筑摩神社名物「筑摩からしあげ」商標登録後初の販売

松本市筑摩2の筑摩神社で14日午後5時半から行う無病息災を祈願する篝火(かがりび)祭で、恒例の油揚げを煮付けた「筑摩からしあげ」を、昨年1月に商標登録してから初めて発売する。氏子総代(25人)は新しいデザインの紙袋を作り、参拝客を迎える準備をしている。
「筑摩からしあげ」は、12×23センチほどの油揚げを丸正醸造(同市出川町)のオリジナルのたれをベースにした調味料で甘辛く味付け、1袋2枚入り(からし付き)で真空パック包装したもの。田内屋(同市笹賀)が製造する。
市販のいなりずし用味付け油揚げと違い、おかずや酒のつまみとして食べられるのが特徴で、賞味期限は30日。税込み600円で、2500袋用意する。
からしあげの始まりは40年ほど前。境内で枯れ木などを燃やした火にあたると病気などから免れるという篝火祭の縁起物として考案され、身近な食材で作りやすく食べやすいことなどから、氏子の女性らが祭りの前に作り、販売していた。
しかし、昭和の終わりになると作り手も年を重ね負担が大きくなったため、当時、筑摩に工場があった田内屋に製造を依頼することに。以降、製造を続けている。
商標登録は「名物となった『からしあげ』を後世につなぎアピールしたい」と、前役員が弁理士に相談。2016年4月に総代会長になった中嶋敏雄さん(74)が引き継ぎ、同年6月に出願して昨年1月に登録された。
中嶋さんは「1年に1回の縁起物。篝火にあたったり、からしあげを食べたりして、新しい年を無病息災で過ごしてください」。
販売は午後3時ごろから。かす汁も1杯100円で提供する。同神社電話25・1835
(中村幹子)