序盤戦の手応え、決意は? 新加入選手に聞く

160407yamp今季は開幕から新戦力の多くが出場機会をつかみ、ピッチ上で奮闘している。6節まで終えて1勝3分け2敗、16位と厳しい戦いが続いているが、新加入選手たちはここまでの戦いをどう捉えているのか。序盤戦の手応えや今後への決意、松本の印象などを聞いた。
開幕時点の新戦力9人のうち、6節まで全試合に先発出場を続けているのはGKシュミット、MF宮阪=写真、DF當間だ。
MF武井は6節は出番がなかったが、5試合に先発。FW山本は開幕戦で途中出場すると、2節以降は先発に定着した。FW前田は主に試合終盤に投入され、4試合でピッチに立った。
選手たちは、パスをつないで攻める新たなスタイルへの挑戦には一定の手応えを得つつ、結果が伴わないことにもがいている。
ゴールを守り続けるシュミットは「特に5節の山口戦は自分のミスもあり3失点。いいスタートは切れていない」。
FW陣も焦りや悔しさをあらわにする。徐々に出場時間が延びている前田は、「ゴールもアシストも挙げていない。手応えはまだ全然ない」。
2節の横浜FC戦で、開始1分足らずで鮮やかな先制弾を決めた山本も「決定機はたくさんある。決めるべき場面で決められず、悔しい思いばかり」と振り返る。
宮阪は山口戦について「(いったんは逆転した)速さや力強さは、加入前から感じていた山雅らしさだと思う。そういう変わらない点もどんどん出していかなくては」と言う。
「勝ち切る試合を増やすため、ぶれずに続けてバージョンアップしていくことが大切」と當間。武井は「難しいトライだが、今は我慢の時。歩幅は小さいかもしれないが、着実に歩みを進めていく」と、前を見た。

選手らが住み始めた松本について聞くと、時期的なこともあり「寒い」という印象が強かったようだ。
「(昨季まで4季過ごした)山形より寒いです」と苦笑する宮阪は、2年前に亡くなった母方の祖父が諏訪市出身。「今年が御柱祭という点でも、縁を感じる」と話す。
諏訪から駆けつけた人に声を掛けられることも多いといい、「うれしいし心強い。しっかり結果を残すことが、祖父の弔いにもなるはず」と、表情を引き締める。
山本は、仙台から期限付き移籍した14年以来の松本。「温かく『お帰りなさい』と受け入れてもらえている。期待に応えなくては」と、闘志をたぎらせる。
武井は「自然が豊かだし、街並みがごちゃごちゃしていなくて暮らしやすそう」。當間は「やっと過ごしやすい季節になってきた。これから楽しみですね」と話す。

3月30日にはJ1鹿島から高崎が期限付き移籍で加入。3日の第6節・長崎戦では1トップに入り、得点に絡んでさっそく存在感を示した。
まだ出場機会のないDF安川、FW韓承炯(ハン・スンヒョン)、MF志知も含め、新戦力のさらなる奮闘に期待だ。
(長岩将弘)