育成環境強化へユースアカデミーの体制を刷新

160112yampサッカーJ2松本山雅FCは今季、クラブの育成・普及組織ユースアカデミーの体制を刷新、拡充する。これまでNPO法人山雅スポーツクラブが担ってきた中学生年代の指導をクラブ運営会社に移し、指導陣も増強。従来の高校生年代と合わせ、育成は会社が担う。一方でNPOは普及事業に特化し、さらなる底辺拡大に注力。クラブが今後の柱の1つに据える育成環境強化へ、具体的な取り組みが緒に就いた。
昨季までトップチームのコーチを務めた柴田峡さんや本間康貴さんを含め、アカデミーには新たに7人の指導者が加わった。指導者派遣で松本大の監督に就任した岸野靖之さんもアドバイザーとして携わり、Jリーグでの豊富な指導経験を還元。質・量ともに充実の顔ぶれだ。
NPOはこれまで、主に保護者の会費収入で運営してきた。中学生年代の移管により経営面の負担も減らし、普及拠点の拡大や選手発掘などに集中できる環境を整える。
クラブによると、アカデミーの今季予算は昨季に比べ人件費が約3倍、運営費は約1・5倍になる見込み。加藤善之副社長は「トップチームの予算を削らず、育成に投資できる資源を確保できた」と明かす。
7日、市内で記者会見した神田文之社長は「この投資がどんな結果をもたらすかは全く未知。クラブとしても大きなチャレンジ」としつつ、「育成の大事さが理解されたということでもある。スピードを上げ、トップチームで活躍する地元選手を一日も早く出す」と力を込めた。
(長岩将弘)