穂高の日吉神社が20年に1度の正遷宮

安曇野市穂高柏原の日吉神社は、20年に1度の正遷宮(大遷宮)にあたり8日、400年以上の歴史を伝える「式年遷宮祭」を行う。南安曇地域で遷宮祭を行っているのは穂高神社以外では日吉神社が唯一という。氏子らは「神社は地元民の団結の象徴。大きな節目にしっかりとバトンを引き継ぎたい」としている。
正遷宮にあたり、昨年3月に「遷宮委員会」の人選を始め、9月の例大祭後から準備を開始。12月に遷宮委員会を16人で発足した。
4月16日に安全祈願祭、5月28日に御神体を本殿から仮の御殿に移す「仮遷座祭」を行い、改修工事などを開始。本番の8日は午後7時から仮殿に置かれていた御神体を本殿に移す「本遷座祭」を行う。
柏原地区と柏矢町地区の一部の900人以上の氏子から集めた寄付金で行った正遷宮事業は、神社に入る際に水で手を洗って清める場所「手水(ちょうず)舎」と「拝殿室」の改修の他、山車倉庫の塗装、大鳥居の扁(へん)額の塗装、主祭神由緒書、境内社(摂社、末社)の案内板設置、境内外の樹木の手入れ作業などを行った。

日吉神社では現在でも、4月の小宮祭、6、12月の大祓(はらい)祭、9月の例大祭など年に9つの神事を実施。神社の清掃、草刈りも定期的に行うなど、神社と氏子のつながりは強い。
氏子総代会書記の竹本和男さん(68)によると、神社の創建年が1579(天正7)年という記録が地元に残っているといい、「伝統と歴史をしっかりと引き継いでいかなければ」。同じく会計の上原正純さん(73)は「先人がいて今がある。尊敬の念を忘れないように」と神社に対する思いを語った。
会長の中村悦義さん(68)は「地域の安全と平和、氏子の幸せを願って遷宮祭を行いたい」と願う。

遷宮祭後の9、10日には例大祭を行う。宵祭りの9日午後6時半から神事を行い、稚児舞い奉納。8時から境内で歌手、百々香さんの歌謡ショー。本祭りの10日午後1時半から神事と稚児舞い奉納。3時からキャラクターグッズがもれなく当たる子どもビンゴゲーム大会を行う。
日吉神社社務所電話0263・84・0911
(浜秋彦)