暑さに負けない秘策-夏場に強い選手たちに聞く

140821yamp中信地方の多くの学校では、夏休みもほぼ終わったが、これからが残暑本番だ。スポーツ大会や部活に励む人も多いだろう。山雅は今季も「夏場に強い」との定評にたがわず、現在9戦負けなし。厳しいトレーニングはもちろんだが、選手たちは暑さに負けないため、どんな点に気を付けているのだろうか。スポーツに取り組む子どもたちへのアドバイスも含めて聞いた。
多くの選手が挙げるのが、食事の大切さだ。「食事は試合までの日数に合わせて変えていく」(喜山)、「練習後はなるべく早くたんぱく質を取るなど、いつ食べるかも大事」(岩沼)など、一様に高い意識がうかがえた。
「体が欲しがるときもあるが、おなかが弱いので、冷たいものは取り過ぎないよう気を付けている」という飯田のように、自分の体質をつかむこともポイントのようだ。
「暑くても特に食欲は落ちない」という犬飼や多々良、山本らに対し、「食が細り、体重もすぐに減ってしまう」のは岩間。しかしそんな時も「詰め込む感じで、無理をしてでも食べる」。船山は「さっぱりしたものを選んで、食事量を落とさないようにしている」そうだ。

休養の大事さも多く聞かれた。「20代前半と今とでは、疲れの抜け方が全然違う」と実感する岩間は、午前練習のときは昼寝もして、しっかり体力を回復させる。「もっとも、疲れて寝ちゃうだけなんですが…」
飯田は暑さで体力・集中力が落ちないよう、試合前やハーフタイムに冷たいシャワーを浴びるなどの工夫をしていると明かす。「ハーフタイムに熱を冷ますと、後半の入りに体の重さがはっきりと違う」そうだ。
喜山は「夏だから特別なことをするのではなく、普段から規則正しい生活を送るのが大事。それが結果的に夏に生きてくる」と助言する。
飯田は子どものころを「サッカーが楽しくて、暑さ、つらさは感じなかった気がする」と振り返る。「暑いと感じるということは、集中できていないとか、楽しめていない可能性もあるのでは。そういった部分を考え直してみるのもいいかもしれない」
田中は夏の過ごし方について「長年やってきているので、細かい点を挙げればきりがない」という。
「ただ、それらは自分で調べたり、人に教わったりして築き上げてきたもの。良いことはどんどん取り入れ、自分なりのスタイルやリズムをきちんとつくることが大事ではないか」と、ベテランらしい貫禄をにじませた。
(長岩将弘、松尾尚久)