたとも言えるが、その中でも勝たなければならないことに変わりはない。
途中出場の鐡戸は「マツさんに、これが現実だよと言われた気がする。だからこそここから学び、また顔を上げて戦っていかなければ」と力を込める。
次節の鹿島も、長い歴史と実績を持つ名門。打ちひしがれている時間はない。
(長岩将弘、松尾尚久)