真の「男」へもがく 先制ゴールのGK村山

前半18分、風に乗ったFKが相手ゴールに入った村山の先制点から一転、後半は守備の乱れを突かれ失点を重ねた。
村山は好セーブで危うい場面を何度も防いだが、28分に右サイドからクロスを、34分にFKを、ロスタイムにPKを決められ3失点。「一瞬の判断の遅れや迷いが失点を招いた」と悔やしさをにじませた。
負傷した白井に代わり途中出場した34節から7試合、まだ無失点で終わった試合はない。特に7失点した37節の神戸戦を、「忘れてはいけない試合」として胸に刻む。Jの怖さ、自分の弱さやふがいなさを感じるとともに、「GKのあり方を考えさせられた」という。
「1失点した時、下を向かずチームを鼓舞することができたら何かが変わっていたのではないか。GKの士気はチーム全体に影響する。『俺が守るから攻めに行ってこい』くらいの気持ちで、どんと構えていなければだめだ」と、あらためて気付いた。以来、積極的に声出しをしている。
サポーターの歌うチャントで繰り返されるのは「男村山」のフレーズだ。「男らしいかどうかは自分では分からないが、そういってもらえるのはうれしい。『こいつになら任せられる』と信頼される選手になりたい」
突然出番が回ってきたJの舞台。想像以上に悔しい思いを何度もした。その結果を受け止め、もがきながらも勝利のため、理想の自分になろうとしている。