逆転で快勝 PO圏内目前 J2第31節 徳島に3-1

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「われわれの武器の走力や切り替えの部分で、相手を圧倒することができた。90分間に凝縮されていた」と試合後の反町監督。後半残り5分で投入した三島をロスタイムに交代させた非情の采配は、挽回を期す終盤戦で「走れない選手は不要」という強烈な意志表示だった。山雅は今季2度目の逆転勝ちで7位に浮上。J1昇格プレーオフ出場圏の6位に勝ち点1差に迫った。
反町監督は「徳島は攻撃に出て行く力がある。こちらは前に出る走力、戻る走力の両方を出さなければ勝てないと話し、練習でも意識して取り組んだ」と成果を強調。
飯田は「前線の選手が点を取り、チームとしてうまくいっている。8月あたりから山雅らしい一体感、躍動感が出せている」と手応えを語り、田中も「よい立ち上がりだったのに先制されるなど、もったいない部分、直さなければいけない部分はある。が、そういう試合でも勝ち点3を取れたことはよかった」とうなずいた。
今節、山雅より上位で勝ったのは長崎だけ。白星を重ねつつ上位の取りこぼしも必要だが、自動昇格圏の2位福岡とは勝ち点差8。かすかな光明も見えてきた。
2得点1アシストの工藤は「上位には負けられない。競っても勝ちきる試合を積み重ねていくことが大事」と力を込めた。
次節(10日)は6位の東京Vと敵地で対戦。今季初の3連勝と、10節(4月29日)以来の昇格プレーオフ出場圏浮上が懸かる。

J2は2、3日、第31節を行った。8位の山雅は2日、4位の徳島ヴォルティスとアルウィンで対戦し、3-1で逆転勝ち。2連勝で4試合無敗とし、ホーム戦は5連勝。
山雅は前半立ち上がりから攻撃のリズムをつかんだが、自陣左のクロスから失点。しかし、浮き足立つことなく攻め続け、パウリーニョのパスをゴールほぼ正面で受けた工藤が落ち着いてシュートを決めて同点とし、ロスタイムには左から切れ込んだ山本のパスを、逆サイドで受けた工藤が蹴り込み5分余で逆転に成功した。
後半、徳島は選手と並びを変更。ヘディングシュートでクロスバーをたたかれる場面もあったが、工藤のパスに抜け出した高崎が相手DFを振り切って加点した。

【選手コメント】
9番・高崎 (後半の追加点は)とにかく強いシュートを打とうと考えた。相手のチャンスが少ない中で失点してしまうのはチームの課題。逆転するにはとてもパワーが必要だが、今日は前半のうちにそれができたのでよかった。次は隙を見せずに無失点でいきたい。
10番・工藤 ホームでの勝ち点3に貢献したいと思っていたし、(夏の移籍期間で)同じポジションの選手が増え、競争が生まれた。今日は僕だったかもしれないが、競争の中からまた違う選手が活躍することで、チーム力も上がっていくはず。
4番・飯田 後半に押し込まれた時間帯もあったが、前線がサイドで守備をしてくれたり、ボランチがペナルティーエリア内でマークについてくれたり、人数をかけて守ることができた。僕たちは上を目指してやるだけだし、追うほうが気持ちは楽。次節も勝てばチームもサポーターも盛り上がり、プレーオフも近づく。
(長岩将弘、田中信太郎)