松本のカフェや喫茶店で英会話気軽に

松本市内で、英会話教室を開くカフェや喫茶店が相次いでいる。気軽に英語と触れ合う機会を提供すると共に、急速に増えている外国人観光客に対応する狙いもある。旅行者の困りごとに対応するなど、「おもてなし」を広げるきっかけにもなりそうだ。
カフェ&バーの「Sunny Coast」(深志3)は、昨年7月のオープン時から英会話教室を開いている。講師は、オーストラリア出身のクリス・ニルセンさん(41)。
オーナーの山口貴子さん(48)が、外国人の友人から「松本の人は、話しかけても逃げてしまう。冷たい」という声を聞いたのがきっかけ。山口さんも、長年英語を習っているが、なかなか話せるようにならなかったという経験も後押しした。「居酒屋では、(注文せずに出てくる)『お通し』で、外国人とトラブルになるケースもあると聞く。コミュニケーションが取れれば、お互いがもっとハッピーになるのではないか」と考えた。
「500円!で英会話」と銘打ったコースが目玉だ。1カ月2000円の会費を払えば、1回500円(60分まで)で何度でも受講できる。予約不要で、時間が空いた時、思い立った時に行けるのが魅力。英会話のハードルを下げ、長続きするようにという思いもある。他にグループ1回2000円(6人まで)、プライベート月9800円(週1回)などもある。すべて1ドリンク付き。

昨年12月にオープンしたヘルシーペンギンカフェ(同市大手4)は、スコットランド出身のルーニー・マイケルさん(32)、千春さん(26)夫妻が切り盛りする。野菜、果物、チアシード、ココナツオイルなどを主に、動物性食材は一切使わず、オーガニックなどにもこだわる。
「英語を勉強したい」といった声を受け1月第4週から「英会話教室開催」の紙を貼りだした。「外国人観光客が増えるなど国際化しているので、英語に関心がある人も多いのではないか」と千春さん。
月、木、日曜の午後5~7時で、予約制。グループレッスン(3人まで)で、1時間3000円(1ドリンク付き)。トピックが書かれたシートから、興味ある話題を選び英語で話す。千春さんは「英語に興味がある人、健康志向の人など、いろいろな人が楽しめるカフェを目指しています」。

純喫茶ピーナッツ(白板1)の英会話教室は、一昨年8月から毎週火曜午後7~8時半に開いている。松本大学予備校などで英語講師を務めた堀内光子さん(68、本庄1)が、オーナーの金谷淑子さん(39)に持ちかけてスタートした。現在は、30~70代の女性4人がメンバー。男性3人の復帰予定組もいる。
「新型あずさに乗りました」「いいねぇ、どうだった?」など、生徒が考えた文章を堀内さんが英訳。読み合わせや説明、暗唱をした後は、1人ずつテーマに沿ったプレゼンテーションをする。
1カ月4000円で、ドリンクとケーキは1回500円。休憩をはさみ1時間半。街で外国人に会った時、空港の入国審査など場面を想定したケースも勉強した。上條恵子さん(60、島内)は「英検合格を目指し始めた。オランダ人の友人のホームステイを受け入れたので、英語で話したい」と意欲的に学んでいる。
(八代けい子)