紙芝居などで多くの人を楽しませ 松本の女性2人組が表彰へ

パネルシアターや紙芝居などを上演する松本市の女性2人組「SUN(サン)ババ」は、同市を中心に木曽町や安曇野市などの保育園、小学校、福祉施設を毎週のように訪れ、多くの人を楽しませている。10年以上続くこの活動は、31日に開く松本市社会福祉大会で表彰される。
2人は五味富士さん(73)と赤羽晴子さん(72)。ともに松本市寿地区の役員として子育て支援に関わり「パネルシアターが見たい」という母親らの要望に応え、2005年に活動を始めた。当初は3人だったが、1人が体調を崩し6年前から2人で活動している。
SUNババは「太陽のおばあさん」という意味。「忙しい現代の母親に代わり、おじいさん、おばあさんが一家の太陽になってほしい」との願いを込めた。五味さんは「たとえ寝たきりになっても、子どもの話を聞くだけで太陽になれると思うんです」と言う。
6日は、社会福祉法人平成会デイサービスセンターなごみ(松本市寿北)を訪問。併設のグループホームの入居者を含むお年寄り10人を前に、七夕にちなんだ物語や歌を披露した。
五味さんが紙に描いたひこ星と織り姫、星やササ飾りをパネルに貼っていく。世間話をするように七夕の恋物語を語ると、会場のお年寄りからは「大丈夫だよ」と、離れ離れになったひこ星と織り姫を励ます声も。笑いを誘う五味さんの語り口と赤羽さんのハーモニカで、会場は笑顔と歌声であふれた。
2人は「自分たちが楽しくて続けてきた。表彰されるなんて驚いたよね」と目を輝かせて話した。
(宮沢厚子)