松本協立病院 6月1日新棟オープン

松本市巾上の松本協立病院は、外来部門と急性期機能を集約した新棟(南棟)を6月1日にオープンする。治療効率と急性期機能の向上を目指し昨年1月に着工。今後は既存棟の改修と取り壊し工事が行われ、来年5月に全面オープンする予定だ。
新棟は5階建て。1階には、これまで点在していた各科の外来診察室(小児科を除く)が並ぶほか、時間外診療の入り口があり、救急初療室、放射線検査室(更新した1台を含むCT2台・更新したMRI1台)へと続く。内視鏡検査室は2室から3室に増やし、3床のリカバリースペースも備えた。
2~4階は病棟で、各階のラウンジからは北アルプスが望める。フロアを色調で、方角を花のイラストで分け、位置を確認しやすくセキュリティーにも配慮している。
4階は集中的な治療を行う病室HCU(ハイケアユニット)がある急性期病棟。5階は手術室と医局で、2室から3室となった手術室には、先進医療の将来性に備えた広い部屋もある。医局の休憩スペースは、街の景色が眼下に広がる。
エレベーター、検査室、スタッフステーションなどフロアごとの配置は、患者と職員の動線を重視しており、治療効率の向上が期待される。
同病院は地域住民の出資で1974年に開設された中信勤労者医療協会の松本診療所が前身。新棟の病棟には地域包括ケア病棟も備えたほか、来年5月には院内に一般の人も利用できるカフェや売店もオープンする。
事務次長の日高大地さん(42、山形村)は「工事などで迷惑をかけてしまうが、地域に開かれた病院として質の高い医療を提供し続けるため努力していく」と話した。
(宮沢厚子)