親子共同作品のコサージュで卒業式

塩尻市の塩尻東小学校6年生(87人)の保護者が、児童が卒業式(3月14日)で着けるドライフラワーのコサージュを手作りした。材料の花は学校の花壇で児童と一緒に育てたもの。初めての取り組みで、親子の共同作品が晴れの日を彩る。
コサージュ作りは3回行い、最終回の3日は学校近くの塩尻東地区センターで10人ほどが作業。リボン生地で作った直径約7センチのベースにセンニチコウやカイザイクを接着し、教職員の分も含めて100個を完成させた。
発案したのは花卉(かき)農家を営むPTA学年会長の今泉薫さん(47)。3人いる子どもの末っ子が卒業することもあり、思い出に残る仕掛けを考えた。
手芸に詳しい友人に相談し、昨年4月に学校・学年の賛同を得た。6月初めに児童が種をまき、水やり、草取りなどは当番制で親子が協力。花は8月末に児童が摘み取り、教室内で乾燥させた。
作業した竹内幸香さん(33)は「保護者が卒業式に関われてうれしい。花の世話に携わった息子も楽しみにしている」と笑顔。
今泉さんは「小さな種が花を咲かせてコサージュになったように、子どもたちには夢や目標を持ち、形にする大切さを感じてもらえれば」と願う。
(長岩将弘)