白星で今季折り返し・好調の福岡に逆転勝利(J2第21節)

140710yampJ2は7月5日、各地で第21節を行った。山雅は前節まで5位のアビスパ福岡をアルウィンに迎え、先制されながら2-1で勝ち、3連勝を果たした。シーズン前半戦最後の試合にして、逆転勝ちは今季初。順位は変わらず3位ながら、4連勝中と好調だった福岡の勢いをそぎ、いい形で今季の折り返しを迎えた。
互いに攻め合いながら決め手を欠いていた前半だったが35分、自軍ゴールほぼ正面で与えたFKから先制を許す。しかし6分後、右CKの流れからサビアのヘディングを相手GKがはじくと、詰めていた犬飼が蹴り込み同点。試合を振り出しに戻して折り返した。
決勝点を挙げたのは、ひと月前に加わった新戦力だった。後半29分、相手パスミスからショートカウンターで船山がシュート。相手GKははじいたものの、逆の左サイドから走り込んだ山本が、頭で押し込んだ。
終盤は、交代で攻撃の選手を増やしていた福岡の激しい攻撃にさらされたが、村山が好守を連発。ゴールを割らせなかった。

開幕前、7位だった昨季を上回る成績を目標に掲げていた反町監督は、前半戦を終えて「6位以内に入っていたいとは思っていたが、この位置はある意味で予想以上」と明かした。
過去2季の課題だったスタートダッシュに成功し、序盤から上位を維持してきた。その要因として、「選手の意識も含め、仕上がりのいい中でシーズンに入れたし、昨年の反省をもとに、勝ち点1や得点1、失点1などの重みについて、普段の練習からこだわりが見られる」と指揮官。
「苦しい時間帯や踏ん張りどころは、俺が言わなくてもみんな意識できている」(田中)、「昨季みんな悔しい思いをしているから、勝ったことでまたシーズン後半戦につながる」(岩上)など、選手からはそれを裏付ける言葉が聞かれた。
厳しい試合で勝ち切る力が付いてきた一方、安定感のある試合運びは課題と言える。警告累積やけが人も考慮すると、山本ら若手の一層の奮起も欠かせないだろう。
天皇杯全日本選手権2回戦(12日)を経て、後半戦は20日に始まる。
(長岩将弘、松尾尚久)