白馬の平林さん・北林さん MTBで世界に挑む

白馬村の自転車競技MTB(マウンテンバイク)のプロライダー平林安里さん(20、スペシャライズドレーシングジャパン所属)と白馬高校3年の北林力さん(17)は、5日にオーストラリア・ケアンズで開幕するMTB世界選手権に出場する。
2人は同じ中学、高校で学び、自転車とスキーの2つの競技に取り組んだという点で同じ道を歩んできた。年の差3歳の先輩、後輩がともに世界に挑む。

平林さんは、男子U-23(23歳以下)、北林さんは同ジュニア(17、18歳)クラスで、7月23日に富士見町で開かれた全日本選手権でともに優勝し、出場権を獲得した。
平林さんはジュニア時代も含め4回連続の世界選手権出場。冬はスキー、夏はその練習で自転車に取り組んでいた白馬高を昨年卒業する際、どちらの道に進むかを迷い、出した結論は世界で戦った経験が刺激になった「自転車」。
卒業と同時にプロ契約。その年に臨んだ世界選手権は、「学校中心から自転車中心の生活になり、何をしていいか分からず、逆に生活リズムが崩れた」と、調子が上がらないまま72位と惨敗した。
結果が求められるプロ2年目の今年。昨年後半から実践している、練習内容を含め1日の計画を立て、行動する効果が出始め、「前回より断然、調子がいい。30位以内を目指す」と意気込み、2020年の東京五輪出場を大目標にしている。

北林さんは2回連続の出場。世界初挑戦だった昨年は、指をけがしたまま出場し、途中でハンドルを握ることができなくなり、リタイアした。
この苦い経験を経て今年は、平林さんらとともに初の北米での海外遠征に参加。レースにも出場し、「久しぶりに激しい競り合いができ、刺激になった」と手応えをつかんだ。国際ポイントを獲得したため、スタート順が良くなり、本番では「10位以内が目標」と気合が入る。
卒業後の進路は未定。来年2月に開かれる全国高校総体のアルペンスキー回転か大回転のどちらかで優勝を狙っており、11月中旬からは白馬高スキー部の中国合宿が始まる。
北林さんは「卒業するまでにはどちらに進むか決めたいが、今は分からない。また世界と戦ってどう感じるかだ」と、眼前に迫った世界大会を見据えた。

競技はジュニアは7日、U-23は8日に行われる。
(浜秋彦)