暑さ乗り切るこつを選手に聞く

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「酷暑」とされる今年の夏は、お盆を過ぎても暑い日が続いている。ナイトゲームとはいえ過密日程が相次ぎ、山雅の選手たちも体にかかる負担は軽くないはずだ。厳しい暑さや日程の中で良いプレーをするため、彼らはどんなことに気を付けているのだろう。夏場の疲労回復法や体調管理のこつなどを聞いた。
暑いと食も細りがちだが、そんな時こそしっかり栄養を取ることが大切。食事をポイントに挙げる選手は多い。
石原は「回数を分けたり、時間をかけてゆっくり」と食べ方を工夫。
那須川は「全体の量は減っても野菜や果物をきちんと取り、栄養のバランスが偏らないように気を付けている」そうだ。
「好物のうなぎを食べに行って夏を乗り切る」というのは飯尾。パウリーニョはフルーツゼリー。「食欲がなくても食べやすく、水分も取れる。何より好きだしね」
工藤は武井を誘って食事に行き、「明るい人と一緒だと楽しく食べられて食が進む」。雰囲気も大事だ。
逆に「夏場は体重が増えがち」というのは當間。沖縄出身で「ばてないように昔から夏は多めに食べるよう心掛けている。ついそういうペースに」なるそうだ。
ただ、山形在籍時代に食べ過ぎを気にしたあまり、体重が減り過ぎたことがあり、「量をセーブしつつ、意識し過ぎないようにしている」という。
休養も大きなポイント。シーズン中はまとまった休日が取れないため、日々の入浴や睡眠を大事にし、「疲れをためない」姿勢が共通する。工藤や飯尾、那須川、宮阪らは血行を良くして疲労回復を早めるという「温冷交代浴」の愛好者だ。
宮阪は寝る前に長めの半身浴でしっかり汗をかき、仕上げに冷水を浴びる。一気に体温を下げることで寝付きが良くなるそうで「プロになってから毎日続けている」。
三島は入浴施設でリラックスし、棒を使って入念にセルフマッサージ。なじみの東京の治療院で教わった方法で、マッサージ棒も同じものを使い続ける。水戸に加入した12年から続けており、「ルーティンになっている部分もある」。
「冷房はほぼ使わない」というつわものは前田。別に我慢しているのではなく、「大阪の実家にエアコンがなかったためか、暑くても割と平気」なのだとか。「松本は心地よい風が吹き、大阪や(高校時代を過ごした)山梨より過ごしやすい」と涼しい顔だ。
「特別なことはしない」という声もあり、高崎は「いつも変わらない生活のリズムを刻むことで、体調を保つ」。これも一つの工夫と言えそうだ。
(長岩将弘)