秋冬光彩、幻想的で神秘な「白虹」出現(松本市・前鉢伏山)

161203sikip霧の流れに朝日が差し込み突然現れた白虹がファンタジックな“白い架け橋”を天空に描いた。自然現象の神秘な素顔が伝わってきた=ニコンD3S、ニッコールED28~80ミリ、NDハーフ、11月21日、松本市前鉢伏山

枯れた草原の山肌を流れる霧に低い位置から日が差し込んだ瞬間、白いアーチが浮かび上がった-。松本市の前鉢伏山で11月21日早朝、珍しい白虹(しろにじ、はっこう)現象が見られた。風に乗って流れる霧に出現した白虹は、わずか3分ほどの幻想光彩のドラマだった。
白虹は、霧が発生している時に見られる現象で「霧虹(きりにじ)」とも呼ばれている。「白い虹はなぜ?」。そのメカニズムが気になるので調べてみた。7色に鮮やかに輝く普通の虹は、太陽光が雨粒に反射する際、雨粒がプリズムの役目を果たして太陽光が分光(スペクトル)されて見える現象。
白虹は、太陽光が霧に反射して出現する現象。雨粒より霧の粒はより小さいため、プリズムのように分光されず、すべての波長(色)の光が同じように散乱され白く輝く。霧が発生している朝夕、太陽の高さが低い時間帯にまれに見られる。
朝の白虹は、晴天のシグナルと言われている。だが世の中では“地震の予兆現象”とも。何の根拠もなく、信じてはいないが…翌22日、午前5時59分にM7・4の福島県沖地震が発生した。いつ起きても不思議ではないと言われている塩尻市から松本市街地に及ぶ牛伏寺断層が急に心配になった。
(丸山祥司)