松本大など3者がプレミアム甘酒を共同開発

免疫を活発にするという微細藻類「コッコミクサ」の抽出成分を配合し、健康機能を高めたプレミアム甘酒「ゆるら(緩楽)」を、松本大(松本市新村)、大久保醸造店(同市里山辺)、日健総本社(岐阜県羽島市)の3者が共同開発し、同店で販売を始めた。近年人気の甘酒の栄養価を高め「風邪予防や美容健康、疲労回復に」と期待している。
開発に取り組んだのは、同大の人間健康学部健康栄養学科の矢内和博研究室。健康食品を扱う日健総本社は、微細藻類の研究開発を行っている。甘酒は、「飲む点滴」と言われるほどビタミンやアミノ酸、ブドウ糖などが豊富。そこにコッコミクサの抽出物を加えることで、さらに栄養価を高めた。
コッコミクサは米国アラスカ州の極寒の地で発見された天然微細藻類。厳しい寒さから身を守るために多糖類、脂肪酸、アミノ酸をはじめ、ミネラル成分を多く作り出しているという。コッコミクサに含まれる多糖類には、ウイルスを吸着し、感染を防御する力があるという。
「微細藻類は知れば知るほど、発展余地がある分野。今回の商品開発は、学生の学びにも大きく生かせる」と矢内専任講師(45)。大久保醸造店の大久保文靖会長(75)は「製造過程のどのタイミングでコッコミクサ(の抽出物)を甘酒に投入するか試行錯誤した。超微粉のため、均一に混ぜるのが難しかった」と話す。
日健総本社の末野修・学術部長は「コッコミクサはあらゆるウイルスの増殖を抑制するため今後、さまざまな製品に応用が期待できる。甘酒の味を損なわないように配分量にもこだわった」。
1缶(198グラム)あたり、コッコミクサ抽出物0・1グラムを配合。税抜き330円。大久保醸造店電話0263・32・3154
(高山佳晃)