最終節・大一番で復帰なるか 精神的支柱のDF飯尾和也

131121yamp4月28日の福岡戦で負った左膝のけがで、5カ月戦列を離れたDF飯尾和。公式戦に出場できなくても、チームの精神的支柱であり続けた。最終戦は、DF飯田が累積警告で出場停止のため、先発する可能性が高い。

41節の長崎戦から一夜明けた、東京農業大との練習試合に出場した飯尾。チームメートを鼓舞する声がグラウンドに響いた。「練習も公式戦も同じ1試合」。目の前の試合に全力に取り組む。
シーズン序盤に左膝外側半月板を損傷、長期離脱を余儀なくされた。J2年目のチームづくりに向け、まとめ役として力が必要となる時。「つらく残念だった」と、振り返る。
回復を願うサポーターの声は大きく、リハビリ中に届いた千羽鶴は約7000羽。「選手人生で何度か大けがをしたが、あんなに鶴をもらったのは初めて」。応援を支えにリハビリを乗り越え、9月29日の栃木戦からベンチ入りを果たした。
徹底しているのは、「日々の練習をやりきる」という姿勢だ。反町監督がチームに浸透させてきたことだが、その中でも率先して取り組み、若手選手にその背中を見せてきた。「模範になれなければ自分に選手として価値はない」と言い切る。
その姿を反町監督も高く評価。ベンチメンバーから外れた10月27日の福岡戦終了後の会見では「トレーニングでもウオーミングアップから声を出して取り組んでいる。非常にメンタルの強い選手」と、飯尾を評価した。
出場がかなえば、復帰戦は絶対に勝たなければいけない大一番。「不安はあるが、あのグラウンドは最高。試合前にどんな不安を抱えていても、サポーターの声が忘れさせてくれる」とアルウィンの空気が力をくれることを信じる。
日々積み上げてきた自信を支えに、ピッチに立つ瞬間に思いをはせる。
(倉科美春)