確かな自信と手応え 東京Vに雪辱 開幕戦好発進

140306yamp2日の開幕戦で、山雅は2年前のJ参入初戦で完敗した東京Vに対し、3-1で快勝した。選手たちからも手応えと自信を深めた言葉が聞かれ、今季の鍵として反町監督が繰り返す「スタートダッシュ」に向け、好発進を見せた。
「(チーム始動以来)1カ月半、準備してきたことが、この試合に集約されていた。安堵(あんど)感とともに、またやってやろうという気持ちになっている」。開幕戦を終えた反町監督は、むしろ闘志をみなぎらせているようだった。
山雅は前半5分、相手のハンドで得たPKを船山が落ち着いて決め先制。しかし3分後、相手セットプレーの流れから技ありのシュートを許す。
勢いに乗って攻めかかる相手をしのいだ前半ロスタイム、船山が豪快なミドルシュートを決め、再びリード。
相手の運動量が落ちた後半は、時間の経過とともに攻勢を強めた。43分、船山が三たびゴールネットを揺らし、今季リーグ初のハットトリックを達成した。
2年前の開幕戦も同じピッチに立った多々良が「(J昇格後の)3年の中で一番いいスタートが切れた」としたように、選手たちの言葉からは確かな自信がうかがえる。
J屈指ともいわれる厳しいフィジカルトレーニングに加え、監督の方針も浸透。新加入で先発した田中、サビアはスタイルになじみきっているとはいえなかったものの経験や個の能力で補い、指揮官をうなずかせた。
2季連続で開幕戦を勝利で飾ったが、昨季はその後に失速し、10節を終えて3勝。ホーム初勝利は16節(5月26日)で、波に乗りきれない期間が続いた。
「大事なのは、こういう勝ち点3を積み重ねていくこと」と多々良が言えば、船山も「ここからが勝負。次の一戦が大事」と表情を緩めない。
この手応えを結果として示せるか。次節は9日、昨季19位の熊本と敵地で対戦する。

○…田中(豊富な経験と技術でチームをけん引)「全員が『フォア・ザ・チーム』で戦うことができた。選手はもっと良くなるポテンシャルを持っている。それを引き出すのも俺の仕事だと思う。サポーターの応援は頼もしく、一緒に戦っていることをピッチの上で感じることができた」
○…喜山(今季選手会長としてピッチ内外で存在感)「山雅らしいサッカーができた。2点目をいい時間帯に取れたことが大きい。同点にされても落ち着いて戦えたのは練習の成果だ。次も全力で行く」
(長岩将弘、高山佳晃)