突き放し8戦負け無し J2第26節栃木に2-1

140814yampJ2は10日、各地で第26節を行った。山雅は前節まで15位の栃木SCをアルウィンに迎えて2-1で勝ち、8戦連続無敗で2位を維持した。台風が迫る荒天の中、詰め掛けた8600人余の思いに応えるように、一時は同点に追い付かれながらも突き放し、勝ち切る力を示した。
前半、風下に立たされた山雅は序盤から右サイドの田中を中心に何度もチャンスをつくるが、次第に手詰まりに。互いに中盤でのボール回しが多くなる。
試合が動いたのは前半ロスタイム。岩上の左CKの流れから相手選手が収め損ねたボールが、ペナルティーエリア外のゴールほぼ正面で待ち構えていた岩間の前へ。
「分析で、こぼれ球があの位置に来るのは分かっていた。易しいボールだったので、蹴るだけだった」と右足を振り抜くと、ボールは相手選手の足に当たり、自身のJ初ゴールとなる先制点。リードして折り返した。
しかし後半27分、自陣右サイドからの相手クロスを、長身FW大久保に頭で合わせられ同点。これで息を吹き返した栃木は攻勢を強めた。
だが、このままでは終わらないのが今季の山雅だ。36分、またも岩上の左CK後の混戦から、相手選手のクリアボールが、後方に引いていた船山の正面に。
「(ペナルティーエリア外からのシュートは)個人でもチームでも昨季は少なかったので、今季はいつも狙っている」という船山のシュートはゴール右上隅に吸い込まれ、試合を決めた。

この日は3位磐田が敗れ、ここ3節変わらなかった勝ち点差を広げることにも成功した。
とはいえ、「俺たちは決して、すごく強いチームというわけではない。毎試合、誰ひとり手を抜かずやって、何とか勝てている」という田中の冷静な言葉も、また事実だろう。
次週は水曜(20日)に天皇杯3回戦を挟む。反町監督は「ここで頑張らなくてはならない、大事な3連戦だ」と前を見据えた。
(長岩将弘)